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終 章 ヴィクトリア編
第82話 謎の音色
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学園社交界から約一ヶ月、昨年の秋頃から始まったドゥーベ王国との戦争は、一方的な宣戦布告からの戦闘突入で、一時はドゥーベ王国優先かと思われていたが、結果は当初の予想を大きく裏切りレガリア軍の猛反撃が開始。レガリア王国は一つの砦を焦土と化し、ドゥーベ王国軍は多くの戦死者と負傷者を出す結果となった。
その後、戦いの場は国境沿いへと移り膠着状態が続いていたが、第三国であるラグナス王国の仲裁により一時戦争を中断。
そしてこの度、正式に両国間の代表により、ここに休戦協定が結ばれることとなる。
「よぉ!」
午後のひと時をアリスやルテア達と一緒に優雅に過ごしていると、やってきたのはジークとアストリア。
急遽ココリナ達に二人の席を用意してもらい、久しぶりに幼馴染6人でのお茶会を始める。
「今日は二人とも騎士団の仕事はないの?」
一通りの準備が整い、一息ついたところでアストリアに話しかける。
「あぁ、まだちょっと後始末は残ってはいるが、一応俺たちもまだ学生の身分だしな。親父達から休めと言われてジークの家で鍛錬をしてたんだが、ユミナのやつが邪魔だとか言いやがって」
「おいおい、あれはアストリアが悪いんだろう。お前が屋敷の庭で模擬戦をやろうなんて言わなければ、俺までユミナに怒られなくて済んだんだ」
二人の会話から当時の様子が容易に想像できてしまい、女性陣から非難の視線が二人に突き刺さる。
どうせアストリアが暇をもて遊ばしジークの家へと行ったところで、剣術の稽古でもしようという話になったのだろう。仮にもレガリアの四大公爵家と言われるハルジオン家、中庭の広さも相当あるからそこで掛け声を出しながら、木剣と木剣の打ち合いをしていれば、夏休みの課題に追われているユミナが怒る気持ちも理解できる。
本当ならユミナもこのお茶会に誘ってはいたのだが、あの子ったら夏休みに入ってからは毎日お城に遊びに来ていたせいで、全然課題に手をつけていなかったらしい。
結局ラーナ様の雷が直撃し、今も必死に課題を進めているという。
「まぁ、それはユミナが怒るのも当然でしょ。どうせ二人の事だから中庭全体を使って実戦形式の模擬戦でもしていたんじゃないの?」
「「……うっ」」
二人して同時に言葉を詰まらせてるところを見ると、どうやら図星だったようだ。
「はぁ、まぁいいわ。それより二人に聞きたいんだけど、両国の被害状況とかはどうなの? 大体の話は聞いてるんだけれど、気になる話もちょっと耳にしたから」
これでも一応この国の王女だからね。戦いの内容は父様達から大体の話は伺っている。
だけどそれはあくまでも結果の話であって、どのような戦いがあり被害状況がどうなっているのかまでは聞かされてはいないのだ。
まぁ、その辺りはまだ正式に報告書が上がっていないだけかもしれないが、気になる話を騎士達の治療の為に戦地に赴かれた姉様が話しておられた。
「気になる話? って、あれの事か。急に突風が吹いたり、小規模な雪崩が起こったりしたって話だろ?」
「俺たちも直接現場を見たわけじゃないが、聞いた話では大して大きな被害はでていないぞ? 突風って言っても少しの時間を足止めをされただけだし、雪崩って言っても埋もれてしまうほどの量じゃなかったって話だ。ただ、奇妙な噂が流れててな」
「奇妙な話?」
「あぁ」
「その自然現象が起こる前に、必ず笛の音みたいな音色が聞こえてくるらしい」
アストリア達の話では行軍途中、もしくは戦いの最中に笛の音が聞こえたかと思うと、なぜか急に風が吹いたり、一斉に木々に積もった雪などが騎士団に降り注いできたのだという。
どれも被害というレベルではなかったらしいのだが、それでも決定打となる機会を逃したり、此処ぞと言うべき時に追い込められなかったりしたせいで、戦いがこうも長引いてしまったのだという。
「笛の音、ですの? そんな事で自然現象が起こせるものなのかしら?」
「さぁ? 私も現場を見てないから何とも言えないけれど、姉様の話では精霊達が妙にざわつく感覚を味わったって言っていたのよ」
姉様も聖女と呼ばれる立場である関係、精霊達のざわめき程度は感じる事が出来るのだという。そんな姉様が違和感を感じたのだから何かカラクリが隠されているのかもしれない。
もっとも戦場から遠く離れていた野営地から感じたという話だから、正直確証は何もないんだともおっしゃられていた。
「ティアラ様がそのような事を……、もしそれが本当なら後々脅威になるかもしれませんわね」
リコが考える素振りを見せながら発言し話を締めくくる。
恐らくアリス以外は考えている事が同じなのだろう。ドゥーベはいわばアリスの故郷。つまりアリス程とまではいかなくとも、それなりの力をもつ聖女がいても不思議ではない。
もっとも聖女の戒めとして、聖女の力で人を傷つけてはならないという絶対の掟が存在する。だけどもし精霊の力を利用する道具が存在していればどうなる? それは聖女の力ではなく精霊の力を借りた存在となるわけだから、聖女の戒めには当てはまらないのではないか?
元々聖女の戒めと言われているルールも、別になんらかのペナルティがあるわけでもないのだ。
これは今も私の隣でアリスに餌付けされている白銀から聞いた話だが、聖女の力は大地に染み付いた血の呪いを解くものであり、聖女の力で人を傷つけて血を流す行為はこの理に大きく反してしまう。だから聖痕を引き継いだ歴代の聖女達は、誰に言われることもなく自然とこのルールを受け入れていたのだという。
っていうか、白銀もすっかりアリスに飼い馴らされているわよね。
以前はルテア達の前だと姿を消していたというのに、以前たまたまアリスが白銀に食べさせた生クリームが妙に気に入ったようで、それ以来すっかりアリスのペット状態と化してしまった。
白銀の話では、アリスはどうも精霊達に好かれる存在らしいので、聖獣である白銀も自然と惹きつけられているのかもしれないが。
「でも、ホントにそんな道具が存在するの? 今までの歴史でもそんな道具が出てきた事って一度もないよね?」
一時の静まり返った空間に、ルテアが疑問を投げかける。
たしかに歴史上、そんな便利アイテムがあるとは伝わっていないし、現存していないとも断言できる。
これは白銀が言っていたことなのでまず間違いないだろう。だけど……
「ルテアの言う通りそんな便利な道具なんて存在しないわ。もし仮にドゥーベ王国にだけ伝わっていた秘密の道具があったとしても、今まで一度も使わなかったなんて事は考えられない」
「それじゃあれはただの偶然だって言うのか? 聖女様も微かな精霊達のザワめきを感じたって言うのに」
私の答えにアストリアが反論するかのように言葉を返す。
気になって隣に座るジークを見るも、どうやらアストリアと同じ意見のようで、なんだか苦悩している様子が見て取れる。
彼らにすれば直接現場の騎士達から話を聞いているので、私たち以上にこの妙な現象を肌に感じているのだろう。それに今は戦いは終わっているといっても形式上はただの休戦。戦争自体はまだ終了したとはいえないのだ。
「はぁ、誰もそんな事は言ってないでしょ」
「だったらどう説明が出来るんだよ。今は大した現象じゃないが、この先はどうなるかなんてわからないんだぜ? こちらがその自然現象に対応しようと思えば最悪……」
『アリスを前線に送り出せ』とでも言いかけ、アストリアが言葉を続ける事を渋る。
この場合、聖女である姉様でも対応が出来るのかもしれないが、儀式を行う場所を間違えれば、以前のように邪霊を呼び寄せてしまい、逆に被害を大きく出してしまう可能性も否定できない。
しかもドゥーベ王国との国境ともなると、ほぼ確実に邪霊を呼び寄せてしまうのではないだろうか。
これがもしアリスならば、涼しい顔で敵の自然現象を邪霊ごと丸呑みした上で倍返し、なんてこともやってしまいそうだが、危険な戦地に向かわせるなんてまず母様や姉様が許さないだろう。
「……ったく、俺たちみたいなガキが何を言っても仕方がないが、結局何もわからず、対策らしい対策もできないってわけか」
アストリアもいずれこの国を背負って行く身。今はまだ父親の背を追いかけている状態であっても、この危機感は彼なりにも精一杯力になろうと頑張っているのだろう。
「あるよ」
「……は?」
「だからあるよ。対策なら」
「「「「………………えっ!?」」」」
アリスの答えで静まり返った空間に、私とアリス以外の声が見事にハモる。
「あ、あるってどんな対策だよ。まさかアリスが戦場に行くとかって言わないよな?」
「そんな事させるわけないでしょ」
今も白銀の肉球で遊ぶアリスに代わり、アストリアの質問に私が答える。
「だったらどう対抗するって言うんだよ。物語のように伝説の聖剣みないな便利アイテムなんてないんだぜ?」
「はぁ……、それがあるのよ」
「だから何がだよ」
「だからあるんだって、聖剣が」
昨年からアリスが熱心に書庫に篭り、そしてつい先日ある一定の力ではあるが完成してしまったのだ。
本人曰くまだ完成したとは言えないらしいし、聖剣ではないと否定しつづけているけれど、明らかに普通の剣ではありえない力を宿した特別な剣。
未来の聖女が祈りを込めた剣、これを聖剣と言わずになんと言うのだ。
ただ聖女の血を引く者でないと秘めた力を使えなかったり、私専用にカスタマイズされている関係で兄様には扱いづらいらしいけれど、取り敢えず試作品という形で完成してしまったのだ。
「「「「………………えーーーっ!!!」」」」
そして一時の間の後に、再び私とアリスを除く4人の声が見事に重なるのだった。
「だからぁー、聖剣じゃないんだってー」
その後、戦いの場は国境沿いへと移り膠着状態が続いていたが、第三国であるラグナス王国の仲裁により一時戦争を中断。
そしてこの度、正式に両国間の代表により、ここに休戦協定が結ばれることとなる。
「よぉ!」
午後のひと時をアリスやルテア達と一緒に優雅に過ごしていると、やってきたのはジークとアストリア。
急遽ココリナ達に二人の席を用意してもらい、久しぶりに幼馴染6人でのお茶会を始める。
「今日は二人とも騎士団の仕事はないの?」
一通りの準備が整い、一息ついたところでアストリアに話しかける。
「あぁ、まだちょっと後始末は残ってはいるが、一応俺たちもまだ学生の身分だしな。親父達から休めと言われてジークの家で鍛錬をしてたんだが、ユミナのやつが邪魔だとか言いやがって」
「おいおい、あれはアストリアが悪いんだろう。お前が屋敷の庭で模擬戦をやろうなんて言わなければ、俺までユミナに怒られなくて済んだんだ」
二人の会話から当時の様子が容易に想像できてしまい、女性陣から非難の視線が二人に突き刺さる。
どうせアストリアが暇をもて遊ばしジークの家へと行ったところで、剣術の稽古でもしようという話になったのだろう。仮にもレガリアの四大公爵家と言われるハルジオン家、中庭の広さも相当あるからそこで掛け声を出しながら、木剣と木剣の打ち合いをしていれば、夏休みの課題に追われているユミナが怒る気持ちも理解できる。
本当ならユミナもこのお茶会に誘ってはいたのだが、あの子ったら夏休みに入ってからは毎日お城に遊びに来ていたせいで、全然課題に手をつけていなかったらしい。
結局ラーナ様の雷が直撃し、今も必死に課題を進めているという。
「まぁ、それはユミナが怒るのも当然でしょ。どうせ二人の事だから中庭全体を使って実戦形式の模擬戦でもしていたんじゃないの?」
「「……うっ」」
二人して同時に言葉を詰まらせてるところを見ると、どうやら図星だったようだ。
「はぁ、まぁいいわ。それより二人に聞きたいんだけど、両国の被害状況とかはどうなの? 大体の話は聞いてるんだけれど、気になる話もちょっと耳にしたから」
これでも一応この国の王女だからね。戦いの内容は父様達から大体の話は伺っている。
だけどそれはあくまでも結果の話であって、どのような戦いがあり被害状況がどうなっているのかまでは聞かされてはいないのだ。
まぁ、その辺りはまだ正式に報告書が上がっていないだけかもしれないが、気になる話を騎士達の治療の為に戦地に赴かれた姉様が話しておられた。
「気になる話? って、あれの事か。急に突風が吹いたり、小規模な雪崩が起こったりしたって話だろ?」
「俺たちも直接現場を見たわけじゃないが、聞いた話では大して大きな被害はでていないぞ? 突風って言っても少しの時間を足止めをされただけだし、雪崩って言っても埋もれてしまうほどの量じゃなかったって話だ。ただ、奇妙な噂が流れててな」
「奇妙な話?」
「あぁ」
「その自然現象が起こる前に、必ず笛の音みたいな音色が聞こえてくるらしい」
アストリア達の話では行軍途中、もしくは戦いの最中に笛の音が聞こえたかと思うと、なぜか急に風が吹いたり、一斉に木々に積もった雪などが騎士団に降り注いできたのだという。
どれも被害というレベルではなかったらしいのだが、それでも決定打となる機会を逃したり、此処ぞと言うべき時に追い込められなかったりしたせいで、戦いがこうも長引いてしまったのだという。
「笛の音、ですの? そんな事で自然現象が起こせるものなのかしら?」
「さぁ? 私も現場を見てないから何とも言えないけれど、姉様の話では精霊達が妙にざわつく感覚を味わったって言っていたのよ」
姉様も聖女と呼ばれる立場である関係、精霊達のざわめき程度は感じる事が出来るのだという。そんな姉様が違和感を感じたのだから何かカラクリが隠されているのかもしれない。
もっとも戦場から遠く離れていた野営地から感じたという話だから、正直確証は何もないんだともおっしゃられていた。
「ティアラ様がそのような事を……、もしそれが本当なら後々脅威になるかもしれませんわね」
リコが考える素振りを見せながら発言し話を締めくくる。
恐らくアリス以外は考えている事が同じなのだろう。ドゥーベはいわばアリスの故郷。つまりアリス程とまではいかなくとも、それなりの力をもつ聖女がいても不思議ではない。
もっとも聖女の戒めとして、聖女の力で人を傷つけてはならないという絶対の掟が存在する。だけどもし精霊の力を利用する道具が存在していればどうなる? それは聖女の力ではなく精霊の力を借りた存在となるわけだから、聖女の戒めには当てはまらないのではないか?
元々聖女の戒めと言われているルールも、別になんらかのペナルティがあるわけでもないのだ。
これは今も私の隣でアリスに餌付けされている白銀から聞いた話だが、聖女の力は大地に染み付いた血の呪いを解くものであり、聖女の力で人を傷つけて血を流す行為はこの理に大きく反してしまう。だから聖痕を引き継いだ歴代の聖女達は、誰に言われることもなく自然とこのルールを受け入れていたのだという。
っていうか、白銀もすっかりアリスに飼い馴らされているわよね。
以前はルテア達の前だと姿を消していたというのに、以前たまたまアリスが白銀に食べさせた生クリームが妙に気に入ったようで、それ以来すっかりアリスのペット状態と化してしまった。
白銀の話では、アリスはどうも精霊達に好かれる存在らしいので、聖獣である白銀も自然と惹きつけられているのかもしれないが。
「でも、ホントにそんな道具が存在するの? 今までの歴史でもそんな道具が出てきた事って一度もないよね?」
一時の静まり返った空間に、ルテアが疑問を投げかける。
たしかに歴史上、そんな便利アイテムがあるとは伝わっていないし、現存していないとも断言できる。
これは白銀が言っていたことなのでまず間違いないだろう。だけど……
「ルテアの言う通りそんな便利な道具なんて存在しないわ。もし仮にドゥーベ王国にだけ伝わっていた秘密の道具があったとしても、今まで一度も使わなかったなんて事は考えられない」
「それじゃあれはただの偶然だって言うのか? 聖女様も微かな精霊達のザワめきを感じたって言うのに」
私の答えにアストリアが反論するかのように言葉を返す。
気になって隣に座るジークを見るも、どうやらアストリアと同じ意見のようで、なんだか苦悩している様子が見て取れる。
彼らにすれば直接現場の騎士達から話を聞いているので、私たち以上にこの妙な現象を肌に感じているのだろう。それに今は戦いは終わっているといっても形式上はただの休戦。戦争自体はまだ終了したとはいえないのだ。
「はぁ、誰もそんな事は言ってないでしょ」
「だったらどう説明が出来るんだよ。今は大した現象じゃないが、この先はどうなるかなんてわからないんだぜ? こちらがその自然現象に対応しようと思えば最悪……」
『アリスを前線に送り出せ』とでも言いかけ、アストリアが言葉を続ける事を渋る。
この場合、聖女である姉様でも対応が出来るのかもしれないが、儀式を行う場所を間違えれば、以前のように邪霊を呼び寄せてしまい、逆に被害を大きく出してしまう可能性も否定できない。
しかもドゥーベ王国との国境ともなると、ほぼ確実に邪霊を呼び寄せてしまうのではないだろうか。
これがもしアリスならば、涼しい顔で敵の自然現象を邪霊ごと丸呑みした上で倍返し、なんてこともやってしまいそうだが、危険な戦地に向かわせるなんてまず母様や姉様が許さないだろう。
「……ったく、俺たちみたいなガキが何を言っても仕方がないが、結局何もわからず、対策らしい対策もできないってわけか」
アストリアもいずれこの国を背負って行く身。今はまだ父親の背を追いかけている状態であっても、この危機感は彼なりにも精一杯力になろうと頑張っているのだろう。
「あるよ」
「……は?」
「だからあるよ。対策なら」
「「「「………………えっ!?」」」」
アリスの答えで静まり返った空間に、私とアリス以外の声が見事にハモる。
「あ、あるってどんな対策だよ。まさかアリスが戦場に行くとかって言わないよな?」
「そんな事させるわけないでしょ」
今も白銀の肉球で遊ぶアリスに代わり、アストリアの質問に私が答える。
「だったらどう対抗するって言うんだよ。物語のように伝説の聖剣みないな便利アイテムなんてないんだぜ?」
「はぁ……、それがあるのよ」
「だから何がだよ」
「だからあるんだって、聖剣が」
昨年からアリスが熱心に書庫に篭り、そしてつい先日ある一定の力ではあるが完成してしまったのだ。
本人曰くまだ完成したとは言えないらしいし、聖剣ではないと否定しつづけているけれど、明らかに普通の剣ではありえない力を宿した特別な剣。
未来の聖女が祈りを込めた剣、これを聖剣と言わずになんと言うのだ。
ただ聖女の血を引く者でないと秘めた力を使えなかったり、私専用にカスタマイズされている関係で兄様には扱いづらいらしいけれど、取り敢えず試作品という形で完成してしまったのだ。
「「「「………………えーーーっ!!!」」」」
そして一時の間の後に、再び私とアリスを除く4人の声が見事に重なるのだった。
「だからぁー、聖剣じゃないんだってー」
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