二度と死にたくないので力をつけたら極端に強くなっていた

MORIRI

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人生の終わり(仮)

人生の終わり(仮)

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「おーい起きろー朝だぞー!」
俺はいつものように妹を布団を奪って起こす。
「うるさいわねーもっと眠らせなさいよ!」
「ダメだ。生活リズムは崩したらダメだ」
「固いわねー。だから彼女出来ないのよ。」
「そんなの固くなくても出来んわ!」
「、、、そこに自信を持たれても、、、」
寝起き早々失礼な事を言ってくるのは妹の犬神芽依だ。そして俺は犬神直樹。俺達は二人暮らしで親は早くに死んだ。今は親が残した株で生きている。
「もう飯出来てるから早く下降りろよ~」
「わかった~」
そう俺が言っても芽依は降りようとしない。
「お前、動かないなら昼飯抜きだぞ。」
「そんな殺生な~」
「お前そんな口調だったっけ?」
「いや、なんとなく」
「なんとなくかよ、、、」
「もう少しあんた口調変えたら?」
「別にお前以外と話さないしいいだろ」
「私以外と話さないんだ。なんか特別感。えへへへ❤」
「ん?なんか言ったか?」
「何でも無いわよ!この馬鹿!」
「馬鹿は酷いな。お兄ちゃん泣いちゃうぞ~」
「声キモいわよ。後、声が泣いてないわよ。」
「流石に泣こうかな?」
こいつマジで酷くないか?
「まあ早く降りろよ。」
そう芽依に言い残し下に降りる。今日も変わらない日が待っているのか、、
そんなことを思いながら俺は冷めてしまった味噌汁を温める為に俺はキッチンに向かう。
すると気配を殺した見知らぬ男がナイフを持って台所にいた。
ーー意味が分からない。どういうことだ?
そんなことを考える前に男はこっちにナイフを向け、走ってきた。
ーー面白い。やってやる!
ナイフを反射的に払いのけたがそれに不思議と力は入っていなかった。
ーーもしかしてナイフを意識的に払いのけさせた?
ナイフを払いのけたのにも関わらず男は体制を崩さずおもむろに殴りかかってきた。それを俺は右腕に受けるが想像以上の威力で恐らく腕の骨が折れたんじゃないかというぐらいの打撃をくらう。そして俺は膝をついてしまう。敵わないと悟り俺は男に問い掛ける。
「お前は俺を殺すのか?」
「ーーーアア、コロス」
その言葉を聞き、俺はなんとも思わなかった。案外楽しい人生だったーー
「そうか、そうか分かった殺せよ」
もう思い残すことは無いーーそう思った時だった。
ーートントントン
芽依が階段を降りる音だ。
「なんか大きな音がしたけどどうしたの?!っっっっっっ!!」
芽依を守らないとーー芽依だけは守らないと

そう思った時には体が動いていた。
「はぁぁぁぁぁーーーー!!!!!」

動く左手を相手に叩き付ける。
もちろん防がれ、カウンターを受けるが止まらない。
何度も動かないはずの腕を叩き付ける。挙げ句のはてに左腕がとれるが、諦めない。
右腕を叩きつけ、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る。
鮮血が飛び散る。しかし止まらない。
そして右腕が体に付いている間に蹴りを始める。そうすればバランスを崩さず蹴る。
会心の蹴りを相手に与える。それには流石に堪られなかったらしく相手が膝をつく。
ーーーよし!最後の一撃だ!
そう思ったその一瞬の気の緩みが良くなかったのだろう。俺は倒れてしまう。元々限界で圧倒的な集中力でそれを補っていたのにそれを失ったら当たり前だが倒れる。
そして俺の意識は深い闇の中に呑まれていったーー
あ、飯食い損ねた
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