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第2章 冒険の旅へ
旅立ち前夜
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「それで、あなたは誰? 言語を操る高度な魔物……ではないなら、使い魔?」
数時間に渡り「ラヴ」と名乗る小動物らしきものをモフモフし終えたリオナは改めてラヴに問う。
「そういう質問は普通、頬擦りしたりモフモフしたりする前にするものだと思うんだけどな」
「ごめんなさい、ムシャクシャしていて」
「……ストレスでも溜まってるの?」
ラヴは自分の毛並みを整えながらそう返す。
ストレスが溜まっていないというと嘘になるというのが本当だが。
図書館に篭っていなければレイクロスにひたすら魔女とはどんなものなのかという講義を受けさせられ、レイクロスが忙しそうにしていればハルがアルフとの進展はどうなのかと聞いてくる。
最も、今はレイクロスはアルフの修行相手としてひたすら実戦形式の稽古をつけているがマシになったが。
「まぁ、色々あって……」
「色々ね、そこにさっきのプロパガンダの書籍を読みされてイライラしてたんだ」
「うん」
リオナは魔女について考えることが増えてきた。
なにせ、魔女インファニアスの器として転生してしまったのだ。
ただの器でいれば、まだ「ただの娘」であったかもしれない。
しかし、魔女の力を行使してアルフ・アークブラッドというなんの罪もない青年の人生を歪めてしまった。
レイクロスやハルから何度か魔女インファニアスの話を聞いて、少しは人間臭い部分もあるんだと理解できた。
もっとも、インファニアスについて聞いた後はレイクロスに説教を受けることになるのだが——
「僕は君が察している通りの魔女インファニアスの使い魔さ、つまりはインファニアスの無意識から生まれた別人格。インファニアス本人と言っても過言じゃないよ」
「つまり、魔女のことならなんでも知っているんだね」
「いいや、そうとは言えないな」
「どうして?」
「魔女は転生を繰り返す。これは魔女の魂が宿主を選んで同化を行うからなんだけど、宿主が魔女の記憶の扉を開くまでは宿主はただの娘なんだ。魔女の記憶の扉を開いた後も器としての記憶や元来生まれ持った性質はそのまま……そしてその器の命が奪われるまで器とは同一人物である。つまり……」
ラヴは途中で言葉を止め、期待するような目でリオナを見つめる。
「えっと、つまり色んな女性と魂を同化して同一人物として生きてきたから魔女本人と使い魔はもうかけ離れてしまった存在であるって事?」
「正解! 流石はクラッツの称号を持つ最上級魔道師!」
「なんだろう、小馬鹿にされた気分……」
「馬鹿にしたわけじゃないよ、僕はもともとこういう態度なのさ」
元々ラヴは魔女インファニアスの無意識から生まれた存在。
不遜な性格が出てしまっており、基本的に上から目線でものを語るクセがある。
「それで、私を呼び出したのには何か理由があるの?」
「そりゃあ勿論挨拶がしたかったんだけど、君たち——アルフとリオナは旅をするんだよね?」
「そのつもりだよ、でもなんでそのことを知ってるの?」
「ウォルテンド騎士団の現状を調べ、魔女について調べ、そして自分たちの今後について考える……僕はこれでも魔女の使い魔、眷属以上に深く結ばれた存在だ。君以上に君のことをなんでも知ってるよ」
「レイクロスさんといい、ラヴといい……」
正直言って気持ち悪い。
生まれてこのからこの16年間、誰かに仕えられたり、付き纏われたり、監視されたりとかした事がない。
だがこの1週間で急に眷属を名乗る男が現れたり、12歳で身体の成長が止まった人生の大先輩に絡まれたり、家出先で知り合った男性と魂を融合させてしまった。
だからこの手の展開にはどうにも慣れない。
「気持ちが悪くてごめんね」
「いや、そういうところが……」
「気持ちが悪い、だね」
「~~~~!!」
声にならない声を上げるリオナだが、構わずに話を続ける。
「話を元に戻そう、脱線させたのも僕だけど。リオナ、栄光の七聖剣は元々魔女の力に対抗してのものだよね?」
「えっと、七大聖騎士についての知識はあんまり無いんだけど」
「ああ、そうか。その辺りは覚えてないんだね」
「それで、栄光の七聖剣が私とどう関係してるんですか?」
「栄光の七聖剣は創造の神と人類の共同制作、魔女インファニアスの力……星属性の魔導術に対抗するために星属性の力を封じてある——というのは、アルフから聞いたよね?」
「うん」
「リオナ、君は魔女インファニアスとしての『力』を取り戻す必要がある。魔女として認識されている以上、力を取り戻さなければ黙ってダイン・アークブラッドに殺されるだけだよ」
位相空間に留まっていれば位置が特定できないから安全という話でもない。
今のところは位置を特定できずにいるだろうが、そのうち魔導師達が世界のエレメントの歪みを特定して位相空間に突入してくるだろう。
今のアルフとリオナではダインには絶対に勝てないというのはリオナもアルフも分かっている。
世界をどうこうしようなどというつもりがない、だが黙って殺されるつもりもない。
なら、力をつける必要がある。
だからこそアルフも力をつけようとレイクロスとひたすら戦っている。
「その力を取り戻すにはどうしたらいいの?」
「魔女が命を奪われる時、魂と力と肉体が完全に分離する。魂は永い眠りにつき世界を彷徨い、やがて新たな器に宿る。そして、魔女としての力は世界各地にバラバラに吹き飛ぶんだ」
「それを探しにいけばいいの?」
「うん、でもそれは簡単なことじゃないよ。魔女の力は魔物だけじゃなく人間、自然界にすら影響を与えるんだ。取り戻すためには魔女の力を取り込んだモノを殺す必要がある」
「……!!」
魔物ならともかく、人間が取り込んだらその人間を殺す必要があるという事か。
でも、それをやらなければ……私たちに未来はない。
リオナは無意識に固唾を飲む。
「分かった、ありがとう。大事なことを教えてくれて。それから、質問なんだけど、聖騎士としての修行を積んだ人間が眷属になったらどうなるか分かる?」
「アルフの事だね、そうだね……前例がない訳じゃないよ。ただ——魔女を心の底から愛した聖騎士は、例外なく死んでいる。……とだけ、言っておくよ」
「理由は?」
「聖騎士っていうのはみんな真面目だからね、愛した者に忠義を尽くす。だから——護ってあげなよ、魔女である君がね」
「大丈夫、もう2度とアルフさんを死なせはしないから」
リオナはそう言うと、部屋を後にする。
早くここから出て、世界をアルフと二人きりで旅をしたいとリオナは考えていた。
旅立ちは翌日早朝、アルフの修行も完成する頃だとレイクロスは言っていた。
リオナは期待と不安を胸に抱え、長い階段を駆け上がる。
数時間に渡り「ラヴ」と名乗る小動物らしきものをモフモフし終えたリオナは改めてラヴに問う。
「そういう質問は普通、頬擦りしたりモフモフしたりする前にするものだと思うんだけどな」
「ごめんなさい、ムシャクシャしていて」
「……ストレスでも溜まってるの?」
ラヴは自分の毛並みを整えながらそう返す。
ストレスが溜まっていないというと嘘になるというのが本当だが。
図書館に篭っていなければレイクロスにひたすら魔女とはどんなものなのかという講義を受けさせられ、レイクロスが忙しそうにしていればハルがアルフとの進展はどうなのかと聞いてくる。
最も、今はレイクロスはアルフの修行相手としてひたすら実戦形式の稽古をつけているがマシになったが。
「まぁ、色々あって……」
「色々ね、そこにさっきのプロパガンダの書籍を読みされてイライラしてたんだ」
「うん」
リオナは魔女について考えることが増えてきた。
なにせ、魔女インファニアスの器として転生してしまったのだ。
ただの器でいれば、まだ「ただの娘」であったかもしれない。
しかし、魔女の力を行使してアルフ・アークブラッドというなんの罪もない青年の人生を歪めてしまった。
レイクロスやハルから何度か魔女インファニアスの話を聞いて、少しは人間臭い部分もあるんだと理解できた。
もっとも、インファニアスについて聞いた後はレイクロスに説教を受けることになるのだが——
「僕は君が察している通りの魔女インファニアスの使い魔さ、つまりはインファニアスの無意識から生まれた別人格。インファニアス本人と言っても過言じゃないよ」
「つまり、魔女のことならなんでも知っているんだね」
「いいや、そうとは言えないな」
「どうして?」
「魔女は転生を繰り返す。これは魔女の魂が宿主を選んで同化を行うからなんだけど、宿主が魔女の記憶の扉を開くまでは宿主はただの娘なんだ。魔女の記憶の扉を開いた後も器としての記憶や元来生まれ持った性質はそのまま……そしてその器の命が奪われるまで器とは同一人物である。つまり……」
ラヴは途中で言葉を止め、期待するような目でリオナを見つめる。
「えっと、つまり色んな女性と魂を同化して同一人物として生きてきたから魔女本人と使い魔はもうかけ離れてしまった存在であるって事?」
「正解! 流石はクラッツの称号を持つ最上級魔道師!」
「なんだろう、小馬鹿にされた気分……」
「馬鹿にしたわけじゃないよ、僕はもともとこういう態度なのさ」
元々ラヴは魔女インファニアスの無意識から生まれた存在。
不遜な性格が出てしまっており、基本的に上から目線でものを語るクセがある。
「それで、私を呼び出したのには何か理由があるの?」
「そりゃあ勿論挨拶がしたかったんだけど、君たち——アルフとリオナは旅をするんだよね?」
「そのつもりだよ、でもなんでそのことを知ってるの?」
「ウォルテンド騎士団の現状を調べ、魔女について調べ、そして自分たちの今後について考える……僕はこれでも魔女の使い魔、眷属以上に深く結ばれた存在だ。君以上に君のことをなんでも知ってるよ」
「レイクロスさんといい、ラヴといい……」
正直言って気持ち悪い。
生まれてこのからこの16年間、誰かに仕えられたり、付き纏われたり、監視されたりとかした事がない。
だがこの1週間で急に眷属を名乗る男が現れたり、12歳で身体の成長が止まった人生の大先輩に絡まれたり、家出先で知り合った男性と魂を融合させてしまった。
だからこの手の展開にはどうにも慣れない。
「気持ちが悪くてごめんね」
「いや、そういうところが……」
「気持ちが悪い、だね」
「~~~~!!」
声にならない声を上げるリオナだが、構わずに話を続ける。
「話を元に戻そう、脱線させたのも僕だけど。リオナ、栄光の七聖剣は元々魔女の力に対抗してのものだよね?」
「えっと、七大聖騎士についての知識はあんまり無いんだけど」
「ああ、そうか。その辺りは覚えてないんだね」
「それで、栄光の七聖剣が私とどう関係してるんですか?」
「栄光の七聖剣は創造の神と人類の共同制作、魔女インファニアスの力……星属性の魔導術に対抗するために星属性の力を封じてある——というのは、アルフから聞いたよね?」
「うん」
「リオナ、君は魔女インファニアスとしての『力』を取り戻す必要がある。魔女として認識されている以上、力を取り戻さなければ黙ってダイン・アークブラッドに殺されるだけだよ」
位相空間に留まっていれば位置が特定できないから安全という話でもない。
今のところは位置を特定できずにいるだろうが、そのうち魔導師達が世界のエレメントの歪みを特定して位相空間に突入してくるだろう。
今のアルフとリオナではダインには絶対に勝てないというのはリオナもアルフも分かっている。
世界をどうこうしようなどというつもりがない、だが黙って殺されるつもりもない。
なら、力をつける必要がある。
だからこそアルフも力をつけようとレイクロスとひたすら戦っている。
「その力を取り戻すにはどうしたらいいの?」
「魔女が命を奪われる時、魂と力と肉体が完全に分離する。魂は永い眠りにつき世界を彷徨い、やがて新たな器に宿る。そして、魔女としての力は世界各地にバラバラに吹き飛ぶんだ」
「それを探しにいけばいいの?」
「うん、でもそれは簡単なことじゃないよ。魔女の力は魔物だけじゃなく人間、自然界にすら影響を与えるんだ。取り戻すためには魔女の力を取り込んだモノを殺す必要がある」
「……!!」
魔物ならともかく、人間が取り込んだらその人間を殺す必要があるという事か。
でも、それをやらなければ……私たちに未来はない。
リオナは無意識に固唾を飲む。
「分かった、ありがとう。大事なことを教えてくれて。それから、質問なんだけど、聖騎士としての修行を積んだ人間が眷属になったらどうなるか分かる?」
「アルフの事だね、そうだね……前例がない訳じゃないよ。ただ——魔女を心の底から愛した聖騎士は、例外なく死んでいる。……とだけ、言っておくよ」
「理由は?」
「聖騎士っていうのはみんな真面目だからね、愛した者に忠義を尽くす。だから——護ってあげなよ、魔女である君がね」
「大丈夫、もう2度とアルフさんを死なせはしないから」
リオナはそう言うと、部屋を後にする。
早くここから出て、世界をアルフと二人きりで旅をしたいとリオナは考えていた。
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