お金持ちの掃除婦が転生して魔族ごと掃除しちゃった件

第二十四章：四季が迷子！？気候変動キングと温度差カオス大決戦！

マツコ一行が訪れたのは、地球屈指の美しい場所――「クアドラシーズン高原」。
春夏秋冬が完璧に揃い、それぞれのエリアでは四季が共存していた…はずだった。

ところが。

マツコ：「春エリア、雪降ってるわよ？」
グレタくん：「夏エリア、氷点下…？」
ホコリ姫：「秋は砂嵐、冬はサボテンが咲いてるわ……なにこれ！？季節、どこ行ったの！？」

キレトロン：「俺の心より気温差激しいじゃねぇか！」

すると上空から響く爆音――
「ハァーーーハッハッハッハ！！我こそは**“気候変動キング・テンペラノス”**！！」

現れたのは、顔半分が氷、もう半分が火山という超絶温度差ボディの男。
巨大なうちわとドライヤーを振り回し、気候を好き勝手に操っている！

テンペラノス：「気温25度？湿度60％？ヌルいッ！世界は俺の“気分”で気候を決めるのだァァ！」

グレタくん：「気候を“気分”でいじるなあああッッ！！」

マツコ：「エアコンじゃないんだから、勝手に設定すんなってのよ！」
ホコリ姫：「人類が出したCO2、全部この男のガスじゃないの！？ってぐらいの温室力！」

テンペラノス：「文明の進化と引き換えに、地球は“我が支配下”にあるのだああああ！！」

◆気候バトル開始！

テンペラノスは「異常気象ボール（ランダム）」を投げまくる！
・真夏の雪だるま暴走
・花粉台風
・夕立ち後の雷カレー（※熱すぎて爆発）！

キレトロン：「うおお！傘が焼ける！なんで雷にスパイス追加されてんだよ！！」

ホコリ姫：「花粉で視界ゼロよ！っていうか、これもう粉の絨毯よッ！」

しかしマツコはひるまない！

「地球の空調はね、人間の手じゃないのよ。私が掃除して調整するしかないの！」

マツコ、発動――“エアロクリーナー・地球冷暖房調和モード”！！

巨大な風量フィルターで大気を浄化、二酸化炭素を吸いまくる！
グレタくんは「エコ冷却スプレー」で森林を再生！
キレトロンは再生可能エネルギー風車を設置して爆風発電！

テンペラノス：「うおおお！バランスが取れていく！人類が…まともに調整し始めてるッッ！」

そしてとどめは――

マツコ：「さようなら、エゴ温暖化。そしてこんにちは――地球の明日！！」

――マツコの全方位サーキュレーター爆風で、テンペラノスは吹き飛び、
「や…やっぱり四季って、素晴らしい……」と涙を残して消えた。

◆その後

高原には、再び穏やかな春風が戻り、子どもたちが風車を回しながら笑っていた。

グレタくん：「未来を守るって、結局は“いま何をするか”なんだね」

マツコ：「そう。だから今日も――掃除、するわよ」