56 / 75
File.04 雪女伝説
夜が攫う
しおりを挟む
洞窟の外は、静謐だった。
荒れていた風は嘘のように穏やかで、雪もすっかり止んでいる。
空は澄み渡り、凛と張りつめた夜の帳から、星々が零れ落ちるように瞬く。
辺りでは白く凍りついた木々が静かに立ち尽くしている。枝先までも氷にうっすらと包まれ、そこに星の光が淡く反射して煌めいていた。
世界を、ひとときの夢に変えてしまったかのよう。
たったそれだけで、心が奪われる気がした。
繊細で壊れやすく、それでいて圧倒的な美しさを湛えていた。
状況が状況でなければ、いつまでも囚われていたいような——
しかし。
《朝美さん、こっちはこっちで解決したから、車のとこまで戻っておいで》
洞窟を出て、即座に連絡が入った。菫連木室長の声が、にこやかな調子で通話口から漏れてくる。だが、声色とは裏腹に圧がすさまじい。問答無用、というやつだ。
通話を終えた私に、話を聞いていた雪女が問いかけた。
「亡骸を運べば、わらわは見逃してもらえる……と?」
その声音には、警戒と一抹の希望が混じる。
私は首肯した。
「そのようです。ご遺体を、元の場所まで運ぶのを手伝ってもらえたら……」
風がひと吹き、頬を撫でていく。
途端に私は、何かがおかしいと気づいた。
……高い。
周囲を見渡すと、遠くに見える山々が、自分たちのいる場所よりもずっと下にある。
空の上に立っているような錯覚。
「ここは、どこ……?」
唖然と口にした私に、與が飄々とした声で答えた。
「ゲレンデのはるか上~」
「えぇっ?」
信じられなくて聞き返すと、與は悪びれもせずに肩を竦める。
「知らなかったのかよ……お前、ここまでどうやって来たわけ?」
「私は、指の糸を頼りに赤い深淵を通って……」
「はあっ?」
答えた瞬間、與の眉間が盛大に引き絞られた。
「お前、なに危険なことしてんだよ。死ぬ気か」
與の叱責に、私は胸中で椿へと小さくツッコミを入れた。(そんなに危ないことをさせたんですか)
振り返ってみれば、確かに無謀だったかもしれない。
でも。
與を見上げ、想いに衝き動かされるまま、言葉を返していた。
「あのときは……與くんに会うためなら、なんでもしたと思います」
控えめながら、しっかりと、確かに伝える。
與は一瞬だけ押し黙り、そして——
「……あぁそう」
ぽつりと、ため息をつくように応えた。
拍子抜けした私は唇を水平に結び、微妙な顔を作って沈黙を返す。
もっと怒られるか、馬鹿にされるか、あるいは何かちょっと感動的な言葉でも貰えるかも、なんて期待した私に手を振って別れを告げたい。
あぁそう、で終わってしまうのか。命を懸けたというのに。
不満をこっそり詰めて小さく睨んでいると、與が私に視線を落とした。ちらりと、申し訳程度に。
「……つまり? 夢の中のあれ全部、俺の願望じゃなくて——」
言いかけた言葉は、ふわりと吹き抜けた風によって、夜闇に溶ける。
そのまま與は星空を見上げた。
「え……っと?」
與は、星がえがく運命を探すみたいに目を遠くやってから、言葉の先を待つ私を見下ろすことなく、雪女に向き直った。
「下まで運べるか?」
唐突に。今までの空気を捨て去って声を掛けた。
えぇぇぇぇ、と。真横で私はささやかな衝撃を受け、平らだった唇を山なりに怒らせてみたが、まったくもって與の目に入っていない。
私を蚊帳の外にした與の瞳を受け、雪女は恐るおそる答える。
「皆までは……わらわの力、及ばん。二人ずつなら……あるいは」
與はすぐに返す。
「俺らはいいわ。遺体だけ運んどけ」
その一言に、私は驚いて尋ねた。
「え? 私たちはどうやって下山するんです?」
與の横目が流れてくる。見下ろすその顔に、にやりと凶悪な微笑が浮かんだ。
なにか——身に覚えのあるいやな予感に、背筋がぞくり。
與は雪女に近づき、私には聞こえない声で何かを告げる。雪女は身を縮めながらも、こくこくと激しく頷いた。
戻ってきた與が、私の前で立ち止まる。
私は首をかしげたまま。
「あの、私たちはどうやって……?」
「人攫いごっこで」
「へ?」
與の長い腕が私の脇に滑り込む。反射も抗議も、すべての反応が追いつく前に、世界がぐらりと傾き、
「えっ……わわっ?」
瞬きの隙間に、私は浮かび上がっていた。
ぽすん、と粗雑に背負われた感覚。ばさりと髪が逆巻き、目線が高くなる。
「対象確保~っ」
與の弾けるような笑い声が、雪山に果てしなくこだました。
視界の端で、雪女がふうっと息を吹いた。
銀色の吐息が與の足許を流れ、形を成していく。
……透明なスキー板。そうとしか思えない、完璧なそれだった。
一瞬で、私はすべてを悟った。
「ひっ……」
喉奥で悲鳴が引き攣る。ポニーテールが風に煽られて浮き上がる、直前。
「バランス悪ぃわ。やっぱこっち」
腰に回された手がするりと動き、私の身体を掬い取った。
落ちる、と思った刹那、與の両腕が迷いなく私を抱きとめる。
冷たい風のなか、與の首筋に触れた耳が、じんわりと温もりを感じる。
ハッとする。これは、まさか。
(お姫さま抱っこ……!?)
間近で私を覗く金と黒の眼が、細く笑った。
「じっとしてろよ。暴れると、ほんとに攫っちまうぞ?」
恥ずかしさに顔が灼ける間もない。
與は私の返事を待たず、一気に滑り出した。
「ひゃっ——!」
吹きつける風。
雪の斜面を裂く体が、息をする暇なく加速する。
一瞬の光景が、あっというまに遠ざかる。目の端を掠める木々の影が、鋭く、速い。あと少しでぶつかりそうな距離を次々に通過していく。
冷気が顔を打ち、私のポニーテールは跳ねるように宙を踊った。
頬が、手が、耳が、感覚を失いそうなほど冷たい。
それでも、與の腕は微動だにせず、包み込むように私を支えている。
(怖い、けど……)
ちら、と與の顔を見る。
口許に浮かぶ笑みは、悪戯っ子のように愉しげで——幼い面影を彷彿とさせた。
心の底で、何かが緩むのを感じる。
恐怖と安堵と、ほんの少しの高鳴りが、舞う粉雪に混じって胸を満たしていく。
滑り降りる音が、夜のしじまを振り払って突き抜けた。
風を超えるスピードのなか、與の唇が動いたが、声は私の耳に届くことなく彼方へと流れる。私に聞き返す余裕はなかった。ただ、薄く笑った気がしたから、きっと怖がる私を馬鹿にしたのだ。
——ほんとに、攫っちまうか。
夜の雪原を、ただ一直線に。
ふたりきりの流星みたいに駆け抜けていた。
荒れていた風は嘘のように穏やかで、雪もすっかり止んでいる。
空は澄み渡り、凛と張りつめた夜の帳から、星々が零れ落ちるように瞬く。
辺りでは白く凍りついた木々が静かに立ち尽くしている。枝先までも氷にうっすらと包まれ、そこに星の光が淡く反射して煌めいていた。
世界を、ひとときの夢に変えてしまったかのよう。
たったそれだけで、心が奪われる気がした。
繊細で壊れやすく、それでいて圧倒的な美しさを湛えていた。
状況が状況でなければ、いつまでも囚われていたいような——
しかし。
《朝美さん、こっちはこっちで解決したから、車のとこまで戻っておいで》
洞窟を出て、即座に連絡が入った。菫連木室長の声が、にこやかな調子で通話口から漏れてくる。だが、声色とは裏腹に圧がすさまじい。問答無用、というやつだ。
通話を終えた私に、話を聞いていた雪女が問いかけた。
「亡骸を運べば、わらわは見逃してもらえる……と?」
その声音には、警戒と一抹の希望が混じる。
私は首肯した。
「そのようです。ご遺体を、元の場所まで運ぶのを手伝ってもらえたら……」
風がひと吹き、頬を撫でていく。
途端に私は、何かがおかしいと気づいた。
……高い。
周囲を見渡すと、遠くに見える山々が、自分たちのいる場所よりもずっと下にある。
空の上に立っているような錯覚。
「ここは、どこ……?」
唖然と口にした私に、與が飄々とした声で答えた。
「ゲレンデのはるか上~」
「えぇっ?」
信じられなくて聞き返すと、與は悪びれもせずに肩を竦める。
「知らなかったのかよ……お前、ここまでどうやって来たわけ?」
「私は、指の糸を頼りに赤い深淵を通って……」
「はあっ?」
答えた瞬間、與の眉間が盛大に引き絞られた。
「お前、なに危険なことしてんだよ。死ぬ気か」
與の叱責に、私は胸中で椿へと小さくツッコミを入れた。(そんなに危ないことをさせたんですか)
振り返ってみれば、確かに無謀だったかもしれない。
でも。
與を見上げ、想いに衝き動かされるまま、言葉を返していた。
「あのときは……與くんに会うためなら、なんでもしたと思います」
控えめながら、しっかりと、確かに伝える。
與は一瞬だけ押し黙り、そして——
「……あぁそう」
ぽつりと、ため息をつくように応えた。
拍子抜けした私は唇を水平に結び、微妙な顔を作って沈黙を返す。
もっと怒られるか、馬鹿にされるか、あるいは何かちょっと感動的な言葉でも貰えるかも、なんて期待した私に手を振って別れを告げたい。
あぁそう、で終わってしまうのか。命を懸けたというのに。
不満をこっそり詰めて小さく睨んでいると、與が私に視線を落とした。ちらりと、申し訳程度に。
「……つまり? 夢の中のあれ全部、俺の願望じゃなくて——」
言いかけた言葉は、ふわりと吹き抜けた風によって、夜闇に溶ける。
そのまま與は星空を見上げた。
「え……っと?」
與は、星がえがく運命を探すみたいに目を遠くやってから、言葉の先を待つ私を見下ろすことなく、雪女に向き直った。
「下まで運べるか?」
唐突に。今までの空気を捨て去って声を掛けた。
えぇぇぇぇ、と。真横で私はささやかな衝撃を受け、平らだった唇を山なりに怒らせてみたが、まったくもって與の目に入っていない。
私を蚊帳の外にした與の瞳を受け、雪女は恐るおそる答える。
「皆までは……わらわの力、及ばん。二人ずつなら……あるいは」
與はすぐに返す。
「俺らはいいわ。遺体だけ運んどけ」
その一言に、私は驚いて尋ねた。
「え? 私たちはどうやって下山するんです?」
與の横目が流れてくる。見下ろすその顔に、にやりと凶悪な微笑が浮かんだ。
なにか——身に覚えのあるいやな予感に、背筋がぞくり。
與は雪女に近づき、私には聞こえない声で何かを告げる。雪女は身を縮めながらも、こくこくと激しく頷いた。
戻ってきた與が、私の前で立ち止まる。
私は首をかしげたまま。
「あの、私たちはどうやって……?」
「人攫いごっこで」
「へ?」
與の長い腕が私の脇に滑り込む。反射も抗議も、すべての反応が追いつく前に、世界がぐらりと傾き、
「えっ……わわっ?」
瞬きの隙間に、私は浮かび上がっていた。
ぽすん、と粗雑に背負われた感覚。ばさりと髪が逆巻き、目線が高くなる。
「対象確保~っ」
與の弾けるような笑い声が、雪山に果てしなくこだました。
視界の端で、雪女がふうっと息を吹いた。
銀色の吐息が與の足許を流れ、形を成していく。
……透明なスキー板。そうとしか思えない、完璧なそれだった。
一瞬で、私はすべてを悟った。
「ひっ……」
喉奥で悲鳴が引き攣る。ポニーテールが風に煽られて浮き上がる、直前。
「バランス悪ぃわ。やっぱこっち」
腰に回された手がするりと動き、私の身体を掬い取った。
落ちる、と思った刹那、與の両腕が迷いなく私を抱きとめる。
冷たい風のなか、與の首筋に触れた耳が、じんわりと温もりを感じる。
ハッとする。これは、まさか。
(お姫さま抱っこ……!?)
間近で私を覗く金と黒の眼が、細く笑った。
「じっとしてろよ。暴れると、ほんとに攫っちまうぞ?」
恥ずかしさに顔が灼ける間もない。
與は私の返事を待たず、一気に滑り出した。
「ひゃっ——!」
吹きつける風。
雪の斜面を裂く体が、息をする暇なく加速する。
一瞬の光景が、あっというまに遠ざかる。目の端を掠める木々の影が、鋭く、速い。あと少しでぶつかりそうな距離を次々に通過していく。
冷気が顔を打ち、私のポニーテールは跳ねるように宙を踊った。
頬が、手が、耳が、感覚を失いそうなほど冷たい。
それでも、與の腕は微動だにせず、包み込むように私を支えている。
(怖い、けど……)
ちら、と與の顔を見る。
口許に浮かぶ笑みは、悪戯っ子のように愉しげで——幼い面影を彷彿とさせた。
心の底で、何かが緩むのを感じる。
恐怖と安堵と、ほんの少しの高鳴りが、舞う粉雪に混じって胸を満たしていく。
滑り降りる音が、夜のしじまを振り払って突き抜けた。
風を超えるスピードのなか、與の唇が動いたが、声は私の耳に届くことなく彼方へと流れる。私に聞き返す余裕はなかった。ただ、薄く笑った気がしたから、きっと怖がる私を馬鹿にしたのだ。
——ほんとに、攫っちまうか。
夜の雪原を、ただ一直線に。
ふたりきりの流星みたいに駆け抜けていた。
90
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
結婚初夜、「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と夫に言われました
ましゅぺちーの
恋愛
侯爵令嬢のアリサは婚約者だった王太子テオドールと結婚した。
ちょうどその半年前、アリサの腹違いの妹のシアは不慮の事故で帰らぬ人となっていた。
王太子が婚約者の妹のシアを愛していたのは周知の事実だった。
そんな彼は、結婚初夜、アリサに冷たく言い放った。
「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
紅蓮の鬼神と華印の乙女〜神隠しにあった穢れモノの私が、最愛に出逢うまで〜
五城楼スケ(デコスケ)
キャラ文芸
──人とあやかしたちが混在する、大正時代に似たもう一つの世界。
名家、天花寺(てんげいじ)家の娘である琴葉は14歳の頃、十日もの間行方不明になったことがあった。
発見された琴葉にその間の記憶は一切なく、そればかりか彼女の髪の毛は雪のように真っ白に変わってしまっていた。
そんな琴葉を家族や使用人たちは、人目に付かないよう屋敷の奥深くに隠し、”穢れモノ”と呼び虐げるようになった。
神隠しに遭った琴葉を穢らしいと嫌う父からは使用人より下に扱われ、義母や双子の義姉弟たちからいじめられていた琴葉が、十六歳の誕生日を迎える直前、ある転機が訪れる。
琴葉が十六歳になった時、天花寺家の遺産を琴葉が相続するように、と亡くなった母が遺言で残してくれていたのだ。
しかし、琴葉を狙う義兄と憎む義姉の策で、琴葉は絶体絶命の危機に陥ってしまう。
そんな彼女を救ったのは、どこか懐かしい気配を持つ、妖しくも美しい青年だった。
初めて会うはずの美青年は、何故か琴葉のことを知っているようで……?!
神聖な実がなる木を守護する家門に生まれながら、虐げられてきた少女、琴葉。
彼女が十六歳の誕生日を迎えた時、あやかしが、陰陽省が動き出す──。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる