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出逢い。
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ある日の…学校。図書室か。
「僕」は息を潜めつつ、一応は自分の目当ての本を探し続けていると言う体で、チラチラと視線を巡らす。まぁ客観的に見てどう見ても不審者なんだけど…
…いた。
すらりとした肢体
可憐な花のような美しさ。
あの憧れの彼女…
ただ本を立ち読みしている姿。
それを見られるだけで…。
僕の視線の先で、いくつか本を重ねて…カウンターに持っていこうと踵を返した、その時、彼女の両手から数冊の本が溢れ落ちる。
あっと声を上げる彼女、一瞬何かにつまづいたのであろうか。
僕にしては本当に珍しい事に、考える前に体が動いていた。
落ちた本のうち2冊を拾い、手渡す。
「だだっ…大丈夫?」
一瞬。複雑な表情を浮かべる彼女。
だがすぐ、笑顔を向けてくれる。
輝くような。
そして…
「ありがとう、黒田君」
「あっあっ、うん…」
この倖せ…受け止めきれない!
じゃあね、といった後の後ろ姿を見送りつつ、僕はなんとも言えぬ感情に…。
かの憧れの女性は、僕を毎日いびり倒している、サッカー部のホープ平瀬雅彦の彼女…
つまりは永遠に…。
目醒めた。
またこの夢か。
ようやっと梅沢平瀬らに折檻される夢が途絶えた、と思いきや…
あの女…たれかに…?
ふあ…
正直昨日の疲れを(まあ当然過ぎるが)感じつつ。昼休みが始まるくらいの時間に「登城」してきたワシ。
おっきたか。
と校門手前で待ち合わせていた、ハルが合流する。
取り留めのない雑談を交わし…数分後…
「お館様!」高橋亮太が走りよってくる。
手には握り飯。なにもそんなに慌てることは無いであろうに。
三人、歓談しながら、校舎へと向かう。
さて、とりあえず飯を食ったら疾風の元に行くか。
と…。
「あっ信様ー!」
「ハルくんもいるー!」
「亮太さまあああああ!」
数十人の女子生徒が殺到し、瞬く間に囲まれてしまう。
「信様カッコよかったー」
「ねー写真撮ってー」
「お弁当持ってきたんですぅ」
「LINE交換してー」
いやはや、正直、参ったでや。
「はっは、ノブ、大体みんなお前さん目当てらしいぜ?」
そう言うハルも両脇におなご2人を侍らせ御機嫌斜めならず。
亮太は、といえば、馬場で待ってますと言ったきり踵を返して去っていく。
「あー亮太くん…」
「行っちゃった…彼女かな?」
「それが、別れちゃったみたいだよ?」
「えぇ…。」
それはワシも初めて聞いた…
とにかく此処では収拾がつかぬし、なにより腹が空いた。取り敢えずは哲学の森に女子共と足を向ける。
ベンチに腰掛け、先刻の弁当を、献上してくれた女子生徒に礼をいい食す。
LINE云々の件はさすがに無視できず、ワシがグループを作ってそれに皆を入れることとした。
「信様クレープ食べる?ついでに私(ry
「彼女とか…いないのぉ?」
「えっそんなん関係ないっしょ…とは言わんが、(決まった相手は…)おらぬ」
「えーもったいない。」
薙刀部での一件、伝わっておらんのであろうか。
「ああ^~、信様に雅治様に亮太様。誰が攻めで誰が受けで…あああああどう転んでも尊すぎる~」
「景子何悶絶してんの…」
「ほっとけいつものことじゃん…」
!?
斜め向かい、30メートル先のベンチに…
1人の少女が腰掛け、スマホを覗きこんでいる。
あれは…ッ
今日のところは済まぬ。馳走になった。
そう言い残し、女子生徒の群れを後にし、ワシは向かいのベンチに歩み寄る。
「信様あのコが目当て?」
「でも、あの子、サッカー部の平瀬くんの彼女…」
「えっじゃあ彼氏入院中に略奪ぅー?」
「えぐーいwww」
数メートル近くまで歩み寄ると…。
ふっと顔を上げた少女。
美しい、七瀬、綺羅、市とはまた異質の…。
「吉乃…」
はぁ?という表情を浮かべ、当然のごとく当惑する少女。
「あ、いや、すまなんだ。そなた…いやあなたがあまりにも美しく…前世(まえ)での妻を思い出した故…」
「…キモい。」
…令和の世に来て以来、何度となく浴びせられた言葉。
その意味が分かってからも、だ。
「黒田泰年」であった頃はともかく、ワシにはそれら一切堪えることは無かったが、彼女に浴びされた同じ一言は、かつてないほどに心の臓に氷の刃となって突き刺さる…。
「あたしにどうこうとか、そういうのいらないから。彼氏いるし。大体、例えば西井七瀬さんは?あなたが本物の『信長』だってのは色々見てホントっぽいけど、ここはあんたが生きてきた、良さげな女の子好き放題って世の中じゃないから。すこしは感覚合わせたら?
そりゃあなたは気分いいだろうね。
自分をいじめていた(平瀬)雅彦や、梅沢君達を虫を踏み潰すようにして、その後は何をしようがネットでもリアルでもチヤホヤモテモテ…
でも踏みにじられた方の気持ち、考えたことある?
そう言うのが、トータルでウザいしキモいって言ってんの。」
「うーむ。」
まさかおなごを前に、こうも戸惑ってしまうとは。
しかし思い返せば吉乃の時も…。
ワシが襟を正し、言葉を返そうとした時。
「雅彦、もうサッカー出来ない脚になったって。」
「…。」
「あいつの子供の頃からの夢だったからね。
自暴自棄になるのもしょうがないよね。
昨日、病室でお茶ぶっかけられたけど、今は、私がそういうの受け止めないと。」
「左様で、あるか…。
だが、ワシは、私は、一切詫びぬ。」
「…。」
「この五体、肉体の細胞に残りし記憶。
黒田泰年が平瀬、梅沢らに受けた仕打ち。
彼奴らが黒田に行いし所業。
およそ人のものとは思えぬ!」
一瞬、少女は怯えた様な表情。なぜかこちらも微かに申し訳なく感じてしまう。
だが、続ける。
「そして私が憑依して後も、此方をひたぶるに挑発し辱め、あまつさえ徒党を組んで刃を突きつける。これを卑屈に笑って受け流すなど、武将以前に一介のもののふとしての恥辱。
せめてこの五体を刃として打ち据える程度の事をせねば収まる筈も無し。
貴女の言われることは判るが、これは天正であろうが令和であろうが関わりなき、わが一分!!」
数秒間の沈黙の後、
少女は口を開いた。
「そうか…そうだよね。私にも見てはいないけど気づいてはいたから、何もしなかった責任あるしね。
でもだから、君と距離を近くするかどうかと言うのとは別の話。私も謝らないし、君がウザキモいのに変わりない。」
黙ってワシは頷き、再び沈黙。
少女も無言でスマホをいじる。
微かにワシは視線を動かす。
「….が、やがて、川向こうの森から、まるで、『妖精の国のつのぶえ』が全部、いっせいに夕焼け空めがけて、なりわたるかのように、美しい、銀の鈴のようなこだまが無数にかえってきた。… 『アンの青春』であるか。」
少女はえっと声をあげ、声を上げた。
「知ってる…の?」
こっちの画面、見えても一瞬だった筈なのに…。
「…まぁ、令和に来てこちらの世の書を150程は読んだか…ネットも面白いが、私には書が心地よい。」
「…そう…」
「…お願いがある。
せめてLINEのみ、教えてはくれぬか。
できうる限り、令和の流儀にて、貴女とささやかにでも繋がりたき故…」
数瞬の沈黙の後、少女はバーコードの映ったスマホを差し出す。
「いっとくけど…あんまキモいの送ってきたら速攻ブロックするからね。」
「うむ、忝い。」
「あとそう言う言葉遣いだけど…私と話したりするときは、なるべく黒田泰年君として振る舞って。私は吉乃さん?の代わりじゃないから。」
「ようわかっ…わかったよ。」
LINEのアカウント欄には
「黒石麻衣」と記されていた。
「僕」は息を潜めつつ、一応は自分の目当ての本を探し続けていると言う体で、チラチラと視線を巡らす。まぁ客観的に見てどう見ても不審者なんだけど…
…いた。
すらりとした肢体
可憐な花のような美しさ。
あの憧れの彼女…
ただ本を立ち読みしている姿。
それを見られるだけで…。
僕の視線の先で、いくつか本を重ねて…カウンターに持っていこうと踵を返した、その時、彼女の両手から数冊の本が溢れ落ちる。
あっと声を上げる彼女、一瞬何かにつまづいたのであろうか。
僕にしては本当に珍しい事に、考える前に体が動いていた。
落ちた本のうち2冊を拾い、手渡す。
「だだっ…大丈夫?」
一瞬。複雑な表情を浮かべる彼女。
だがすぐ、笑顔を向けてくれる。
輝くような。
そして…
「ありがとう、黒田君」
「あっあっ、うん…」
この倖せ…受け止めきれない!
じゃあね、といった後の後ろ姿を見送りつつ、僕はなんとも言えぬ感情に…。
かの憧れの女性は、僕を毎日いびり倒している、サッカー部のホープ平瀬雅彦の彼女…
つまりは永遠に…。
目醒めた。
またこの夢か。
ようやっと梅沢平瀬らに折檻される夢が途絶えた、と思いきや…
あの女…たれかに…?
ふあ…
正直昨日の疲れを(まあ当然過ぎるが)感じつつ。昼休みが始まるくらいの時間に「登城」してきたワシ。
おっきたか。
と校門手前で待ち合わせていた、ハルが合流する。
取り留めのない雑談を交わし…数分後…
「お館様!」高橋亮太が走りよってくる。
手には握り飯。なにもそんなに慌てることは無いであろうに。
三人、歓談しながら、校舎へと向かう。
さて、とりあえず飯を食ったら疾風の元に行くか。
と…。
「あっ信様ー!」
「ハルくんもいるー!」
「亮太さまあああああ!」
数十人の女子生徒が殺到し、瞬く間に囲まれてしまう。
「信様カッコよかったー」
「ねー写真撮ってー」
「お弁当持ってきたんですぅ」
「LINE交換してー」
いやはや、正直、参ったでや。
「はっは、ノブ、大体みんなお前さん目当てらしいぜ?」
そう言うハルも両脇におなご2人を侍らせ御機嫌斜めならず。
亮太は、といえば、馬場で待ってますと言ったきり踵を返して去っていく。
「あー亮太くん…」
「行っちゃった…彼女かな?」
「それが、別れちゃったみたいだよ?」
「えぇ…。」
それはワシも初めて聞いた…
とにかく此処では収拾がつかぬし、なにより腹が空いた。取り敢えずは哲学の森に女子共と足を向ける。
ベンチに腰掛け、先刻の弁当を、献上してくれた女子生徒に礼をいい食す。
LINE云々の件はさすがに無視できず、ワシがグループを作ってそれに皆を入れることとした。
「信様クレープ食べる?ついでに私(ry
「彼女とか…いないのぉ?」
「えっそんなん関係ないっしょ…とは言わんが、(決まった相手は…)おらぬ」
「えーもったいない。」
薙刀部での一件、伝わっておらんのであろうか。
「ああ^~、信様に雅治様に亮太様。誰が攻めで誰が受けで…あああああどう転んでも尊すぎる~」
「景子何悶絶してんの…」
「ほっとけいつものことじゃん…」
!?
斜め向かい、30メートル先のベンチに…
1人の少女が腰掛け、スマホを覗きこんでいる。
あれは…ッ
今日のところは済まぬ。馳走になった。
そう言い残し、女子生徒の群れを後にし、ワシは向かいのベンチに歩み寄る。
「信様あのコが目当て?」
「でも、あの子、サッカー部の平瀬くんの彼女…」
「えっじゃあ彼氏入院中に略奪ぅー?」
「えぐーいwww」
数メートル近くまで歩み寄ると…。
ふっと顔を上げた少女。
美しい、七瀬、綺羅、市とはまた異質の…。
「吉乃…」
はぁ?という表情を浮かべ、当然のごとく当惑する少女。
「あ、いや、すまなんだ。そなた…いやあなたがあまりにも美しく…前世(まえ)での妻を思い出した故…」
「…キモい。」
…令和の世に来て以来、何度となく浴びせられた言葉。
その意味が分かってからも、だ。
「黒田泰年」であった頃はともかく、ワシにはそれら一切堪えることは無かったが、彼女に浴びされた同じ一言は、かつてないほどに心の臓に氷の刃となって突き刺さる…。
「あたしにどうこうとか、そういうのいらないから。彼氏いるし。大体、例えば西井七瀬さんは?あなたが本物の『信長』だってのは色々見てホントっぽいけど、ここはあんたが生きてきた、良さげな女の子好き放題って世の中じゃないから。すこしは感覚合わせたら?
そりゃあなたは気分いいだろうね。
自分をいじめていた(平瀬)雅彦や、梅沢君達を虫を踏み潰すようにして、その後は何をしようがネットでもリアルでもチヤホヤモテモテ…
でも踏みにじられた方の気持ち、考えたことある?
そう言うのが、トータルでウザいしキモいって言ってんの。」
「うーむ。」
まさかおなごを前に、こうも戸惑ってしまうとは。
しかし思い返せば吉乃の時も…。
ワシが襟を正し、言葉を返そうとした時。
「雅彦、もうサッカー出来ない脚になったって。」
「…。」
「あいつの子供の頃からの夢だったからね。
自暴自棄になるのもしょうがないよね。
昨日、病室でお茶ぶっかけられたけど、今は、私がそういうの受け止めないと。」
「左様で、あるか…。
だが、ワシは、私は、一切詫びぬ。」
「…。」
「この五体、肉体の細胞に残りし記憶。
黒田泰年が平瀬、梅沢らに受けた仕打ち。
彼奴らが黒田に行いし所業。
およそ人のものとは思えぬ!」
一瞬、少女は怯えた様な表情。なぜかこちらも微かに申し訳なく感じてしまう。
だが、続ける。
「そして私が憑依して後も、此方をひたぶるに挑発し辱め、あまつさえ徒党を組んで刃を突きつける。これを卑屈に笑って受け流すなど、武将以前に一介のもののふとしての恥辱。
せめてこの五体を刃として打ち据える程度の事をせねば収まる筈も無し。
貴女の言われることは判るが、これは天正であろうが令和であろうが関わりなき、わが一分!!」
数秒間の沈黙の後、
少女は口を開いた。
「そうか…そうだよね。私にも見てはいないけど気づいてはいたから、何もしなかった責任あるしね。
でもだから、君と距離を近くするかどうかと言うのとは別の話。私も謝らないし、君がウザキモいのに変わりない。」
黙ってワシは頷き、再び沈黙。
少女も無言でスマホをいじる。
微かにワシは視線を動かす。
「….が、やがて、川向こうの森から、まるで、『妖精の国のつのぶえ』が全部、いっせいに夕焼け空めがけて、なりわたるかのように、美しい、銀の鈴のようなこだまが無数にかえってきた。… 『アンの青春』であるか。」
少女はえっと声をあげ、声を上げた。
「知ってる…の?」
こっちの画面、見えても一瞬だった筈なのに…。
「…まぁ、令和に来てこちらの世の書を150程は読んだか…ネットも面白いが、私には書が心地よい。」
「…そう…」
「…お願いがある。
せめてLINEのみ、教えてはくれぬか。
できうる限り、令和の流儀にて、貴女とささやかにでも繋がりたき故…」
数瞬の沈黙の後、少女はバーコードの映ったスマホを差し出す。
「いっとくけど…あんまキモいの送ってきたら速攻ブロックするからね。」
「うむ、忝い。」
「あとそう言う言葉遣いだけど…私と話したりするときは、なるべく黒田泰年君として振る舞って。私は吉乃さん?の代わりじゃないから。」
「ようわかっ…わかったよ。」
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