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8.
第二王子ブレッドの新しい婚約者が公示された。
シャノンの事件から10日も経っていないが、拗れなければこんなこともある。
つまり、シャノンと同様に特別な許可を得ての婚約だった。
婚約パーティーは一月後、侯爵邸でやることになった。
王子の婚約だが、公爵になることが決まっているため王家主催では行わない。
今後のためにも、侯爵家の人脈と王子のネームバリューで出席者を決めていった。
そうなると、ブレッドが侯爵家を訪れる回数も増える。
婚約者なのだからと、カトリーヌと二人きりの時間をもらい接触が増えていった。
軽い口づけが深い口づけに。
ドレスの上から胸に触れていたのが揉むように動き、直接触れるように。
そうなると、乳首を吸うまであっという間だった。
「あ…ブレッド様、見ちゃいやっ!」
「カトリーヌ、声が大きい。侍女に見られたい?
こうやって揉んだり吸ったりすると大きくなると思うよ?
結婚式までにもう少し育った方がドレスのラインも綺麗に見える。
私に触られるのは嫌かい?」
「いいえ。とても気持ちがよくて…
小さい胸でごめんなさい。ブレッド様になら触られて嬉しいの。」
「カトリーヌは可愛いね。結婚すればもっと気持ちよくしてあげるよ。楽しみにしてて。」
「はい。早く結婚したくてドレスも急がせてるの。
来週のパーティーのドレスも仕上がったわ。ブレッド様の色なの。」
「嬉しいな。パーティーが待ち遠しいよ。」
カトリーヌの胸は、前よりも確実に膨らみが大きくなっていた。
そして、婚約パーティーの日にまたも媚薬事件が発生。
被害者はカトリーヌだった。
パーティーが始まってから、しばらくは二人で一緒に挨拶をしていたが、一通り終えたところで別々に行動をしていた時に起こったのだ。
犯人の思惑では、カトリーヌは媚薬、ブレッドは睡眠薬で眠るはずだった。
しかし、タイミングがずれてカトリーヌが先に媚薬を飲んだのである。
そのことはブレッドにグラスを取らせたがったウェイターを捕まえたことでわかった。
ブレッドのグラスは毒か媚薬かと確認すれば、睡眠薬ということだったのだ。
シャノンと同じく紫の媚薬を飲んだカトリーヌは誰かの子種を受け入れなければ死ぬかもしれない。
そして、今回は婚約者がこの場にいたのだ。
カトリーヌの父、侯爵はもちろんブレッドにお願いした。
ブレッドは、『必ず助ける』とカトリーヌの元へ向かったが、内心では喜んでいた。
まだ育ちきっていない15歳の体だ。
魅力的な体ばかり抱いてきたブレッドにとっては違う意味で初体験。
一番若い今を抱ける不思議な喜びを感じていた。
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