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30.
マーカスが女性を手配したとジャレッドに言った。
「こちらの避妊薬を目の前で飲んでもらってください。」
避妊薬には男性用と女性用があり、女性用は行為前でも行為後でも一定時間内なら効果はある。
貴族の男を相手にする女性は、あわよくばを狙っていることもあるため、『避妊薬は飲んできた』という言葉を信用してはならないそうだ。
なので確実なのは、目の前で飲んでもらうこと。
「僕は飲まないのか?」
「男性用の避妊薬については、実は一定数、性欲の減退や子種の動きが悪くなる不妊の報告があったのです。最近のことでして、今は調査中とのことです。一定期間、他国の薬が出回るかもしれませんね。」
数年ごとにそういう報告が公になる。
実は男性用の避妊薬は効果が疑わしいいう話もあるのだ。
『避妊薬を飲んだ』と言えば、責任を取らないための言い訳にできるから。
そのため、女性が自衛しなければならない。
「そうか。わかった。」
場所は高級宿で、マーカスは別室で待機するらしい。
「待っている間、マーカスも発散したらどうだ?」
「お気遣いありがとうございます。ですが、することがありますので。」
この男が優秀なのはわかるが、私生活は謎だし、いつ眠っているのか疑問に思う。
それに休むことなく毎日ジャレッドの前に姿を見せる。
休んでもすることがない。
そういう男なのだろう。
相手の女はもう部屋の中にいた。
ジャレッドより少し年上か。
20歳前後ではないかと思った。
「よろしくお願いいたします。」
「ああ。よろしく。……避妊薬だ。」
テーブルの上に置いた。
「頂戴いたします。」
女は目の前で飲んだ。
何度も同じような経験をしているのだろう。
「お望みはありますか?」
「……いや、任せる。」
発散できればそれでいい。
マリアローズしか知らない。
その状況から逃れるための行為だ。
時間が経てば経つほど、女を抱けなくなりそうだから。
ジャレッドは7年かけて、マリアローズという毒に侵食されていた。
マーカスは、その毒を抜くために女を手配したのだ。
少し離れていた時間があったことで、ジャレッドも冷静に考えることができる。
初恋の沼に沈んだままではダメなのだ、と。
女は裸になり、ジャレッドの服にも手をかけて脱がし、奉仕し始めた。
マリアローズとは比べ物にならないほど上手く、ジャレッドのモノは硬く大きくなっていく。
先端が女の喉の奥まで入り、口の中の熱と絡める舌に射精感が高まる。
「出してください。飲みたいです。」
断れる男がいるのだろうか。
女が再びモノを口に含み、扱くように顔を動かしていく。
「……くっ!出すぞっ!!」
女は一滴も零すことなく綺麗に飲み干した。
口を濯いだ後、女はジャレッドに見せつけるように自分の準備をし始めた。
膝立ちで胸や秘部を触り、やがて脚を開いて指を入れていく様をジャレッドに見せつける。
「一人で気持ちよくなるのはズルいな。」
ジャレッドは女の中に指を入れて動かした。
想像していたよりも狭いナカは経験豊富というほどでもないのかもしれないと思った。
指を抜き、一気にナカまで突いた。
「ああっ!」
マリアローズよりも高い嬌声が響く。
あとはもう夢中で腰を振り、ナカに放った。
次は何度も体位を変えながら、ゆっくりと交わった。
大丈夫だ。
誰が相手でも、問題ない。
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