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2、協奏のキャストライト
124、我らの王に、勝利を
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悲しそうだと思ったのだ。
寂しそうだと思ったのだ。
あの即位式で旗を見て呟いた声が、自分たち兄妹を見つめる眼差しが、父や母について語る気配が――その情深い心を伝えてくれたのだ。
フィロシュネーは覚えている。
『自国の旗というのは良いものですな』
青地に白星のデザインの旗を見て、ダーウッドは誇るように言ったのだ。
『ご兄妹の仲がよろしくて結構、結構、コケコッコウ』
自分と二人の間に線を引くようにしながら、慈しむ温度感で言ったのだ。
『すみませんでした』
『申し訳ありませんでした』
しょんぼりと謝ったのだ。
(おばかさん!)
フィロシュネーは、ここで離れてはいけないと思ったのだった。放っておいたら、望まぬ未来へとひとりで歩いていくのがわかったのだ。
だから、必死に手を伸ばして、足を動かして、運命を引っ掴んだ。飛び乗った――温い場所から遠ざかろうとする、その背に。
大空を鳥が飛ぶ。
背に騎乗するフィロシュネーは、すぐ近くを群れて飛ぶ小鳥たちに目を細めた。
「騎士たちにはビックリしたけど、無事に逃げられたわね! それで、お兄様を助けに行くのでしょう?」
飛び出す前、ダーウッドは悪ぶっていたけれど、フィロシュネーはあの振る舞いを見て、『罪を犯したのは空王ではなくて王兄ですよ!』と弟を庇ったときのハルシオンを思い出したのだった。
「あなた、ちょっとハルシオン様に似ていたわ。わたくしたちの一族って、ああいう振る舞いを好む気質なのかしら」
フィロシュネーは、ダーウッドも移り気な空の青を持つ王族としてオルーサにつくられたのだと思っている。
なので、空国と青国の王族特有の気質のようなものを感じた気がして、しみじみとした。
「血の繋がりって、不思議ね」
「姫殿下、姫殿下……」
自分を乗せる鳥のダーウッドが何か言っている。
「なあに!」
フィロシュネーは自分が持ってきた辞表の紙が懐にあるのを確認しながら、片手で鳥の首を撫でた。青い毛並みはしっとりしていて、日差しに明るく艶めいている。
「……」
言葉を探す気配がして、ぽつりと雨垂れのように情けない声がした。
「こ、……困ります」
心底そう思っているであろう、弱々しい声だった。
さっきまではあんなにノリノリで悪役っぽく振る舞っていたのに。
フィロシュネーはくすくすと笑った。
「あらあら、ふふふ。わたくしを驚かせた罰ですわ~!」
耳元を優しく風が通り過ぎていく。
世界には見えない空気が満ちている。
透明な空気をかき分けて、自分たちは前に進むのだ。
「わたくし、お兄様に筒杖を披露してあげますわ」
「……お」
鳥さんがなにか言った。
「お?」
「おばかさん……」
まあ、まあ。
悪い呪術師さんが言うにしては、可愛らしい悪態じゃなくて?
フィロシュネーはにっこりして鳥の背をポンポンと叩いた。
「ご存知なかった? わたくし、おばかさんですの!」
空を滑るように飛翔するうちに、空と陸地を埋めるような赤い色が見えてくる。
(えっ、あれ全部、フレイムドラゴン……?)
フィロシュネーは息を呑んだ。
巨大な炎の塊が地平線を覆い尽くしていた。フレイムドラゴンの群れが纏う、燃え盛る炎の揺らめきだ。
ドラゴンの数は計り知れない。北へと押し寄せる赤い軍勢は、まるで地獄の門が開かれたかのようだった。なるほど、「竜害」と災害のようにいわれるわけだ。恐ろしい。
「この付近には死霊を浄化するミストドラゴンが住むので、フレイムドラゴンは、あまり寄り付かないはずなのですが」
ダーウッドが驚いた様子で言うので、フィロシュネーはこっそりと安堵した。このドラゴンの件については、ダーウッドは無関係っぽい、と。
「あ、お兄様がいらっしゃるわ。ダーウッド、みて」
「おお」
地上から、凛とした王の声が響く。
兄、青王アーサーだ。
「ひるむな、怖気づくな。騎士たちよ、勇気を胸に前を向け。なんじらの後ろには、無辜の民が暮らす家々があるのだ。これは守るための戦い。英雄の戦いである」
ともに響くのは、空王アルブレヒトの声だった。
「我が祖先フレデリクは北の国境を脅かしたドラゴンに神聖なる雷を下し、民を守った武勇伝を持つ。このアルブレヒトには、かの神血が受け継がれているのだ」
空王アルブレヒトは、最後に見たときと比べると別人のように堂々としていて、威厳がある。彼は変わったのだ、と、フィロシュネーには感じられた。
「この俺アーサーには、偉大なる戦神と讃えられるソルスティスの神血が受け継がれているぞ。俺はその異名を我がものとしよう。わが国の誇る清輝なる星々、忠実なる騎士たちと共に!」
騎士たちが声を揃えて、覚悟を胸に熱気を返す。
「名誉にかけて! 誇りにかけて! 我らの王に、勝利を!」
彼らの心には絶望の念はない。
むしろ、命を捧げる覚悟が灼きつけられ、闘志が燃え上がっていく。
一人一人の騎士が怯まぬ眼光を炎の群れに向けている。彼らの鎧と盾は神聖に光り輝き、剣は覇気に満ちていた。
「グオオオオオオオオオッ!!」
フレイムドラゴンの群れが接近する。
赤い群れが天を覆い、火の粉の舞が空を支配しようとする。
獰猛な吠え声も、巨体も、生物としては人間よりも確実に格上で、一体一体が本能的な恐怖を呼び起こす。
けれど。
「進撃せよ! 我らの勇気と誇りを見せつける時だ!」
「おおおおおっ!!」
二国の騎士たちは、恐れない。
一斉に突撃する騎士団は、青い津波のようだった。
「彼らはまさに、国家の英雄。我が国の誇りといえましょう」
ダーウッドの声には、騎士たちへの敬意がこもっていた。
ああ、この預言者は自分の国が好きなのだ。誇らしいのだ。
フィロシュネーは強い共感を胸に微笑んだ。
* * *
フレイムドラゴンの吐く炎が一帯の気温を上昇させていく。
剣と矢が飛び交い、炎に包まれながらも固い意志で立ち向かう騎士たちの姿は、まさに壮絶だった。
「わが国の騎士は勇猛ですが、地上と空を両方相手取るのは厳しいかもしれませんな。ちと挑発して、釣り上げてやったほうがよいかもしれません」
ダーウッドはそう言って、高度を下げようとした。
「姫殿下は、アーサー陛下のお近くに降りて頂きましょうか。そのあとで私が釣りますゆえ……」
ダーウッドの声に、フィロシュネーは有無をいわせず筒杖を取り出して上へと放った。もう慣れたものである。
「青空と神鳥の加護のもと、太陽の娘、青王クラストスの娘、聖女フィロシュネーは英雄たちの勇気に敬意を表明します」
ああ、でも戦ってる最中の騎士たちの気を散らしてしまったらいけないのかしら?
戦場で騎士の士気高揚をはかるのは初めてだ。フィロシュネーはどきどきした。
「ひ、姫殿下っ!?」
地上の騎士たちが、奇跡を眼のあたりにしたような顔で見上げてくる。
兄アーサーも驚いた様子だ。
「シュネー!!」
フィロシュネーは聖女の自分を意識して、可憐な声を響かせた。
「……我らの王に、勝利を!」
ワァッと歓声が起きて、どうやら地上の士気があがったらしいとわかる。そんなリアクションを肌で感じると、不思議と自分がとっても強くて特別な存在になった気がしてきて、勇気が湧いてくる。
「グルルルル!」
空中のフレイムドラゴンはというと、「なんかいるぞ」とばかりにこちらに向かってくる。好戦的だ。
「ダーウッド、釣れましたわよ」
「ひ、姫殿下……っ」
飛翔する方向を変えるダーウッドは、慌てふためきながらも笑っていた。
「姫殿下ときたら、どんどん大胆不敵になられて……っ、ふふ、フフフ!」
「それはまあ、おかげで色々と奇想天外な経験をしていますからね! 石になったりもしたのだもの」
軽やかに君臣の言葉を交わしながら、青空の中を流星のように翔けぬける。
真っ赤なマグマの海のようなドラゴンたちがバッサバッサと追いかけてくる。
迫力がすごい。後ろを見るのが怖くなってしまいそう。
「わたくし、聖女様っぽかったでしょう?」
そっと問いかけた理由は、自分でもわからない。
「とても。青国の騎士たちは、王室を誇りに思い、ひとりひとりが英雄然として最大の武力を発揮することでしょう」
「ふふっ……よかったわ!」
誇るような声がダーウッドから返されて、フィロシュネーは気丈に微笑んだ。
寂しそうだと思ったのだ。
あの即位式で旗を見て呟いた声が、自分たち兄妹を見つめる眼差しが、父や母について語る気配が――その情深い心を伝えてくれたのだ。
フィロシュネーは覚えている。
『自国の旗というのは良いものですな』
青地に白星のデザインの旗を見て、ダーウッドは誇るように言ったのだ。
『ご兄妹の仲がよろしくて結構、結構、コケコッコウ』
自分と二人の間に線を引くようにしながら、慈しむ温度感で言ったのだ。
『すみませんでした』
『申し訳ありませんでした』
しょんぼりと謝ったのだ。
(おばかさん!)
フィロシュネーは、ここで離れてはいけないと思ったのだった。放っておいたら、望まぬ未来へとひとりで歩いていくのがわかったのだ。
だから、必死に手を伸ばして、足を動かして、運命を引っ掴んだ。飛び乗った――温い場所から遠ざかろうとする、その背に。
大空を鳥が飛ぶ。
背に騎乗するフィロシュネーは、すぐ近くを群れて飛ぶ小鳥たちに目を細めた。
「騎士たちにはビックリしたけど、無事に逃げられたわね! それで、お兄様を助けに行くのでしょう?」
飛び出す前、ダーウッドは悪ぶっていたけれど、フィロシュネーはあの振る舞いを見て、『罪を犯したのは空王ではなくて王兄ですよ!』と弟を庇ったときのハルシオンを思い出したのだった。
「あなた、ちょっとハルシオン様に似ていたわ。わたくしたちの一族って、ああいう振る舞いを好む気質なのかしら」
フィロシュネーは、ダーウッドも移り気な空の青を持つ王族としてオルーサにつくられたのだと思っている。
なので、空国と青国の王族特有の気質のようなものを感じた気がして、しみじみとした。
「血の繋がりって、不思議ね」
「姫殿下、姫殿下……」
自分を乗せる鳥のダーウッドが何か言っている。
「なあに!」
フィロシュネーは自分が持ってきた辞表の紙が懐にあるのを確認しながら、片手で鳥の首を撫でた。青い毛並みはしっとりしていて、日差しに明るく艶めいている。
「……」
言葉を探す気配がして、ぽつりと雨垂れのように情けない声がした。
「こ、……困ります」
心底そう思っているであろう、弱々しい声だった。
さっきまではあんなにノリノリで悪役っぽく振る舞っていたのに。
フィロシュネーはくすくすと笑った。
「あらあら、ふふふ。わたくしを驚かせた罰ですわ~!」
耳元を優しく風が通り過ぎていく。
世界には見えない空気が満ちている。
透明な空気をかき分けて、自分たちは前に進むのだ。
「わたくし、お兄様に筒杖を披露してあげますわ」
「……お」
鳥さんがなにか言った。
「お?」
「おばかさん……」
まあ、まあ。
悪い呪術師さんが言うにしては、可愛らしい悪態じゃなくて?
フィロシュネーはにっこりして鳥の背をポンポンと叩いた。
「ご存知なかった? わたくし、おばかさんですの!」
空を滑るように飛翔するうちに、空と陸地を埋めるような赤い色が見えてくる。
(えっ、あれ全部、フレイムドラゴン……?)
フィロシュネーは息を呑んだ。
巨大な炎の塊が地平線を覆い尽くしていた。フレイムドラゴンの群れが纏う、燃え盛る炎の揺らめきだ。
ドラゴンの数は計り知れない。北へと押し寄せる赤い軍勢は、まるで地獄の門が開かれたかのようだった。なるほど、「竜害」と災害のようにいわれるわけだ。恐ろしい。
「この付近には死霊を浄化するミストドラゴンが住むので、フレイムドラゴンは、あまり寄り付かないはずなのですが」
ダーウッドが驚いた様子で言うので、フィロシュネーはこっそりと安堵した。このドラゴンの件については、ダーウッドは無関係っぽい、と。
「あ、お兄様がいらっしゃるわ。ダーウッド、みて」
「おお」
地上から、凛とした王の声が響く。
兄、青王アーサーだ。
「ひるむな、怖気づくな。騎士たちよ、勇気を胸に前を向け。なんじらの後ろには、無辜の民が暮らす家々があるのだ。これは守るための戦い。英雄の戦いである」
ともに響くのは、空王アルブレヒトの声だった。
「我が祖先フレデリクは北の国境を脅かしたドラゴンに神聖なる雷を下し、民を守った武勇伝を持つ。このアルブレヒトには、かの神血が受け継がれているのだ」
空王アルブレヒトは、最後に見たときと比べると別人のように堂々としていて、威厳がある。彼は変わったのだ、と、フィロシュネーには感じられた。
「この俺アーサーには、偉大なる戦神と讃えられるソルスティスの神血が受け継がれているぞ。俺はその異名を我がものとしよう。わが国の誇る清輝なる星々、忠実なる騎士たちと共に!」
騎士たちが声を揃えて、覚悟を胸に熱気を返す。
「名誉にかけて! 誇りにかけて! 我らの王に、勝利を!」
彼らの心には絶望の念はない。
むしろ、命を捧げる覚悟が灼きつけられ、闘志が燃え上がっていく。
一人一人の騎士が怯まぬ眼光を炎の群れに向けている。彼らの鎧と盾は神聖に光り輝き、剣は覇気に満ちていた。
「グオオオオオオオオオッ!!」
フレイムドラゴンの群れが接近する。
赤い群れが天を覆い、火の粉の舞が空を支配しようとする。
獰猛な吠え声も、巨体も、生物としては人間よりも確実に格上で、一体一体が本能的な恐怖を呼び起こす。
けれど。
「進撃せよ! 我らの勇気と誇りを見せつける時だ!」
「おおおおおっ!!」
二国の騎士たちは、恐れない。
一斉に突撃する騎士団は、青い津波のようだった。
「彼らはまさに、国家の英雄。我が国の誇りといえましょう」
ダーウッドの声には、騎士たちへの敬意がこもっていた。
ああ、この預言者は自分の国が好きなのだ。誇らしいのだ。
フィロシュネーは強い共感を胸に微笑んだ。
* * *
フレイムドラゴンの吐く炎が一帯の気温を上昇させていく。
剣と矢が飛び交い、炎に包まれながらも固い意志で立ち向かう騎士たちの姿は、まさに壮絶だった。
「わが国の騎士は勇猛ですが、地上と空を両方相手取るのは厳しいかもしれませんな。ちと挑発して、釣り上げてやったほうがよいかもしれません」
ダーウッドはそう言って、高度を下げようとした。
「姫殿下は、アーサー陛下のお近くに降りて頂きましょうか。そのあとで私が釣りますゆえ……」
ダーウッドの声に、フィロシュネーは有無をいわせず筒杖を取り出して上へと放った。もう慣れたものである。
「青空と神鳥の加護のもと、太陽の娘、青王クラストスの娘、聖女フィロシュネーは英雄たちの勇気に敬意を表明します」
ああ、でも戦ってる最中の騎士たちの気を散らしてしまったらいけないのかしら?
戦場で騎士の士気高揚をはかるのは初めてだ。フィロシュネーはどきどきした。
「ひ、姫殿下っ!?」
地上の騎士たちが、奇跡を眼のあたりにしたような顔で見上げてくる。
兄アーサーも驚いた様子だ。
「シュネー!!」
フィロシュネーは聖女の自分を意識して、可憐な声を響かせた。
「……我らの王に、勝利を!」
ワァッと歓声が起きて、どうやら地上の士気があがったらしいとわかる。そんなリアクションを肌で感じると、不思議と自分がとっても強くて特別な存在になった気がしてきて、勇気が湧いてくる。
「グルルルル!」
空中のフレイムドラゴンはというと、「なんかいるぞ」とばかりにこちらに向かってくる。好戦的だ。
「ダーウッド、釣れましたわよ」
「ひ、姫殿下……っ」
飛翔する方向を変えるダーウッドは、慌てふためきながらも笑っていた。
「姫殿下ときたら、どんどん大胆不敵になられて……っ、ふふ、フフフ!」
「それはまあ、おかげで色々と奇想天外な経験をしていますからね! 石になったりもしたのだもの」
軽やかに君臣の言葉を交わしながら、青空の中を流星のように翔けぬける。
真っ赤なマグマの海のようなドラゴンたちがバッサバッサと追いかけてくる。
迫力がすごい。後ろを見るのが怖くなってしまいそう。
「わたくし、聖女様っぽかったでしょう?」
そっと問いかけた理由は、自分でもわからない。
「とても。青国の騎士たちは、王室を誇りに思い、ひとりひとりが英雄然として最大の武力を発揮することでしょう」
「ふふっ……よかったわ!」
誇るような声がダーウッドから返されて、フィロシュネーは気丈に微笑んだ。
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