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番外編
ヒート話 3※
しおりを挟む「あっあっ、も、だめ、シュナさ、また、イッ……、」
小屋の中に満ちる、ノアの喘ぎ声。
あれから直ぐ様ノアの服を剥ぎ取ったシュナがノアの全身をくまなく撫でては舌を這わせ舐め、その度にノアはひくひくと震えては触ることもなく何度か可愛らしい陰茎から精液を垂らしていた。
今もうつ伏せになり枕に顔を押し付け、ひんひんと泣きながら腰だけを高くあげたノアは自身の後ろで胡座を掻き後肛を愛撫しているシュナにまたしてもイくと告げたが、シュナは止まることなく、むしろ更に舌を蕾に押し付けただけだった。
ぐぷぷ、と自身の中に入ってくるシュナの舌。
それは熱く、だが滑らかで、その蠢きにノアがぎゅっと枕元にあるシュナの服を握り締め、ビクンッと体を跳ねさせる。
体の熱がとぐろを巻くように自身を締め付け、抗えない快楽に髪の毛を振り乱し悶えるノア。
後肛はシュナの舌をきゅうきゅうと締め付け、もっとして。と愛撫を浅ましく欲しがり、あっあっと短い喘ぎ声を散らしては快感に浸っているノアに、シュナは望まれるがまま、ピンク色の、だがもうぷっくりと膨れ誘うようにひくつく蕾を何度も何度も舌でなぶっては、更に指をそこに埋めた。
甘ったるい愛液を啜り、きゅうきゅうと収縮を繰り返す肉壁にゆっくりと指を沈めていけば、またしてもビクンッと跳ね上がるノアの肢体。
「あぁぁっ! ひ、あっ、あっ、」
もう既にまたしても限界に近いのか、ノアが甲高い声をあげては背筋をしならせている。
その妖艶さにシュナはハッと熱い息を吐きながらも、ノアの足を後ろから崩れ落ちぬよう支え開かせたまま、舌と指で中を蹂躙していった。
ぐちゅぐちゅと響く、いやらしい水音。
それに混じってノアの喘ぎ声とシュナの吐息だけが小屋の中を満たし、ノアはもう前後左右ですら訳が分からなくなるほど熱に犯されたまま、ポロポロと涙を流しては枕に顔を押し付けながらも、シュナを見た。
「や、も、やだ、シュナさ、いれて、はやく、」
舌と指だけじゃ、物足りない。
そうグスグスと泣きながらノアが哀願し、顔を上げたシュナを欲に濡れた表情でじっと見る。
それからゆらゆらと自ら腰を揺らし、シュナさんの熱が欲しい。と無意識に甘く誘うノアに、シュナはノアの愛液でぬらぬらと光る口元を拭っては見つめ返した。
ハッ、と短く息を吐くシュナの吐息が肌に触れ、その微かな刺激にでさえノアがピクンと身を震わせながらも、はやく、はやく。と唇を噛む。
そうすればシュナはそのまま膝立ちになり上着を乱暴に脱ぎ捨てては、武骨な指でバックルからベルトを引き抜いた。
下ろされるジッパーの音と、少しだけ俯いているせいで垂れる黒髪の隙間から見える、伏せられたシュナの瞳。
それはあまりにも格好良く、ノアがきゅんきゅんと胸をときめかせながら、はやく欲しい。と熱い吐息を溢す。
ノアの可愛らしい小さな蕾からはもう透明な滴が溢れ、ぽたぽたと糸を引いてシーツを濡らし、ノアは恥ずかしげに顔を伏せた。
だがシュナが下着をずり下ろした瞬間、その熱く硬い陰茎を見たノアは堪らず、あえかな息を落としては期待で腹の奥を疼かせてしまった。
「っ、ぁ……」
じわじわと恋しさが肌を焼き、ノアの目の前でチカチカと星が瞬いては、渇く喉。
「シュナさん、はやく、も、はやくっ……、」
もう頭がおかしくなってしまいそうなほど体が必死にシュナの熱を欲しがるのに抗う事なくノアがゆらゆらと腰を揺らめかせれば、シュナは後ろからノアの腰をしっかりと掴み、片方の手で自身の陰茎を握っては、ぴたりと蕾へとあてがった。
「……ノア」
「ふぁっ、」
背後からのそっと覆い被さっては上体を曲げ、ノアの耳元で熱っぽく名前を囁いてくるシュナ。
その声にノアはひくひくと体を震わせ喘ぎ、それと同時に中が収縮し浅ましくシュナの熱を欲しがったのが分かった。
「いれる、ぞ」
低く囁くシュナの声に、ぞくりと粟立つ肌。
チリチリと熱が皮膚の上を走り抜け、荒い息を吐いたノアは枕に顔を埋め腰だけを上げた状態ながらも、必死にこくこくと首を縦に振る。
その乱れ揺れる金色の髪の毛がうなじをさらりと晒し、シュナはその生白い肌をじっと見たあと、そういえばこんな風に後ろからするのは初めてだ。なんてぼんやり思いながら、ノアの首元に浮かぶ永遠に消えない番いの痕に唇を這わせた。
しっとりと汗ばんでいる肌はそれでも甘く、汗ですら桃のような味がするノア。
それは本当に魅惑的であり、こんなにも可愛らしく美しく、そして淫らなノアが自分だけのものだという優越感にシュナが満足げに唸り声をあげ、その痕にまたしても歯を立て噛み付いた。
「ひぁ、あぁぁ、」
うなじを噛まれるのが好きなノアが喘ぎ声を散らし、しかしその声と同時にシュナは容赦なく腰を押し進めてゆく。
ずぷぷぷ。と飲み込まれてゆく、シュナの熱く硬く、逞しい立派な陰茎。
その怒張に一気に割り開かされたノアが目を見開き、ひぅ、と息を飲む。
しかしそれは待ち望んでいた熱であり、全身が幸福に満たされていく感覚にノアは触れてもいないというのに可愛らしい陰茎からまたしても精液をこぷっ、と吐き出してしまった。
「はっ、あ、あ、あぁぁぁ、」
じわじわと灯る気持ち良さに思わず精液を吐き出したノアが震えながら喘ぎ声を漏らし、シュナもまた、蠢く肉壁の気持ち良さにくぐもった声をあげ、びくびくっと腰を震わせる。
「ノアッ、……」
「ひ、あ、あ、あ」
ようやく欲しかった熱が中を満たし、心まで満たされてゆく気持ち良さに、隙間なく埋められたシュナの怒張を無意識にきゅうきゅうと締め付けるノア。
それに小さく息を漏らしたシュナの熱い吐息が耳にかかり、ノアは全身をピンク色に染め上げながら、後ろから抱き締めてくるシュナの体温に蕩けるよう、身を任せる。
きゅうきゅうと気持ち良さそうに蠢き、絞り取ろうとするノアのその焼けるような熱い肉壁はシュナにとっても気持ち良く、小さく喘ぎながらもそれからシュナはゆっくりと腰を動かしていった。
ずるる、と抜けるギリギリまで腰を引き、それからシュナが勢いを付けてズンッと奥まで深く貫けば、ノアが声にならぬ声をあげる。
たった数回の律動だけで中でイッたのか、ビクンビクンッと痙攣するよう震えたノアを労るよう、シーツを握り白くなっている小さな手に、そっと自身の手を重ねるシュナ。
「……っノア、大丈夫か……?」
うねるノアの中の気持ち良さにシュナが耐えながら囁き、ノアは飛びそうになる意識をなんとか必死に手繰り寄せ、またしても健気にこくこくと頷いた。
「っ……シュナさ、きも、ちぃ、きもちぃよぉ……」
ポロポロと涙を流し、シュナが中を犯してくれるのが気持ち良いと素直に紡ぐノアが、シュナの腕にすりすりと顔を押し付ける。
その涙と汗、涎や鼻水でぐしゃぐしゃになった顔は決して綺麗ではないのにシュナにとっては何よりも愛しく、よしよしとあやすようノアの髪の毛に口付けながら、シュナはまたしても律動を再開した。
ノアの鳴き声と、水音。
それから肌と肌が規則正しくぶつかる柔らかな音だけが、小屋を埋めつくしている。
小屋のなかは尚もノアの甘ったるい桃の匂いで満ちていて、……酔いそうだ。とシュナは顎先からぽたりとノアの肩甲骨に汗を落としながら唸り、腰を速めた。
「あっあっあっ、」
シュナに揺さぶられるがまま上がる、ノアの断続的な喘ぎ声。
もうノアには快楽しか分からず、シュナによって支えられている為かろうじて浮いている太股は、愛液でぐしょぐしょに濡れそぼっている。
ぷちゅ、ぐちゅ、とシュナが動くたび自身の中から溢れた音がいやらしく鳴り響くのは恥ずかしいのにそれですら気持ち良く、そしてなによりシュナの陰茎が弱い前立腺や奥の奥を穿つ気持ち良さにノアがシュナの腕に顔を押し付けたまま、何度目か知らぬ精液を弱々しく吐き出し、シーツに白い糸を垂らした。
ひくひくと筋肉を固くさせ射精するノアが後肛を無意識にすぼめ、その搾り取るような熱さにシュナもハッと息を吐き、腰を速めていく。
次第に肌がぶつかる音は不規則になり、シュナの唸り声とノアのあえかな掠れた喘ぎ声だけが小屋に充満しては溶けていく。
ノアはもう過ぎる快楽に半開きになった口からたらりと唾液を垂らしては泣くしか術はなく、しかしシュナの陰茎の根元が膨らんでいくのを感じた瞬間苦しさにカハッと喘ぎながらも、期待にゾクゾクと背筋を戦慄かせた。
……くる、シュナさんの精子が、きちゃう。
そう思った途端一気に渇きが全身に蔓延り、欲しい。シュナさんの精子が欲しい。だけしか考えられなくなったノアが快感にへたりながらも、ゆるゆると自ら腰を揺らしては泣く。
「シュナさん、すき、すき、シュナさっ、ん、だして、おれのなか、シュナさんのでいっぱいにしてっ」
グスグスと鼻を鳴らしては哀願し、浅ましく淫らにねだるノアに、シュナはノアのなだらかな曲線を描く背骨の窪みに額を押し付けては、本物の狼のように小さな唸り声をあげた。
「っぐ、ノア、」
「ぁ、ぁ、シュナさ、んっ、」
「ノア、あいしてるっ……」
グルル。と喉の奥を鳴らしながらもノアの肩に噛み付き、愛を囁くシュナ。
そんなシュナがくれる少しの痛さとどうしようもないほどの快感、それから甘い甘い愛にノアは多幸感に溺れ死んでしまいそうだと、酸素すら行き渡らない脳でぼんやりと思いながら、シュナの手にすりすりと顔を押し付けた。
ドクンッ、と自身の中で一際膨らむシュナの陰茎。
そして奥の奥、シュナしか触れられない場所を抉じ開けながら貫かれる感覚にノアは目を見開いては全身をピンと固くし、息を止めた。
「あ、っ、ふっ、ぐっ……」
「っ……!!」
息を飲むノアのあえかな吐息と、唸るシュナの声。
それからびたんっと肌を打つ音が収まり、だがしかしノアは自身の腹の奥でドクドクと吐き出されるシュナの精液に、未だ目を見開いていた。
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