やる気が出る3つの DADA

Jack Seisex

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ヤキソバの屋台のソバ⇔宇宙船のエレベーターの宇宙⇔DADA✕鬼っ子=駄々っ子

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「……実は、ジュニアが、しばらく学校に来ていない間、ある企画が進行していたんだ」
 兄貴が語り始めた。
「企画?」
 倉橋が声を上げる。
 周囲を見渡すと、イカやタコに似た被り物を両手で抱えた子供たちが、ニコニコしながら頷いている。
「コレは、ゲー祭だ」
 兄貴が言った。 
「ゲー祭?」
「そう。芸術祭、芸術祭、芸術祭、お祭りだよぅ。アートのおまつぅり~!」
 兄貴が叫んだ。
 ホログラムの兄貴は、機械仕掛けの人形のように立ち上がって、子供の姿のまま踊り出した。
 盆踊りの音楽も、最大限のボリュームで鳴っている。
「♫駄々っ子、駄々っ子、DADAのお祭りだ~♬」
 子供たちが歌い始めた。
 さらに子供たちは、火星人のマスクを被って、宇宙船の周りを練り歩いている。 

 会場には、気付かぬ間に屋台が幾つか出ていた。
「いらっしゃ~い。ヤキソバ、ヤキソバ、ヤキソバ!」
 店員が呼び込みをしている(この店員も子供だ)。
「このヤキソバ、具材は何です?」
 倉橋が聞く。
「金星人、金星人」
「は?」
「金星人の肉だよ、肉だよ」 
 店員がケタケタと笑った。
「げ」
 倉橋は、急いで、その場所を離れた。

 吐き気が止まらなかった。アイツが『金星人の肉』なんて言うからだっ。倉橋は、宇宙船の中に逃げ込んだ。
 宇宙船の中は真っ暗で、誰もいなかった。遠くで何かが光っている。
 それは、エレベーターの表示灯だった。
(このハコは、どこに繫がっているのだろう? 宇宙、未来、前世?) 
 倉橋は、エレベーターの前で、腕組みして考えていた。

 そろそろ、この場所から移動する時かもしれない。
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