虹翼のスカイダイバー

一ノ清永遠

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空中戦

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 メテオライト落下事件の翌日、メテオライトの全容を把握するためフェノシア海上でテスト飛行を行うことになった。

 フェノシア村に駐屯しているクロウ・フィンレイ少尉にメテオライトの起動をしてもらったが、やはりエラーが出てしまいカナタ以外は動かせないというのは本当であるらしい。


「うーん、パーツや外装をバラして持って帰りたいところだけども」
『断固拒否します』
「まぁ、そうだよな。人間からしたら骨だけにされる気分だろうし」


 パイロット登録が原則となるA級以上のアーマードゴーレムは原則としてパーツ毎の買取となる。パイロットと紐付けられるのがフレームとエンジンになるのでフレームとエンジンが邪魔になるのだ。

 フレームは溶かして新たにフレームの原材料とされたり、エンジンは更に分解されて新たにエンジンを組んだりするのに使われる。

 メテオライトのパーツはどれもこれも高いポテンシャルを誇っており、特に装甲は様々な金属を繊維状に分解して編み込んでいる特殊な工法で信じられないほどの強度を誇っているらしい事が分かっている。


「メテオライトの装甲も独特の質感だと思ってはいたけど、なるほど……古代の錬金術で錬成された代物なんだな」


 アーマードゴーレムに関する技術だけではなく、古代の魔導術や錬金術は最新技術でも全く足元に及ばないほどの完成度を誇っている。

 現代のアーマードゴーレムの装甲は2つ以上の素材を混ぜ合わせる事はあるが、繊維状に分解して再構築など不可能だ。


「ちなみに、パーツや外装をバラして持って帰った場合はいくらくらいで買い取るつもりだったんです?」
「うーん、ざっと100万Gかな」
「100万G……ダメだな。それじゃ中古の飛空艇どころか家屋も買えやしない」
「まぁ、規格外の部品ばかりだし研究材料ってところだからね。しかしまだ飛空艇を諦めてないんだな」
「当然! ソラの世界は俺の目標ですから」


 普通、ソラの世界を旅する飛空士は星の数ほど存在する飛空艇団と呼ばれる組織に入団して下積みをしてから飛空艇を購入して旗揚げをする。

 しかし、辺境であるフェノシアには飛空艇団のギルドが存在しないためカナタは入団すら出来ない。

 そのため、カナタは飛空艇を手に入れてそれを元手に人を集めようと画策しているわけだが——


「普通にオヤジさんを説得してマリアデールの本土を目指した方が早い気がするけどなぁ」
「いや、飛空艇を買えるほどほどの男にならないと認めない!! なんて言い張ってますからね、爺さん」


 カナタがジャンク品からアーマードゴーレムを一人で組めるようになろうと(人格の刻印はリココに手伝ってもらっているが)、街のコックを唸らせるほど料理上手になろうと頑なにカナタの旅立ちを認めない。

 それどころかフェノシアの外に出ることすら認めないのだ。


「まあ、オヤジさんはカナタにこの工房を継いで欲しいんだろうなぁ」
「……無理っすよ、このフェノシアで工房を続けていくなんて。本土じゃ戦争が起きてるってのに」
「カナタ、そろそろ本題のテスト飛行に入ろうか。オヤジさんが何と言おうがそのゴーレムはカナタのモノだろ?」


◆◆◆◆◆◆◆


 カナタは悔しがっているが、やはりメテオライトの性能はガンテツとカナタが心血を注いで組み上げたサイファーのそれを遥かに上回っていた。

 コクピットのコンソールとニューロンネットワークの反応速度の速さにより成り立つ抜群の操縦性はまるで自身がアーマードゴーレムになったかのように錯覚させるほどだ。しかし——


「やっぱりピーキー過ぎる……」


 操縦性の高い高性能なマシンはパイロットの技量を浮き彫りにする。

 カナタが意図している通りの動きにならない、フェノシア駐屯基地のスカイダイバータイプのボックルの演習で見せるマニューバーの方がまだ綺麗に出来ているのだろう。


「焦るなって、素人にしちゃよく出来てるほうだよ」


 霊応通信越しにクロウ・フィンレイ少尉の声が聞こえる。

 フィンレイ少尉のボックルS(スカイ)カスタムはカナタがより高い機動性と戦闘能力を追求してチューンしたカスタムメイド機だ。

 ベースとなったボックルSが非常に古い機体であるが、サイファー以上の加速力を持つ。しかし、ベースがベースなので無茶な改造でありピーキーかつ操縦難度が高いマシンとなっている。

 しかし、共に飛んでいるとカナタにはよく分かる。自分がいかにパイロットとして未熟……いや、素人に毛が生えた程度の技量しか持っていないかという現実を。


「まったく、これじゃあ爺さんに笑われても文句は言えな——」


 メテオライトのコクピット内に耳をつんざくような警報が鳴り響く。

 人の悲鳴と目覚まし時計の数倍はあろうかというベルが大音量がカナタの鼓膜を破る勢いで襲いかかっている。


「な、なんだこの音!?」
『マスター、熱源反応です。フェノシア村へ向かっている機体があります』
「ブザーだったのかよ! うるさ過ぎだろ……後で調整しないと。ってか熱源? 民間のキャリア級シップとか、駐屯兵のパトロールとかじゃないのか?」
『いえ、純粋な戦闘用スカイダイバータイプのアーマードゴーレムです。エンジン出力が戦闘レベルまで引き上げられています』
「なんだと!?」


 フェノシア村は確かに駐屯地を持つが、飛空士崩れの賊の鎮圧のために駐屯している程度の武力しか持たない。

 これといった特産品や鉱脈も持たない戦略レベルで考えると無価値と言ってもいい場所だ。

 そんな場所に戦闘用スカイダイバーが近づくなど、あり得ない話だ。


「カナタ、こちらでも確認した。幸い、必要最低限の装備は揃えてある。村に到着する前に迎撃しよう!」
「了解!」


 センサーを頼りに熱源反応のある場所へと向かう、たとえ戦時下であろうと戦略的価値の無い民間区域への攻撃行為はタブー行為とされている。

 熱源の元へと近づくと黒いアーマードゴーレムが3機編隊で飛行していた。

 機種はルキアルド帝国軍が製造元の汎用アーマードゴーレム・アスガルのカスタムメイドタイプだ。

 ルキアルド帝国軍、つまりはマリナデール自由国を含む共和条約同盟軍とは敵対関係にある……いや、それ以外の国からすれば圧倒的な武力で問答無用に侵略行為を繰り返す人類の敵だ。

 
「そこのスカイダイバータイプのAG、止まれ!!」


 普段は穏やかで柔和な雰囲気のクロウも兵士としての任務を遂行する際は凛とした雰囲気を纏う。

 軍人が威圧的な態度を取るのはつけ入る隙を無くし、敵に舐められないようにするためだがクロウの場合はその根底には真面目さや使命感があるからだろう。


「この先にあるのは軍事施設や大規模な兵器工場を持たない民間の村だ、これ以上進めば民間人攻撃の意思があるものと判断し攻撃を開始する」


 カナタは静かに武器のセーフティを解除する。

 敵に止まれと言われて止まる奴なんかいやしない、恐らく何らかの目的があってフェノシア村を襲うのだろう。

 アスガルはカナタも賊が鹵獲・違法運用されたものを見たことがあるが、通常のタイプとは違う。

 恐らく特殊な作戦に使うために改造されたものなのではないか? と、カナタは考える。


「目的のものは発見した。これが例の『星の遣い』か……パイロット諸共鹵獲させてもらうとしよう!」
 

 やっぱり目的はメテオライトか、とカナタは確信した。


「メテオライト!」
『ジェットノズル出力全開、ブレード・射出します』


 クロウの見立てによれば、メテオライトが最も得意とする戦法は高出力のジェットノズルによる加速力を活かした突撃戦だ。

 メテオライトの標準装備している『エレメントドライブソード』は錬金術により錬成された特殊合金であり、霊応通信により本体から受信された信号を受け取り最適化された分子パターンで斬撃を加える。

 つまり、エレメントドライブソードの強度以下の物質ならどんなものでも切り裂く事が理論上可能となる。


「な、何が……!?」


 アスガルのカスタム機のパイロットは気付いた時には既に脱出ポッドで脱出させられていた。

 近代のアーマードゴーレムの脱出ポッドは非常に優秀であり、ゴーレムの人格が機体損傷度をリアルタイムでチェックし『戦闘続行不可能』と判断した場合即座にコクピットブロックが射出される。

 脱出ポッドはニューロンネットワークと切り離されているが、コクピットブロックと紐づけられるためある程度の操縦が可能。

 しかし、脱出ポッド用の推進剤では必要最低限しか積まれていないため脱出出来たからといって必ず助かる保証はない。


「カナタはやらせない!!」


 メテオライトが一瞬でルキアルド帝国で最も普及している高性能量産機のアスガルのカスタム機を両断した。その事実に驚く間に、旧世代のボックルのカスタム機がストリームランチャーで撃ち抜いた。


「き、貴様ァ……!!」
「やはり一撃では落とせないか」


 ストリームランチャーは以前鹵獲したアスガルの主武装・バスターマグナムを解析し、ボックルの主武装であるパワーランチャーを強化したものだ。

 パワーランチャーはスカイストリームを収束・圧縮したものを撃ち出すもので旧世代のスカイダイバーの装甲なら一撃で撃ち抜けるが現行機となるとかなり厳しい。

 バスターマグナムはアスガルのエンジンと直結させられており、その破壊力はパワーランチャーとは文字通り桁が違う。

 バスターマグナムをそのままボックルに持たせ、エンジンと直結させるとボックルのエンジンの出力が足らずそのままシステムが落ちてしまいかねない。

 バスターマグナムのエネルギー集積機を応用してスカイストリームの収束力を上げたのがストリームランチャーであり貫通力が底上げされている。


「カナタ、こっちは任せろ! 後の1機はカナタが落とせ!」
「了解!!」
「旧世代のロートルマシンが、ほざくな!!」


 以前語った通りマリナデール国軍で最も配備されているボックルは30年ほど前にロールアウトされた機体であり、年々アップデートが施されているが型落ちも良いところである。

 一応、フェアリー・プロジェクトという次世代機を制作する計画が立ち上がっているが制作が難航している間に戦争が始まってしまった。

 そのせいでボックルをベースとした中身を新しいパーツに差し替えた『ボックル改』で間に合わせており、フェノシアのような辺境への配備が間に合っていないというのが現状だ。

 そんなボックル改にも劣るロートルのボックル乗りに馬鹿にされたとあっては、大国の兵士としてはプライドを傷つけられたレベルの話ではないだろう。


「ボックル如きが!! 舐めるな!!」


 アスガルの設計思想はボックルに近い。

 ボックルが陸戦用・局地用・空戦用など装備や外装を変更する事でスタンダードなマシンを様々な場面に対応させる事を目的とした量産機なら、アスガルは究極の汎用性を持たせる事を理想とした汎用高性能アーマードゴーレムだ。

 アスガルはスカイダイバー顔負けの加速力と運動性を誇るが、陸戦機レベルの堅牢な装甲をも持つ。

 そのため、スカイダイバーの攻撃力ではアスガル相手だと苦戦を強いられる。

 真っ向からの勝負なら、無理矢理機動性を上げただけのボックルのスカイダイバータイプではアスガルには勝てないはずだ。


「これで落ちろや!!」


 アスガルの格闘戦用武器、ハイパーヒートソード。

 アスガルの堅牢な装甲にも使われるイオ・ネクス鉱石が刀身に使われており、イオ・ネクスの融点を越える熱を刀身に纏わせ敵機の装甲をフレームもろとも溶断するための装備である。

 ハイパーヒートソードは刀身を守護する魔導術と炎の魔導術が刻印されており、決して刀身が融解する事はない。


「おっと……」


 アスガルもブーストを噴かせてクロウ機に接近するが、肝心の斬撃が当たらない。

 クロウは空中戦に慣れており、毎日のように模擬戦をやってきた。

 そもそも空を飛ぶアーマードゴーレムのパイロットに憧れて入りたくもない軍隊に入隊したのだ。


「やっぱり、操縦性に難があるだけで良いマシンだな……俺の思ったように動いてくれる」


 怒りに任せた大振りな攻撃は見切りやすい、操縦性こそピーキーな調整だがフレキシブルに動ける分相手をしやすい。


「何故、何故ッッ!? 当たらないッッ!?」
「そりゃ決まってる、頭がクールじゃないからだ!!」
「馬鹿にするなああぁぁぁぁぁぁ!!」


 真っ向からの兜割、胴体がガラ空きだ。

 クロウはそこにカナタが調整したストリームランチャーを発射する。


「ぐ、ぐああ!?」


 体勢が崩れ、空の上で滑ったかのようにひっくり返り海へと落ちていく。

 アーマードゴーレムにはどの機体にも克服できない弱点がある、それは海だ。

 陸や空で最適化されているが、海に落ちればたちまち操縦不可能になってしまう。

 
「た、助け……機体が、動かない……!!」


 ジェットノズルを噴かす事も出来ず姿勢も維持できず機体の重さでどんどん沈んでいく事だろう。

 そのまま沈めば海の底を突き抜け、空の底へと落ちて助からないはずだ。


「助ける義理は無いが、捕虜としてあれこれ聞くことは出来るな」


◆◆◆◆◆◆◆


「ち、ちくしょおおおおお!!」


 エンジンを撃ち抜かれたアスガルのパイロットは自分を落としたメテオライトのパイロット=カナタに恨み言を吐きながら脱出ポッドごと吹っ飛ばされていく。

 主人を失ったアスガルは空の底へ落ちていこうとするが、カナタは咄嗟にサイファーから移植したままのワイヤークローを発射してアスガルを回収する。


「よっしゃ! 前に捕まえたのより原型とどめてる!!」


 エンジンに穴が開いたがどうやら運良く爆発する事なく機能が停止した、大部分のパーツを売り捌く事ができそうだ。


 しかし、膨大なエネルギー反応に我に帰るカナタ。

 どうやらスカイストリームによるビーム兵器らしく、出力はかなりのものだ。


「うわぁっ!?」


 アンカークローと牽引しているアスガルを分断される。

 どうやらスカイストリームによるビームが連射されているようだ。

 何度も攻撃を受け、鹵獲したアスガルは完全に破壊されてしまう。


「その機体はウチの機密でね、消させてもらうよ」
「誰だ!?」
「ルキアルド帝国軍特殊任務実行部隊『ドラグブラッド』隊長、クオン・リードブラム少佐だ」


 アスガルとは明確に異質なフォルムであり、共通するパーツもほとんど存在しない……別の機体、新型機だ。

 本来であればすぐにでも攻撃を仕掛けるべきだろうが、こいつは明確に格上であるとカナタの本能がそれを理解した。


「……特殊部隊なのに名乗るのかよ」
「ああ、君には私のものになってもらうからね。名乗らないのも失礼だろう」
「…………気持ち悪っ」


続く
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