俳優、女子中学生になる~殺された天才役者が名家の令嬢に憑依して芸能界に返り咲く!~

朱音ゆうひ@4月1日新刊発売!

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2章、銀河鉄道とマグロとアリス

119、それなら私、悪魔になるわ!

――【西園寺さいおんじ麗華れいか視点】

「月組の役者さんたちは、日に日に演技を向上させているわね。元々優秀な人たちだし、やればできるのねえ」

 西園寺さいおんじ麗華れいかは、後輩たちが集まる第三会場で先輩風を吹かせていた。
 手には、10代向けのファッション誌がある。
 誌面では、後輩の葉室王司ちゃんが「王司のスクールガール・コーデ!」というタイトルでカジュアルコーデを披露していた。
 基本は中性的だけど、たまに女の子っぽさを意識して「似合う? かわいい?」という吹き出しをつけていたりするおしゃれで可愛い誌面には、インタビューも掲載されていた。

インタビュワー:王司ちゃんは学校のお友だちといつもどんなことをお話してるの?
葉室王司:宿題の話。あと、SNSのお話とか、動画のお話とか、家族のお話もするよ
インタビュワー:気になる男子のお話とかは?
葉室王司:ぜんぜんない!
インタビュワー:隣の席が高槻たかつきアリサちゃんって本当?
葉室王司:本当!
インタビュワー:アリサちゃんって学校ではどんな子?
葉室王司:アリサちゃんは表裏がなくて、すっごくいい子! よくお兄ちゃんの自慢をしてくるよ(笑) 
インタビュワー:お兄ちゃんと仲いいもんね~!
葉室王司:私も仲いいよ!
インタビュワー:おっと、対抗してきたな(笑)演劇祭でもライバルチームだもんね
 
「この記事、さりげなく演劇祭の宣伝してくれてるのね。それにしても王司ちゃんが可愛い~!」
「わぁ~」
   
 【東】の稽古場には緊張感が満ちているが、第三会場はいつも和やかだ。
 【西】の役者たちが、どうも和ませる雰囲気がある。家族的というか、ゆるい。
 みんなでファッション誌の中の王司ちゃんを愛でていると、本人は恥ずかしがるように「お兄さん」の後ろに隠れていく。
 なんとも微笑ましい光景だ。

 お兄さん――火臣ひおみ恭彦きょうひこは、妹に基本的にされるがままだ。
 顔色はいいが、額に冷えピタを貼っていて、「俺は今、怠いです」という顔でぐったりしている。
 あと、イヤホンで何かあやしいBGMを聞いている――麗華が思うに、これは演技だ。

 『鈴木家』のドラマで共演して親しくなり、彼の相談に乗るようになった先輩役者の麗華は、後輩の恭彦が役の気持ちを作る際に音楽に頼ることを把握している。
 なぜ演技をしているのか……それはおそらく、八町やまち大気たいきからのシークレットミッションを受けているからだ。

 ……私はミッション受けてないのに!

 古参大劇団の狭き門を通過した月組のメンバーたちに、ベテランの羽山修士。
 そして、才能ある後輩たち。
 そんな綺羅星のようなメンバーに囲まれて、麗華だって「つらくても泣かない☆負けない☆私が主役になるもん!」と頑張っているのに! 
ヒロイン面で「苦しくたって悲しくたって舞台の上では平気なの!」と言ってやりたくて仕方ないのに、気づけばスポットライトの外にいる。
 
 八町大気は、麗華が思うに女優への指導に苦手意識や遠慮のある演出家だ。
 今の時代、ちょっとしたことでもハラスメントとして大問題になる。
 性別問わず、役者に慎重な接し方が求められる風潮だ。
 だから、女優に対して距離を取ったり、遠慮がちになるのだろう。
 気持ちはわかるが、麗華的には不満である。
 麗華だって扱かれたい! 麗華の宝石も磨いてほしい! のである。

 大人げないとは思うが、つい後輩のミッションを邪魔してしまう。
 
「恭彦君。みんなが王司ちゃんのお話をしているのにひとりで別世界に浸らないで?」
「あっ」

 イヤホンを奪って聞いてみると、おどろおどろしいホラーミュージックが流れていた。
  
「ねえ~、これ、なんの役かしらぁ~? 不思議の国のアリスはこんなにホラーじゃないわよー? ハロウィンでもするのかしらぁ~?」
「先輩、俺は今ホラーに浸りたい気分だったんです」
「恭彦君? みんなで妹のファッション誌見てる時に、なんでホラーに浸りたい気分になるのよ。あと、風邪の演技が崩れてるわよ。姿勢!」
「演技って言わないでくれますか? 俺は本当に怠いんです。人生が」
「いきなり鬱を発症しないで」
 
 まあまあ、と王司ちゃんが間に入って宥めてくれる。
 思えば、この子は10代前半の多感な年頃なのに、ずいぶんとメンタルが安定している。

「みんなで仲良くシークレットミッションしたらいいじゃないですか」

 王司ちゃんがあっさりした口調で言うので、麗華は一瞬ぽかんとした。

 少し伸びた黒髪をさらりと揺らして、少女は言った。

「八町大気先生は、海外のクラッカーをみんなで捕まえて懸賞金を山分けしたいみたいです。でも、先生はちょっと伝え方に失敗しちゃったみたい……天才って言われてる人って、日常的なコミュニケーションがちょっとずれて変な人になっちゃうこと、ありますよね」

 何だその話は、と、全員が注目する中、葉室王司は人差し指を唇に当てた。

「ここだと、偉い人たちがいつ入ってきてお話を聞かれるかわかりません。グループチャットを作ったので、皆さんチャットでお話しませんか?」

 麗華がグループチャットに入るのと同時に、『偉い人たち』が第三会場に入ってきた。

 麗華の手からイヤホンが取り返されて、火臣恭彦が役に入っていく。

 内緒話よりも、麗華には演技の方が気になった。
 今、この会場にいるメンバーの何人が、八町大気のシークレットミッションを受けて遂行中なのだろう。
 ずるい。私もする。
 どんなミッションだろう――ホラーな内容で……体調不良を装い……。

『この中に他者の生気を吸い取る悪魔がいる。風邪の症状が出た者は、生気を吸われた犠牲者なのだ』
 ――八町大気の言葉が、思い出された。 
 
 わかった。わかった。
 わかったわ。
 
 それなら私、悪魔になるわ!
 
 麗華は火臣恭彦がアクションを開始するより先に、彼をソファから床へと引きずり下ろした。
 彼は不調を装って元々ぐんにゃりとソファからずり落ちかけていたし、役に入ろうとした一瞬の隙をつけば、そのままズルッと落ちてくれた。
  
「――――えっ?」 

 演技に入ろうとしていた集中を破られて、目を見開いている後輩が――美味しそうだ。
 本人は体調不良のつもりなのに、健康的な肌艶をしていて、呼吸する首元が無防備だ。
 
 生気がある。
 これは、ご馳走だ――麗華の中の悪魔は、歓喜した。
 
「欲しい……」

 悪魔は、欲望を舌に乗せた。
 怯えたような、理解が追い付いていないような顔をする後輩は、背が高くて鍛えているのに、隙だらけで弱々しい。簡単に『食える』――悪魔は舌なめずりをした。
 
 この獲物を逃がしてなるものか。

「――きゃああっ」
  
 床にずり落ちた体に馬乗りになって首を絞める……ふりをすると、周囲から悲鳴が上がった。
 
 演劇祭での麗華の役は、悪役の女王様だ。
 
 悪魔憑きの役なんて、シナジーがあってちょうどいいじゃない?
 私が悪魔憑きをするから、恭彦君は生気を吸われなさいな?

 視線で訴えると、青年の目が理解と恐怖を順に浮かべた。
 イヤホンが耳にある頼もしさ――BGMがあるなら、大丈夫ね。
 
「あっ、や、やめ……っ」
  
 ほうら、力も入れてないし生気も吸ってないのに、苦しそうに顔を歪めて迫真の演技をしてくれる。
  
「生気をお寄こし! 生気を……はぁ、はぁっ……うふふ……美味しい」
「ああっ……」
 
 役者たちは「きゃあ!」「やめてえ!」と悲鳴をあげたりオロオロするのみ。
 だが、『偉い人』が集まってくると、いくつもの手が伸びてくる。麗華は演技プランを脳内で練り上げ、対応した。

「何をしてるんだ!」
 
 力任せに腕を掴まれ、『獲物』の上から引っぺがされる。
 これでいい、焦る必要はない――麗華は正気に戻ったふりをした。

「アアッ……? わ、私は今、何を……?」

 夢から醒めたように。
 周囲の様子に驚いたように。
 何がなんだかわからない、というように表情と声を作ると、みんなが驚いてくれた。
 
「私、今、何をしていたかの記憶がないの……。なんだか、悪い夢でも見ていたみたい。全身に疲労感があって、怠いわ……何かあったのですか? きゃっ、恭彦君。大丈夫? どうしたの……? 誰か、救急車を。ねえ、本当に大丈夫?」

 ざわめきが起きる――「悪魔だ」「悪魔が憑いてたんだ」――後で聞いた話によると、この時、葉室王司が主催のグループチャットでは「お姉さんが悪魔憑きの演技をしているみたいです。皆さんはお姉さんに悪魔が憑いていたのだと思い込み、動揺している演技をしてください」という秘密の指示が出されていたらしい。

   ◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
 
――【葉室はむろ潤羽うるは視点】

 時は少し戻り、日本企業が海外クラッカーに悩まされていた頃。
 葉室はむろ潤羽うるはは、会社にいた。
 
 1日は24時間あるが、睡眠時間を8時間取るとすると16時間だ。
 就労時間を8時間、通勤時間を仮に往復1.5時間とすると、残りは6.5時間。
 家事(料理・掃除・洗濯)にかかる時間は、平均4.4時間なのでこれを引くと、余暇の時間は2.1時間だ。
 毎日の「何にも縛られず怠惰に好きに過ごしていいよ」の時間が2.1時間で人生が過ぎていく――潤羽は、それがどうももったいなく思えるのだった。
 
 働きたくない。責任なんて重すぎる。
 何も心配せず怠惰たいだに安穏と過ごしたい。

 葉室はむろ潤羽うるはは常々そう思っているのだが、この日は特にその思いが強かった。

 海外クラッカーが潤羽の会社の顧客情報を盗み、ダークウェブに公開すると脅してきたのだ。
 被害に遭った会社は複数あり、まとめて警視庁のサイバー犯罪課のお世話になっているが、今のところ展望は暗い。日本企業、大ピンチだ。

「社長、顧客からの問い合わせ電話が殺到しています。捌ききれません。電話対応の社員が何人か体調を崩してしまって……」
「公式HPと公式SNSで謝罪文と事実確認中の旨を更新して。電話は自動アナウンスに切り替えて、社員を守ってちょうだい」

 電話対応の社員は情報を何も持っていない。
 ただ、「ご心配をおかけしており、申し訳ございません、あいにくただいまご案内できる情報がございません。わかりしだいご報告予定でございます」という返答可能フレーズだけで謝り続けないといけない。
 
 ひとつの電話で30分~酷ければ3時間も怒鳴られ続け、「自分の側が悪くて怒鳴っているお客様には申し訳ない」というスタンスで謝り続け、終われば即座に次のお客様だ。心を病むし、他の仕事もできない。
 
 対するお客様側は「時間をかけて怒鳴り散らしたが、何も進展もしないし情報も得られなかった」「対応が悪い」という不満を募らせるだけ。
 双方ともに利益のない時間である。

「私が矢面に立ってガス抜き配信でもしようかしら……」
 
 心を疲弊させ、貴重な働き手を失ってなるものか。
 潤羽うるはが平穏な生活を望むように、社員たちも「穏やかに暮らしたい」というささやかな望みを胸に人生を過ごしている。
 潤羽の会社は、シニア層をターゲットにした小さな旅行会社だ。親族には「お嬢様の趣味のお遊び」と言われている。

 ――全くその通り。
 赤字になっても潤羽はオーケーなのだ。

 潰れない程度に楽しくやりましょう。うちの会社はホワイトですの。
 社員も営業成績とかノルマとか気にしないでいいの。無理せず働いて。仕事を楽しんでできたらいいと思うの。
 どうやったら楽しめるか、考えましょう。
 
 ……そんな風にのんびり、ゆるゆるとした社風でやってきたのに、現実って厳しい。
 
「現実世界、ヤダヤダ。生まれ変わったらスローライフしたいわ」
 
 人はこのようにして転生スローライフ願望に辿り着くのかもしれない。

「でも、現実世界のうちの社員たちは私が守らないと。社長だものね。娘もいるし……ママだもの。私、逃げないわ」
 
 自分を奮い立たせていると、秘書が静かにオフィスに入ってきた。潤羽の社長ライフをいつも助けてくれて、娘の自慢話にも「天使ちゃんですね」と言って一緒に娘推ししてくれる女性だ。
 
 彼女の顔には、いつもと違う緊張感が漂っていた。

「社長、ただいま、信じられないようなメールが届きました。匿名のホワイトハッカーからです……」

「ホワイトハッカー?」

 匿名のハッカーは、日本企業が直面している状況を把握しており、助けると言っていた。また、セキュリティの穴を具体的に教えてくれて、ネットワーク構築の改善案までくれた。
 
 そして数分後、サイバー犯罪課の担当者から連絡が入った。
 匿名のホワイトハッカーの介入により、クラッカー集団の居場所が判明したこと。
 クラッカー集団が所有していた顧客情報が削除されたこと……。

「……助かったの……?」
 
 潤羽は夢でも見ている気分になった。
 もうだめだ、と思っていたが、どこかからヒーローめいた正義の凄腕ハッカーが現れて、みんなを救ってくれたのだ……そんな現実があるというのだ。
 
 ホワイトハッカーの正体は不明だが、彼からは次々と指示が送られてきた。
 IT部門がサイバー犯罪課の担当者と連携を取り、彼の指示に従い、対応していく。

「あなたのお名前は? なぜ、助けてくださったの? 正義のヒーローみたい」

 震える手でメールを送ると、ホワイトハッカーからの返信メールにはシンプルなメッセージだけが残っていた。

『正義のために。あるいは、お嬢様の笑顔のために』

 ――ホワイトハッカー様。なんて格好いいの……!

 すっかりホワイトハッカー様に心酔して家に帰ると、娘がなにやらソワソワしながら見せてくる。
 それが、なんと指輪のケースなのだ。

「王司? どうしたの、これは?」

 この娘は、国民の妹とも呼ばれる美少女だ。
 性格も大人しく、優しい。まさに「天使ちゃん」なのだが、それだけにモテる。
 
 同年代ならまだ「可愛いわね」で済むし、保護者感のある好意なら「おほほ、うちの子を推してね」と高笑いするところだが、中には中高年で「娘さんをください」と言ってくる変態紳士、八町やまち大気たいきなどもいるのだ。
 
 中学生の女の子に指輪を渡すなんてどこの阿呆か!
 通報してやるわ!

「あのね、ママ。これね……」
 娘は、とても言いにくそうに、迷いながら教えてくれた。
「火臣打犬さんが、ファミリーリングだって。私とママの分だって」
「はあっ?」

 あのクズ変態男は、何を考えているのかしら?
 ファミリー? 誰と誰が? どの面下げてファミリーリングなんて贈るのよ。

「あいつと私たちはファミリーじゃないわよ!」

 潤羽は激怒した。
 必ずやこの指輪を突き返し、事実関係をわからせてやらねばならぬと決意した。

「あの変態! 脳みそをクリーニングしろと言ったのに悪化してるじゃない! 返してらっしゃい! いいえ、待って。王司が近づくのは危険ね。ママが行く――いいえ、いいえ。行く必要もないわね。郵送で送るわ。送料は着払いよ!」

 方針を決めた時、娘は妙なことを言った。

「えっと、そうだよね。そうじゃないかなーって思ったんだ。じゃあ、私はこれからお兄さんのお見舞いに行くから、指輪はお兄さんに返すよ」
「お兄さんのお見舞い?」

 娘に聞き返すと、娘は全く意味不明なことを言った。

「あのねえ……劇団の稽古中に麗華お姉さんが悪魔憑きになって暴れたんだけど、もともと風邪気味になろうとしていたお兄さんがお姉さんの演技に呑まれちゃって、本当に生気が吸われたと思いこんじゃったのか、普通に倒れちゃったんだよね。熱も出しちゃってびっくり。『病は気から』ってやつだね……」

 悪魔憑き? 生気?
 聞き手である潤羽の立場からすると、「娘が何を言っているかわからなくてびっくり」である。
 
「お芝居は終わり。カットですよーって言いに行こうと思って」
「ごめんなさい王司。ママ、あなたが何を言っているかわからないわ……」
「お兄さんが救急車で病院に運ばれたんだよ」
「まあ。大変じゃない」
「熱があるんだって。お見舞いに行くの」
「ママ、ちょっとずつわかってきたわ」

 娘はきっと、親しい役者仲間のお兄さんが倒れて動揺していたのだ。
 だから、説明がちょっとおかしかったのだ。
 潤羽は完全に理解した(つもりになり)、娘のお見舞いに付き添うことにした。

「トドがすごく心配してたんだよ。大丈夫かなあ」
「トド……?」

 娘の言うことが、やっぱりよくわからない。
 子供には子供の世界があるのだ。きっと、トドというニックネームのお友だちがいるのだろう。

「トドさん、優しいお友だちなのね」
「変態だよ」
「まあ。絶交しなさいな」
「してるんだけど、なんかウロチョロしてていっつもいるものだから……困ったトドだよ」

 娘の人間関係はどうなっているのだろう。
 ちょっぴり心配になってしまうママであった。
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