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第二夫人になるシェリーナの部屋は、継母にダメ出しされたり誘導されたりしながら、それでも満足のいく部屋に仕上がったという。
継母が関わった以上、メルヘンチックではないだろうとアレクシスは内心ホッとしていた。
そして、シェリーナが正式にアレクシスの第二夫人としてボッティ侯爵家に嫁いで来た。
今日ばかりはフローラも第一夫人として歓迎するために、みんなで晩餐をすることになる。
「シェリーナさん、よろしくね。」
フローラがシェリーナにそう言うと、シェリーナが答えた。
「えっと、フローラ様?子供を産むのは任せて下さい!教育はお任せしますね!」
「え……?ええ。ありがとう?」
シェリーナの思わぬ返しにフローラも返答に困っていた。
アレクシスも初日から何を言い出すのかと驚いた。
彼女のこういうところが貴族として不安を覚えるところであり、また憎めないところなのかもしれない。
継母は大きなため息をついており、明らかに自分の人選が間違ったと後悔しているだろう。
こうして食事のマナーもギリギリ及第点、いや、及第点に近い落第点というところだったが、シェリーナがアレコレと質問して終始楽しそうに話をしていたことで場の雰囲気は悪くなかった。
父と継母は義娘ではなく孫を、フローラは妹を見守るような目でシェリーナを苦笑しながら見ていたが。
それでもシェリーナは、殺伐としたボッティ侯爵家に新たな風を吹き込んだ気がした。
アレクシスは湯浴みを済ませ、シェリーナの部屋へと向かった。
初夜である。
侍女からシェリーナの準備は済んだと連絡があった。
純潔の女性を抱くのはフローラ以来である。
アレクシスは少し緊張しながらも、興奮もしていた。
純潔の女性は面倒だという男もいるが、アレクシスは一度しかない初めての相手になれることは光栄なことだと思っている。
それに、フローラの時よりも確実に優しくしてやれるし、痛みだけは我慢してもらうしかないが、気持ちよくしてやれるとも思っていた。
跡継ぎを孕ませるために抱くのだが、お互いに満足しなければ意味がない。
アレクシスの性欲の発散のために、妻の義務として応じてもらうということは避けたかった。
フローラも毎回、満足してくれていると思っている。
なので、妻になったシェリーナにもそう思ってもらえるよう、努力するつもりでいる。
ベッドに腰かけてアレクシスを待っていたシェリーナは、煽情的な夜着を着ていた。
と思えば、自分でその夜着を脱いでしまった。
「アレクシス様、可愛がってくださいませ?」
素っ裸で首を傾げるシェリーナの意表を突く言動にクラッときた。
「……誰に教わったんだ?その台詞は。」
「母です。」
彼女の母はそうやって伯爵を魅了したのか?
シェリーナは、可愛い顔とアンバランスな肉体を持っていた。
割と豊満で形の良い胸にくびれた腰、丸みを帯びた尻にスラっとした脚。
芸術作品のようだった。
魅了するその姿に、アレクシスはかつてないほど興奮した。
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