オリンピック選手金メダリストが転生後、最高の武器屋のマスターになった

【世界武具大会編 第2戦】──天才少女と“生きた武器”

第2試合、隼人たちの前に立ちはだかるのは――

鍛冶師：メイ＝ユーク
出身：機巧都市カラドリア
年齢：12歳（天才少女）
専門：魔導工学＋魂鋳融合技術（ソウル・スミス）

そして彼女の“武器”は――人の形をした武器。
それは、戦士でもあり、人工魂を宿した戦闘機巧人形。

戦士兼武器：アインズ＝クロックシェイド（Type-Zero）
種類：自律戦闘ゴーレム
武器構成：内蔵ブレード／魔導圧縮砲／高速再構築ユニット
特徴：自分自身を“戦闘装置”として使い、鍛冶師の意志を自動実行する


【試合形式】

・特別ルール：“武器が戦士である場合”、戦闘AIと鍛冶師の同時連携も審査対象
・分解再構築／自己修復／連携演出の完成度で評価される！


【試合開始！】

開幕、アインズは疾風のごとくクロードに襲いかかる！
動きに一切の迷いがなく、完全なデータに基づいた殺意。

「くっ、動きが……人間じゃねぇ！」

「違うよ、それは“道具として理想化された機械”なんだから」（メイ）

→【アインズ：近接ブレード→背部展開砲→空中制御→再突撃】

一方クロードの《ノヴァ＝イーター》は、魔力干渉を無効化できるが――

「“意思のない武器”には効きが悪い……？」


【隼人の選択：感情のある武器VS感情なき武器】

隼人は悟る。

「メイは、“武器に人格など不要”という思想で組み上げている。
　でも俺は――“戦う者の魂が宿る武器”こそ、本物だと思ってる」

そして決断。試合中に、クロードの槍をアップグレードする！


【隼人、試合中改造！】
• 雷晶核＋星喰いの牙を融合させ、武器に**“共鳴演算装置”**を挿入
• それにより、クロードの“思考と反応”を槍が読み取り、自律動作支援に変換！

新形態：共鳴封魔槍《イーター・ギアセイバー》


【終盤】

アインズが最終演算展開――

「敵戦士の動き、完全記録完了。次の20秒間の全行動を予測可能。」

しかし次の瞬間、クロードの一撃がその予測を打ち破った！

「……予測外。意思による即興行動。」

→ 隼人の武器は、“予測不能な魂の爆発”すら武器に変えた。

「それが、魂のこもった武器だ。お前のは正確でも、死んでる」

決着――クロードの一撃が、アインズの胸核に風穴をあける！


【勝者：隼人＆クロード】

審査員評価：
• 武器の即時再構築評価：10点
• 鍛冶師・戦士の共鳴評価：10点
• 技術応用・魂融合：9点
• 観客評価：95％支持


【控室にて】

敗れたメイがぽつりとつぶやく。

「……なんで、あたしのほうが正確なのに負けるの」

隼人が肩を叩く。

「正確さは大事だ。けど“誰かの命を守りたい”って気持ちが、最終的に“力”を生むんだよ」

「……意味わかんない。でも、次までに分かるようにする」