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物語のはじまり
第3話 秘密の計画
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「大丈夫ですかお嬢様!?」
叔父のところから何とか自分の部屋もどり、開口一番エレンが声を掛けてきた。
今の私はよほど顔色が悪かったのだろう、エレンが慌てて寄り添ってきたことからもその様子が伺える。
「お姉さま大丈夫ですか?」
「ええ、エリス、エレン心配してくれてありがとう大丈夫よ」
昨日私が言った事を守ってくれていたのだろう私の部屋でエレンとエリス、そしてエリスの専属メイドであるユリネの三人で待っていてくれたようだ。
ユリネは私の二つ年下で現在13歳、辞めさせられたメイド長ノエルの娘でもある。今はもうノエルは居ないが、ユリネは赤ン坊の頃からお屋敷の使用人室で暮らしているので、私にとっては可愛い妹同然、ユリネも若いながらも非常に優秀なメイドで、いつもエリスの面倒を見てもらっている。
「エリス、悪いんだけれどエレンと大事な話があるの。リリーと一緒に部屋に戻っていてくれる?」
「わかりましたお姉さま。リリー、ユリネ行こう」
「ユリネ、エリスの事をお願いね」
「畏まりましたお嬢様」
「はぁぁ、昔はお姉さまって言って抱きついてくれてたのになぁ」
三人が出て行った扉を見つめ淑女らしからぬため息をついてしまった。
「これが本来あるべき姿のメイドですよ、お嬢様がおかしいのです」
ユリネが小さい頃は私の事をお姉さまって呼んでくれてたのに、いつの頃からか呼び方がお嬢様に変わってしまった。私も亡くなった両親もそんな事気にしてなかったんだけど、あれで母親のノエルと同様に頭が固いからなぁ。
「そういうエレンだってユリネにお姉ちゃんって言われてたじゃない」
「私はメイドの先輩だからいいんですよ」
「むむ、そんな意地悪を言う子にはこうだ」
「きゃ、ちょ、お嬢様、あはは、止めてく、あははください、あはは」
エレンが意地悪な事を言ったのでこちょこちょの刑でお仕置きをしてみました。
「もう、止めてくださいよぉお嬢様」
「うふふ、偶にはいいじゃない私だってエレンと戯れ合いたいのよ」
ホッペを膨らませて怒って表情を見せてくるが、エレンとも結構長い付き合いだからね、すぐに笑顔に戻って私の事を心配してくれる。そんな彼女だから私はずっと一緒にいたいんだ。
「それでどうだったのでしょうか?」
一通り戯れあって私の顔色が戻ったところで改めてエレンが訪ねてきた。
「ノエルの事は何を言っても聞いてくれなかったわ、ごめんなさい私の力が足りなくて」
「そんな、お嬢様が謝る事ではございません。ノエルさんがお屋敷を出られる時私にお嬢様の事を託されました、私たち使用人は全員お嬢様の味方でございます」
「ありがとう、そう言ってくれるだけで元気が出てくるわ。」
私は一息入れ次の言葉を紡ぎだす。
「それと私に婚約の話を持ち出してきたわ」
「婚約ですか!?」
「ええ、取り敢えず今は学生だから学業に専念したいと断ったけれど、多分私の知らないところで話を進めていると思うわ」
恐らくだけど叔父は私が領主を受け継ぐ18歳までに結婚させて、この屋敷から追い出す算段なんだろう。確かに女の身である私は婿養子を迎えなければ、爵位と領地は私の嫁ぎ先のものとなってしまい、長年守り続けてきたこのお屋敷も手放す事になってしまう。そんな事は領地にいる祖父母が許さないだろうし、当然叔父達も反対するだろう。私としてもお父様の代まで守り続けてきた爵位をそう簡単には手放す事は出来ないと思っている。
つまり私が爵位を継ぐ前に結婚し屋敷を出れば次の継承権はエリスに行き、エリスも同様の手段で追い出せば叔父の手に領主が転がり込むと言う訳だ。
私はともかくエリスだけには幸せになって欲しいと心から願っている。こんな陰謀まがいの事で可愛い妹を犠牲にさせるなんて許さない。
まぁ、私もこのまま素直に言う事を聞くつもりなんてサラサラ無いけどね。
「今後の事を考えて私の方でも色々準備をしておきたい事があるのよ。それで悪いんだけれど、今夜グレイに誰にも気づかれないよう私の部屋へ来てほしいと伝えてもらえるかしら、時間は何時でもいいから」
「分かりました、伝えておきます」
「それとその時エレンも付き合ってもらえる? 大事な話があるの」
私が言われるがまま只の世間知らずの令嬢だと思っているなら大間違い、叔父夫婦の筋書き通りになんてさせるもんですか。
コンコン
「どうぞ入って」
「失礼いたします」
入ってきたのは黒い執事服を着こなし、白髪に白ヒゲをたくわえた初老の男性、この屋敷の全てを管理している執事長だ。
「ごめんなさいグレイ、急に変な呼び出し方をして」
グレイはお父様に長年仕えてくれており、現在屋敷で働く使用人の総責任者。屋敷運営から商会経営の事まで全てをこなし、私たち姉妹にとってはやさしいおじいちゃん的な存在だ。
「いえ、私奴の方こそ一度お嬢様とお話しをしたいと思ってたところでございます」
「そう言ってもらえると助かるわ、エレン話が長くなると思うからお茶を入れてもらっていいかしら」
「はい、お嬢様」
私はグレイに座るように促し、グレイは少し迷った末テーブルの側に置かれた椅子に座り、エレンがお茶を出し終え三人がテーブルに着いたところで改めて話しを始める。
「まずノエルの事はごめんなさい、私が不甲斐ないばかりに止めることが出来なかったわ」
「いえ、私奴もこんな手段で来られるとは思ってもおりませんでした。お嬢様には何の落ち度もございません、責められるべきは私奴の方でございます」
そう言って私に頭を下げてくれる。私は本当にいい人達に見守られているんだと改めて感じることができた。
「ノエルのことはお願いね、生活に困るような事があればこれを使って」
私はノエルが用意してくれていた宝石の入った皮袋をグレイに渡した。
「これは?」
「ノエルがこっそり用意してくれたお母様の宝石よ、目立たない物を選んでくれてるみたいだから恐らく叔父夫婦には気づかれていないわ」
「ですがこちらはお嬢様に必要になるものではございませんか? その為にノエルも……」
「まって、これは私の為でもあるの。今日叔父から婚約の話しを持ち出されたわ」
この話しは流石に聞いていなかったのか声こそ出さなかったけれど相当驚いた様子。
私は一息つき次の言葉を語りだす。
「今から言うことは他言無用よ」
叔父のところから何とか自分の部屋もどり、開口一番エレンが声を掛けてきた。
今の私はよほど顔色が悪かったのだろう、エレンが慌てて寄り添ってきたことからもその様子が伺える。
「お姉さま大丈夫ですか?」
「ええ、エリス、エレン心配してくれてありがとう大丈夫よ」
昨日私が言った事を守ってくれていたのだろう私の部屋でエレンとエリス、そしてエリスの専属メイドであるユリネの三人で待っていてくれたようだ。
ユリネは私の二つ年下で現在13歳、辞めさせられたメイド長ノエルの娘でもある。今はもうノエルは居ないが、ユリネは赤ン坊の頃からお屋敷の使用人室で暮らしているので、私にとっては可愛い妹同然、ユリネも若いながらも非常に優秀なメイドで、いつもエリスの面倒を見てもらっている。
「エリス、悪いんだけれどエレンと大事な話があるの。リリーと一緒に部屋に戻っていてくれる?」
「わかりましたお姉さま。リリー、ユリネ行こう」
「ユリネ、エリスの事をお願いね」
「畏まりましたお嬢様」
「はぁぁ、昔はお姉さまって言って抱きついてくれてたのになぁ」
三人が出て行った扉を見つめ淑女らしからぬため息をついてしまった。
「これが本来あるべき姿のメイドですよ、お嬢様がおかしいのです」
ユリネが小さい頃は私の事をお姉さまって呼んでくれてたのに、いつの頃からか呼び方がお嬢様に変わってしまった。私も亡くなった両親もそんな事気にしてなかったんだけど、あれで母親のノエルと同様に頭が固いからなぁ。
「そういうエレンだってユリネにお姉ちゃんって言われてたじゃない」
「私はメイドの先輩だからいいんですよ」
「むむ、そんな意地悪を言う子にはこうだ」
「きゃ、ちょ、お嬢様、あはは、止めてく、あははください、あはは」
エレンが意地悪な事を言ったのでこちょこちょの刑でお仕置きをしてみました。
「もう、止めてくださいよぉお嬢様」
「うふふ、偶にはいいじゃない私だってエレンと戯れ合いたいのよ」
ホッペを膨らませて怒って表情を見せてくるが、エレンとも結構長い付き合いだからね、すぐに笑顔に戻って私の事を心配してくれる。そんな彼女だから私はずっと一緒にいたいんだ。
「それでどうだったのでしょうか?」
一通り戯れあって私の顔色が戻ったところで改めてエレンが訪ねてきた。
「ノエルの事は何を言っても聞いてくれなかったわ、ごめんなさい私の力が足りなくて」
「そんな、お嬢様が謝る事ではございません。ノエルさんがお屋敷を出られる時私にお嬢様の事を託されました、私たち使用人は全員お嬢様の味方でございます」
「ありがとう、そう言ってくれるだけで元気が出てくるわ。」
私は一息入れ次の言葉を紡ぎだす。
「それと私に婚約の話を持ち出してきたわ」
「婚約ですか!?」
「ええ、取り敢えず今は学生だから学業に専念したいと断ったけれど、多分私の知らないところで話を進めていると思うわ」
恐らくだけど叔父は私が領主を受け継ぐ18歳までに結婚させて、この屋敷から追い出す算段なんだろう。確かに女の身である私は婿養子を迎えなければ、爵位と領地は私の嫁ぎ先のものとなってしまい、長年守り続けてきたこのお屋敷も手放す事になってしまう。そんな事は領地にいる祖父母が許さないだろうし、当然叔父達も反対するだろう。私としてもお父様の代まで守り続けてきた爵位をそう簡単には手放す事は出来ないと思っている。
つまり私が爵位を継ぐ前に結婚し屋敷を出れば次の継承権はエリスに行き、エリスも同様の手段で追い出せば叔父の手に領主が転がり込むと言う訳だ。
私はともかくエリスだけには幸せになって欲しいと心から願っている。こんな陰謀まがいの事で可愛い妹を犠牲にさせるなんて許さない。
まぁ、私もこのまま素直に言う事を聞くつもりなんてサラサラ無いけどね。
「今後の事を考えて私の方でも色々準備をしておきたい事があるのよ。それで悪いんだけれど、今夜グレイに誰にも気づかれないよう私の部屋へ来てほしいと伝えてもらえるかしら、時間は何時でもいいから」
「分かりました、伝えておきます」
「それとその時エレンも付き合ってもらえる? 大事な話があるの」
私が言われるがまま只の世間知らずの令嬢だと思っているなら大間違い、叔父夫婦の筋書き通りになんてさせるもんですか。
コンコン
「どうぞ入って」
「失礼いたします」
入ってきたのは黒い執事服を着こなし、白髪に白ヒゲをたくわえた初老の男性、この屋敷の全てを管理している執事長だ。
「ごめんなさいグレイ、急に変な呼び出し方をして」
グレイはお父様に長年仕えてくれており、現在屋敷で働く使用人の総責任者。屋敷運営から商会経営の事まで全てをこなし、私たち姉妹にとってはやさしいおじいちゃん的な存在だ。
「いえ、私奴の方こそ一度お嬢様とお話しをしたいと思ってたところでございます」
「そう言ってもらえると助かるわ、エレン話が長くなると思うからお茶を入れてもらっていいかしら」
「はい、お嬢様」
私はグレイに座るように促し、グレイは少し迷った末テーブルの側に置かれた椅子に座り、エレンがお茶を出し終え三人がテーブルに着いたところで改めて話しを始める。
「まずノエルの事はごめんなさい、私が不甲斐ないばかりに止めることが出来なかったわ」
「いえ、私奴もこんな手段で来られるとは思ってもおりませんでした。お嬢様には何の落ち度もございません、責められるべきは私奴の方でございます」
そう言って私に頭を下げてくれる。私は本当にいい人達に見守られているんだと改めて感じることができた。
「ノエルのことはお願いね、生活に困るような事があればこれを使って」
私はノエルが用意してくれていた宝石の入った皮袋をグレイに渡した。
「これは?」
「ノエルがこっそり用意してくれたお母様の宝石よ、目立たない物を選んでくれてるみたいだから恐らく叔父夫婦には気づかれていないわ」
「ですがこちらはお嬢様に必要になるものではございませんか? その為にノエルも……」
「まって、これは私の為でもあるの。今日叔父から婚約の話しを持ち出されたわ」
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