1 / 103
勇者のママは環の婚礼を魔王様と≪婚約編≫
一ノ環・婚礼を控えて1
「いち、に、さん、いち、に、さん、いち、にっ、っよいしょ」
ハウストのリードでステップを踏み、くるりっとターンを一つ。
「で、できました! こうで、こうで、こうですよね?!」
「ああ、うまいぞ。ターンの時は目線に気を付けろ」
「はい!」
ハウストに教えられたとおり、目線が下がってしまわないように気を付けます。
くるりっ、と再度ターンを決めた私にハウストが優しい笑みを浮かべてくれました。
「どうでしたか?」
「上出来だ」
「ありがとうございます!」
褒められて嬉しいです。
今、私とハウストは魔界の城にある庭園で円舞曲の練習をしていました。三拍子のワルツです。
手入れの行き届いた城の庭園には緑の草木と色鮮やかな花々が咲いています。散策を楽しめるほどの広い庭園には大理石で造られた東屋があって、今日のように天気の良い日はここでおやつを楽しむのが日課なのです。
でも最近、私の生活はがらりと様変わりしました。
今までの私は第三者からハウストの寵姫と思われていました。でも実際のところは恋人として寵姫の立場のようだっただけで、正式に寵姫の肩書きがついたことはありません。ですから魔界の城では居候のような客人のような、そんな曖昧な立場でした。
しかし、そんな私に信じられないことが起きたのです。
「もっと上手くなりますね。人前でもちゃんと踊れるように、あなたに相応しくあるように」
そう、ハウストに相応しくあるように。
だって私はハウストと婚約したのです。
どんなに愛しあっても決して結婚はできないと思っていました。なぜならハウストは三界の王の一人、魔界を統べる魔王なのです。だから、いずれ正妃を娶り、世継ぎを作るためにたくさんの寵姫を迎えるのだと思っていました。
でもハウストは私との結婚を約束してくれました。
だから私は、私を選んでくれたハウストの気持ちに少しでも報いたいのです。婚礼までに学ばなくてはならないことがたくさんあります。
「……もっとゆっくりでいいぞ?」
「どうしてですか、せっかく人がやる気になっているというのに」
「それは分かっているが、最近ワルツや儀式儀礼作法の稽古、他にもいろいろ勉強を始めたそうだな。毎日予定が詰まっていると聞いている」
「当たり前じゃないですか。時間はいくらあっても足りないくらいなんですから」
人間界のモルカナ国で結婚の約束をしたハウストと私は、魔界に帰ってから婚約宣言を公式で行ないました。
多くの祝福をいただきましたが、そのほとんどが表面上のものだということは分かっています。普通の人間の私では吊り合わないと思われているのです。心から祝福してくれた魔族の方がきっと少ないでしょう。悔しいですが、それは魔界の未来を思ってのものなので仕方ありません。
でもだからといって身を引いてあげるつもりはありません。私に出来ることは、せめてハウストに相応しくなって少しでも認めさせることです。
そんな私の意気込みにハウストは少しだけ困った顔をする。心配しすぎです。
「無理していないか?」
「大丈夫ですよ。あなたの側にいる為に必要なことなんですから苦ではありません。それに新しいことを学べるのは楽しいんです。お陰で今まで知らなかったことをたくさん知ることが出来ました」
「そうか、ならば少し安心した。お前は幼い頃から勤勉だったな」
「本を読んでいる時間が一番好きでした」
「お前は賢く美しい大人になった」
「ふふふ、褒めすぎですよ。照れてしまうじゃないですか。それにしても、あなたは意外と心配性なのですね。ほら眉間に皺が。あなた、心配する時いつも怖い顔になります」
からかうように指摘すると、ハウストも今気づいたかのように目を瞬く。
でもすぐに口元に笑みを刻み、私の手を取って指先に口付けてくれました。
「俺がこうなるのはお前にだけだ」
「ハウスト」
思わぬ言葉に頬が熱くなります。
でももちろん嫌じゃありません。恥ずかしくて、でも照れ臭くて、口付けられた指でハウストの手をきゅっと握り締める。これが精一杯です。
そんな私にハウストは優しく目を細めてくれましたが、ふと彼は東屋の方を見て小さなため息をつきました。
「……イスラはまだあの調子か」
私も東屋を振り返り、そこにいるイスラの姿に少しだけ困ってしまいました。
イスラは東屋に一人、大理石の床にぽつんとしゃがんで遊んでいます。でもお世辞にも楽しそうなものではありません。小石や葉っぱを並べてみたり転がしてみたり、時々ため息もついて、いつものイスラらしさはちっともありません。
一緒に遊びましょうと誘っても首を横に振り、大好きな焼き菓子を作ってあげようとしても「……いらない」と俯いてしまうのです。とっても食べたそうな顔をしているというのに。
「やはりイスラは、俺とブレイラの結婚が嫌なんじゃないのか? 納得してくれていないのかもしれない」
「そ、そんなことはありません!」
「だが……」
ハウストは困惑げにイスラを見つめます。
そんなハウストとイスラを交互に見て、私はまたもため息をつきました。
ハウストの困惑も分かります。だってイスラの様子が変わったのは、私がイスラにハウストと婚約したことを打ち明けた日からなのです。
そう、あれはモルカナ国の騒動が無事に解決し、魔界へ帰る日のことでした。
――――どこまでも続く青い空の下、広大な青い海を何十隻もの戦艦が艦隊を組んで進んでいました。モルカナ国を出港し、魔界への帰路についていたのです。
艦隊の中心に一際大きな戦艦が編成され、魔王の王旗が掲げられている。そこにハウストと私とイスラが乗船していました。
今イスラは甲板から海を見つめてきょろきょろしています。先ほどイルカの群れを見つけたのに気を良くして、他にもいないかと探しているのです。
そして私はというと、海を見つめるイスラの背中をこそこそ物陰に隠れて見つめていました。この異様な光景を兵士の方々が遠巻きに見ていますが、今は気にしている余裕はありません。
私はどうしてもイスラに伝えなければならないことがあるのです。
そう、それはハウストと結婚の約束をしたということ。
魔界に着いたら、ハウストと私は魔界中に婚約宣言をします。でもその前に、イスラには私から直接伝えておきたいのです。
「こういうのって、けっこう緊張するものですね。大丈夫、落ち着いて、いつも通りいきましょう」
大きく深呼吸して物陰から一歩踏み出しました。
内心緊張で胸がドキドキしていましたが、いつも通りを装ってイスラに近づいていく。
私が声をかける前にイスラが振り返ってくれました。
「ブレイラ、こっち!」
「さっきのイルカ、可愛かったですね。他にも見つかりましたか?」
「ううん、みつからない。イルカもどっかいった」
「そうですか。でも海にはたくさんの生き物がいますから、きっとすぐに見つかりますよ」
「うん」
イスラは頷いて、「あっ」と声を上げて遠くの海面を指差す。
「とりだ!」
「あれは海鳥ですね」
「うみどり?」
「はい、海が大好きな鳥ですよ。魔界に帰ったら一緒に図鑑を見ましょうか。フェリクトール様の書庫ならきっと海の生物の図鑑もあるはずです」
「みる! ブレイラといっしょにみる!」
拳を握って大きく頷くイスラに私の頬も緩みます。
イスラは言葉数も少なく表情が乏しいので、今も見た目は無愛想に見えることでしょう。でも私には分かっていますよ。今のイスラはとっても喜んでいます。
無邪気に喜ぶイスラの姿をいつまでも見ていたくなりますが、ああダメですね。今は大切なお話しをする時です。
ハウストのリードでステップを踏み、くるりっとターンを一つ。
「で、できました! こうで、こうで、こうですよね?!」
「ああ、うまいぞ。ターンの時は目線に気を付けろ」
「はい!」
ハウストに教えられたとおり、目線が下がってしまわないように気を付けます。
くるりっ、と再度ターンを決めた私にハウストが優しい笑みを浮かべてくれました。
「どうでしたか?」
「上出来だ」
「ありがとうございます!」
褒められて嬉しいです。
今、私とハウストは魔界の城にある庭園で円舞曲の練習をしていました。三拍子のワルツです。
手入れの行き届いた城の庭園には緑の草木と色鮮やかな花々が咲いています。散策を楽しめるほどの広い庭園には大理石で造られた東屋があって、今日のように天気の良い日はここでおやつを楽しむのが日課なのです。
でも最近、私の生活はがらりと様変わりしました。
今までの私は第三者からハウストの寵姫と思われていました。でも実際のところは恋人として寵姫の立場のようだっただけで、正式に寵姫の肩書きがついたことはありません。ですから魔界の城では居候のような客人のような、そんな曖昧な立場でした。
しかし、そんな私に信じられないことが起きたのです。
「もっと上手くなりますね。人前でもちゃんと踊れるように、あなたに相応しくあるように」
そう、ハウストに相応しくあるように。
だって私はハウストと婚約したのです。
どんなに愛しあっても決して結婚はできないと思っていました。なぜならハウストは三界の王の一人、魔界を統べる魔王なのです。だから、いずれ正妃を娶り、世継ぎを作るためにたくさんの寵姫を迎えるのだと思っていました。
でもハウストは私との結婚を約束してくれました。
だから私は、私を選んでくれたハウストの気持ちに少しでも報いたいのです。婚礼までに学ばなくてはならないことがたくさんあります。
「……もっとゆっくりでいいぞ?」
「どうしてですか、せっかく人がやる気になっているというのに」
「それは分かっているが、最近ワルツや儀式儀礼作法の稽古、他にもいろいろ勉強を始めたそうだな。毎日予定が詰まっていると聞いている」
「当たり前じゃないですか。時間はいくらあっても足りないくらいなんですから」
人間界のモルカナ国で結婚の約束をしたハウストと私は、魔界に帰ってから婚約宣言を公式で行ないました。
多くの祝福をいただきましたが、そのほとんどが表面上のものだということは分かっています。普通の人間の私では吊り合わないと思われているのです。心から祝福してくれた魔族の方がきっと少ないでしょう。悔しいですが、それは魔界の未来を思ってのものなので仕方ありません。
でもだからといって身を引いてあげるつもりはありません。私に出来ることは、せめてハウストに相応しくなって少しでも認めさせることです。
そんな私の意気込みにハウストは少しだけ困った顔をする。心配しすぎです。
「無理していないか?」
「大丈夫ですよ。あなたの側にいる為に必要なことなんですから苦ではありません。それに新しいことを学べるのは楽しいんです。お陰で今まで知らなかったことをたくさん知ることが出来ました」
「そうか、ならば少し安心した。お前は幼い頃から勤勉だったな」
「本を読んでいる時間が一番好きでした」
「お前は賢く美しい大人になった」
「ふふふ、褒めすぎですよ。照れてしまうじゃないですか。それにしても、あなたは意外と心配性なのですね。ほら眉間に皺が。あなた、心配する時いつも怖い顔になります」
からかうように指摘すると、ハウストも今気づいたかのように目を瞬く。
でもすぐに口元に笑みを刻み、私の手を取って指先に口付けてくれました。
「俺がこうなるのはお前にだけだ」
「ハウスト」
思わぬ言葉に頬が熱くなります。
でももちろん嫌じゃありません。恥ずかしくて、でも照れ臭くて、口付けられた指でハウストの手をきゅっと握り締める。これが精一杯です。
そんな私にハウストは優しく目を細めてくれましたが、ふと彼は東屋の方を見て小さなため息をつきました。
「……イスラはまだあの調子か」
私も東屋を振り返り、そこにいるイスラの姿に少しだけ困ってしまいました。
イスラは東屋に一人、大理石の床にぽつんとしゃがんで遊んでいます。でもお世辞にも楽しそうなものではありません。小石や葉っぱを並べてみたり転がしてみたり、時々ため息もついて、いつものイスラらしさはちっともありません。
一緒に遊びましょうと誘っても首を横に振り、大好きな焼き菓子を作ってあげようとしても「……いらない」と俯いてしまうのです。とっても食べたそうな顔をしているというのに。
「やはりイスラは、俺とブレイラの結婚が嫌なんじゃないのか? 納得してくれていないのかもしれない」
「そ、そんなことはありません!」
「だが……」
ハウストは困惑げにイスラを見つめます。
そんなハウストとイスラを交互に見て、私はまたもため息をつきました。
ハウストの困惑も分かります。だってイスラの様子が変わったのは、私がイスラにハウストと婚約したことを打ち明けた日からなのです。
そう、あれはモルカナ国の騒動が無事に解決し、魔界へ帰る日のことでした。
――――どこまでも続く青い空の下、広大な青い海を何十隻もの戦艦が艦隊を組んで進んでいました。モルカナ国を出港し、魔界への帰路についていたのです。
艦隊の中心に一際大きな戦艦が編成され、魔王の王旗が掲げられている。そこにハウストと私とイスラが乗船していました。
今イスラは甲板から海を見つめてきょろきょろしています。先ほどイルカの群れを見つけたのに気を良くして、他にもいないかと探しているのです。
そして私はというと、海を見つめるイスラの背中をこそこそ物陰に隠れて見つめていました。この異様な光景を兵士の方々が遠巻きに見ていますが、今は気にしている余裕はありません。
私はどうしてもイスラに伝えなければならないことがあるのです。
そう、それはハウストと結婚の約束をしたということ。
魔界に着いたら、ハウストと私は魔界中に婚約宣言をします。でもその前に、イスラには私から直接伝えておきたいのです。
「こういうのって、けっこう緊張するものですね。大丈夫、落ち着いて、いつも通りいきましょう」
大きく深呼吸して物陰から一歩踏み出しました。
内心緊張で胸がドキドキしていましたが、いつも通りを装ってイスラに近づいていく。
私が声をかける前にイスラが振り返ってくれました。
「ブレイラ、こっち!」
「さっきのイルカ、可愛かったですね。他にも見つかりましたか?」
「ううん、みつからない。イルカもどっかいった」
「そうですか。でも海にはたくさんの生き物がいますから、きっとすぐに見つかりますよ」
「うん」
イスラは頷いて、「あっ」と声を上げて遠くの海面を指差す。
「とりだ!」
「あれは海鳥ですね」
「うみどり?」
「はい、海が大好きな鳥ですよ。魔界に帰ったら一緒に図鑑を見ましょうか。フェリクトール様の書庫ならきっと海の生物の図鑑もあるはずです」
「みる! ブレイラといっしょにみる!」
拳を握って大きく頷くイスラに私の頬も緩みます。
イスラは言葉数も少なく表情が乏しいので、今も見た目は無愛想に見えることでしょう。でも私には分かっていますよ。今のイスラはとっても喜んでいます。
無邪気に喜ぶイスラの姿をいつまでも見ていたくなりますが、ああダメですね。今は大切なお話しをする時です。
あなたにおすすめの小説
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
【完結】冷酷騎士団長を助けたら口移しでしか薬を飲まなくなりました
ざっしゅ
BL
異世界に転移してから一年、透(トオル)は、ゲームの知識を活かし、薬師としてのんびり暮らしていた。ある日、突然現れた洞窟を覗いてみると、そこにいたのは冷酷と噂される騎士団長・グレイド。毒に侵された彼を透は助けたが、その毒は、キスをしたり体を重ねないと完全に解毒できないらしい。
タイトルに※印がついている話はR描写が含まれています。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます
七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。
歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。
世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。
気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。