売られた先は潔癖侯爵とその弟でした

しゃーりん

文字の大きさ
10 / 26

10.

 
 
モニカもカレンもルビーナがニコラスと寝ていても驚く素振りもない。
朝食の時にこっそり聞いてみた。

「私たちのことは、この侯爵邸の使用人のどこまでが知っているのですか?」

「それぞれの侍従と侍女は知ってるな。あとは執事と侍女頭。
 メイドは知らんだろう。形だけ妻を娶ったと思ってるんじゃないか?」
 
「うちは華やかな話題とは縁遠いからね。
 メイドも真面目で長年働いてくれてる人が多いんだよ。
 主の噂をばら撒いても痛い目に合うのは自分だとわかってるから見て見ぬふりだよ。」 

…うん。なんか共感できそう。王宮侍女になっていたら思わぬ場面にも出くわしただろう。
しかし、犯罪に関わらない限り、誰にも言わず見なかったことにする。
これが将来の安定性に繋がったことだろう。噂話よりもお金。うん。

「ルビーナは本当に見ていて飽きないよ。」

「また声に出してました?」

「うん。噂話よりお金ってね。頷きながらね。」

エドワードが耐えかねたのか顔を背けて口に手を当てている。…笑いたければどうぞ。

「ルビーナ一人増えただけで、この屋敷が明るく感じるよ。ね、兄上。」

「…そうだな。率直で天然。裏がなくて気が楽だ。」

…なんだろう。褒められた?はずだけど、天然?とは?まぁ、いいか。




初夜から3日後、寝る前に刺繍をしているとニコラスがいつもより早く部屋に来た。

「お待たせ。さあ行こうか。」

横抱きにされて寝室に向かう。え?なに?

ベッドに横たえたルビーナの上から覆いかぶさって抱きついてくる。…ちょっと重い。

「我慢したんだ。褒めて?」

…なるほど。とりあえず頭をナデナデ。やっぱり犬?シッポ振ってる?
嬉しそうな顔を見せて、チュッと唇に口づけをされた。
そして目を見ながら口づけが深まり、思わず目を閉じた。

唇が口から離れ、顎や首、鎖骨などに口づけて舐めてどんどん下りていく。
ニコラスの手はすでに胸で遊んでいた。…あれ?ガウンは?夜着は?
いつの間にか前が開かれていた。
ニコラスの舌が乳首の周りをグルっと刺激した後、吸いついた。
固くなった乳首を舌で遊んでいる。もう片方は爪先で先をカリカリしている。
違う刺激の気持ち良さに声が高くなる。
そんなルビーナにニコラスは囁く。

「ルビィ、前に教えたよね。気持ちいい時は?」

「ああっ!…気持ちいいの。ニック様、…もっとぉ…」

「うん。ルビィ、ベッドの中ではニックって呼んで?」

「ニック?んん…」

口づけて舌を吸って吸われて、唾液を飲んで、気持ちいいのにもどかしい。
ニコラスの片手が胸から離れて腰のクビレや太腿を撫でる。
下腹を撫でるとさらに下へ下り、茂みの奥を上から下に指を一本滑らせた。

「ああっ!」

急な刺激にビクッとした。
クチュッと音がしたそこに指が下から上に上がって小さな粒に軽く触れた。
ニコラスがまた囁く。

「ルビィ、目を開けて?ココ覚えてる?気持ちよかったよね?」

ニコラスの目を見ながら頷く。

「触ってほしい?お願いしてごらん?」

「お願い。触って?気持ちよくして?」

「いい子だ。」

口づけしながら粒に触れられる。気持ちよくておかしくなりそう。
時々、下に指を滑らせて指に滑りをまとわせて粒に戻ってくる。
やがて、軽くビクッと震えて力が抜けた。

その間にニコラスは脚の間に入り込み、太腿を持って左右に広げた。
秘部の入口を指でグルっと撫でて、そこも左右に広げる。

「ヒクヒクしてる。愛液が出てくるよ。」

「…欲しいの。」

「うん。まずはまた指から慣らそうね。」


…素直に頷く自分は誰?と頭の片隅で問いかけた。







あなたにおすすめの小説

冷徹義兄の密やかな熱愛

橋本彩里(Ayari)
恋愛
十六歳の時に母が再婚しフローラは侯爵家の一員となったが、ある日、義兄のクリフォードと彼の親友の話を偶然聞いてしまう。 普段から冷徹な義兄に「いい加減我慢の限界だ」と視界に入れるのも疲れるほど嫌われていると知り、これ以上嫌われたくないと家を出ることを決意するのだが、それを知ったクリフォードの態度が急変し……。 ※王道ヒーローではありません

冷たかった夫が別人のように豹変した

京佳
恋愛
常に無表情で表情を崩さない事で有名な公爵子息ジョゼフと政略結婚で結ばれた妻ケイティ。義務的に初夜を終わらせたジョゼフはその後ケイティに触れる事は無くなった。自分に無関心なジョゼフとの結婚生活に寂しさと不満を感じながらも簡単に離縁出来ないしがらみにケイティは全てを諦めていた。そんなある時、公爵家の裏庭に弱った雄猫が迷い込みケイティはその猫を保護して飼うことにした。 ざまぁ。ゆるゆる設定

唯一の味方だった婚約者に裏切られ失意の底で顔も知らぬ相手に身を任せた結果溺愛されました

ララ
恋愛
侯爵家の嫡女として生まれた私は恵まれていた。優しい両親や信頼できる使用人、領民たちに囲まれて。 けれどその幸せは唐突に終わる。 両親が死んでから何もかもが変わってしまった。 叔父を名乗る家族に騙され、奪われた。 今では使用人以下の生活を強いられている。そんな中で唯一の味方だった婚約者にまで裏切られる。 どうして?ーーどうしてこんなことに‥‥?? もう嫌ーー

【4話完結】 君を愛することはないと、こっちから言ってみた

紬あおい
恋愛
皇女にべったりな護衛騎士の夫。 流行りの「君を愛することはない」と先に言ってやった。 ザマアミロ!はあ、スッキリした。 と思っていたら、夫が溺愛されたがってる…何で!?

【完結】「元カノが忘れられないんでしょう?」と身を引いた瞬間、爽やか彼氏の執着スイッチが入りました

恋せよ恋
恋愛
「元カノが忘れられないなら、私が身を引くわくべきよね」 交際一周年、愛するザックに告げた決別の言葉。 でも、彼は悲しむどころか、見たこともない 暗い瞳で私を追い詰めた。 「僕を捨てる? 逃げられると思っているの、アン」 私の知る爽やかな王子の仮面が剥がれ落ち、 隠されていた狂おしいほどの独占欲が牙を剥く。 🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。 🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。 🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。 🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。 🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!

どなたか私の旦那様、貰って下さいませんか?

秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
私の旦那様は毎夜、私の部屋の前で見知らぬ女性と情事に勤しんでいる、だらしなく恥ずかしい人です。わざとしているのは分かってます。私への嫌がらせです……。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 政略結婚で、離縁出来ないけど離縁したい。 無類の女好きの従兄の侯爵令息フェルナンドと伯爵令嬢のロゼッタは、結婚をした。毎晩の様に違う女性を屋敷に連れ込む彼。政略結婚故、愛妾を作るなとは思わないが、せめて本邸に連れ込むのはやめて欲しい……気分が悪い。 彼は所謂美青年で、若くして騎士団副長であり兎に角モテる。結婚してもそれは変わらず……。 ロゼッタが夜会に出れば見知らぬ女から「今直ぐフェルナンド様と別れて‼︎」とワインをかけられ、ただ立っているだけなのに女性達からは終始凄い形相で睨まれる。 居た堪れなくなり、広間の外へ逃げれば元凶の彼が見知らぬ女とお楽しみ中……。 こんな旦那様、いりません! 誰か、私の旦那様を貰って下さい……。

「離婚しよう」と軽く言われ了承した。わたくしはいいけど、アナタ、どうなると思っていたの?

あとさん♪
恋愛
突然、王都からお戻りになったダンナ様が、午後のお茶を楽しんでいたわたくしの目の前に座って、こう申しましたのよ、『離婚しよう』と。 閣下。こういう理由でわたくしの結婚生活は終わりましたの。 そう、ぶちまけた。 もしかしたら別れた男のあれこれを話すなんて、サイテーな女の所業かもしれない。 でも、もう良妻になる気は無い。どうでもいいとばかりに投げやりになっていた。 そんなヤサぐれモードだったわたくしの話をじっと聞いて下さった侯爵閣下。 わたくし、あなたの後添いになってもいいのでしょうか? ※前・中・後編。番外編は緩やかなR18(4話)。(本編より長い番外編って……orz) ※なんちゃって異世界。 ※「恋愛」と「ざまぁ」の相性が、実は悪いという話をきいて挑戦してみた。ざまぁは後編に。 ※この話は小説家になろうにも掲載しております。

年下夫の嘘

クマ三郎@書籍&コミカライズ3作配信中
恋愛
結婚して三ヶ月で、ツェツィーリエは一番目の夫を亡くした。朝、いつものように見送った夫は何者かに襲われ、無惨な姿で帰ってきた。 それから一年後。喪が明けたツェツィーリエに、思いもよらない縁談が舞い込んだ。 相手は冷酷無慈悲と恐れられる天才騎士ユリアン・ベルクヴァイン公爵子息。 公爵家に迎え入れられたツェツィーリエの生活は、何不自由ない恵まれたものだった。 夫としての務めを律儀に果たすユリアンとの日々。不満など抱いてはいけない。 たとえ彼に愛する人がいたとしても……