36 / 85
元治元年卯月二十三 新選組平隊士の日記
しおりを挟む
元治元年卯月二十三
起きて掃除をしていたら、井上組長がきた
まだ、顔色は悪く、声もかすれているが、
稽古をしたら治ると井上組長らしい
皆で稽古
朝食、豆の甘露煮、きのこの酢和え、澄し汁、かす漬け、ご飯
組長は澄し汁にご飯を入れて食べている
本当に、稽古をしたら治ったのかな
本日の隊務割
午前は南巡察、午後は西巡察、夜は当直
南巡察に出ようとしたら、山南総長が声を掛けてきた
源さんは病み上がりだから、休んでいろ、わしが代わりに行くから
十番隊の原田組長も、
源さん今日はやめとけ、明日からで、良いじゃないか
無理やり、休むように言い、出かける
総長が、ちょっと寄ってみたい船宿があるんだ
良いですよと原田組長
昨日行った船宿に向かいながら
肝のふといおなごがいて、浪士たちを逃がす時間稼ぎをしたことを
原田組長に話している
それじゃ、捕らえて、尋問したほうが良いのでは
何でもかんでも、捕らえて尋問では、評判が落ちるよ
会ってみてからでも遅くはない
そうですか
舟屋に着いて女将に楢崎と言う下女はと尋ねると、
今日は、この先の材木問屋で賄をしている母のところにいるとのこと
向かって訪ねると、すぐに出てきて、
何か用どすか?
原田組長が、
なに、浪士たちに付いて知って入り事があれば話せば良いんだ
そうどすか、何を知りたいのですか
山南総長が
そうだな、昨日は何人、どこの藩の浪士が来たのか
八人ほど来ましたえ、すぐ、四人はかえりましたので、
お帰りになったと申し上げた通りでございます
どこの藩の者かわかるか
十津川とおっしゃってましたが、良くはわかりません
そうか、すまなかったな
十津川と言えば、先の天誅組の暴発の生き残りじゃないのかい
そうかもしれんな、監察方に本格的に調べてもらおうか
屯所に戻ったら、総長から言ってもらいませんか
そうだな、そうするか
巡察をしながら屯所に戻る
昼食、きんぴら、天ぷら、いり卵、長芋昆布、味噌汁、ご飯
山南総長と二番隊と西巡察
特に何もなく戻る
帰り道で、山南総長が
なんでも有名な菓子だと言って、丸い透明なものを買って帰る
五穀屋と言う店が始めた羊羹らしい
夕食、芋煮鍋、なめ味噌、水菜と生麩のお浸し、漬物、ご飯
井上組長のお膳に総長が買った透明なものがあった
沖田組長が美味しそうですね
良ければ、やるよ
沖田君、君には明日、買ってくるから、源さんに食べさせてやってくれ
良いですよ、場所さえ教えてくれたら、自分で買いますよ
そうか、千本通りの七番町にある五穀屋で売っているよ
見ててほほえましい、やり取りをしていると思った
夜は、当直
山南総長と稽古、稽古場の隅で、井上組長が寂しそうにみている
組長、明日は元気になるかな
監察方が戻り、当直が終わり寝る
起きて掃除をしていたら、井上組長がきた
まだ、顔色は悪く、声もかすれているが、
稽古をしたら治ると井上組長らしい
皆で稽古
朝食、豆の甘露煮、きのこの酢和え、澄し汁、かす漬け、ご飯
組長は澄し汁にご飯を入れて食べている
本当に、稽古をしたら治ったのかな
本日の隊務割
午前は南巡察、午後は西巡察、夜は当直
南巡察に出ようとしたら、山南総長が声を掛けてきた
源さんは病み上がりだから、休んでいろ、わしが代わりに行くから
十番隊の原田組長も、
源さん今日はやめとけ、明日からで、良いじゃないか
無理やり、休むように言い、出かける
総長が、ちょっと寄ってみたい船宿があるんだ
良いですよと原田組長
昨日行った船宿に向かいながら
肝のふといおなごがいて、浪士たちを逃がす時間稼ぎをしたことを
原田組長に話している
それじゃ、捕らえて、尋問したほうが良いのでは
何でもかんでも、捕らえて尋問では、評判が落ちるよ
会ってみてからでも遅くはない
そうですか
舟屋に着いて女将に楢崎と言う下女はと尋ねると、
今日は、この先の材木問屋で賄をしている母のところにいるとのこと
向かって訪ねると、すぐに出てきて、
何か用どすか?
原田組長が、
なに、浪士たちに付いて知って入り事があれば話せば良いんだ
そうどすか、何を知りたいのですか
山南総長が
そうだな、昨日は何人、どこの藩の浪士が来たのか
八人ほど来ましたえ、すぐ、四人はかえりましたので、
お帰りになったと申し上げた通りでございます
どこの藩の者かわかるか
十津川とおっしゃってましたが、良くはわかりません
そうか、すまなかったな
十津川と言えば、先の天誅組の暴発の生き残りじゃないのかい
そうかもしれんな、監察方に本格的に調べてもらおうか
屯所に戻ったら、総長から言ってもらいませんか
そうだな、そうするか
巡察をしながら屯所に戻る
昼食、きんぴら、天ぷら、いり卵、長芋昆布、味噌汁、ご飯
山南総長と二番隊と西巡察
特に何もなく戻る
帰り道で、山南総長が
なんでも有名な菓子だと言って、丸い透明なものを買って帰る
五穀屋と言う店が始めた羊羹らしい
夕食、芋煮鍋、なめ味噌、水菜と生麩のお浸し、漬物、ご飯
井上組長のお膳に総長が買った透明なものがあった
沖田組長が美味しそうですね
良ければ、やるよ
沖田君、君には明日、買ってくるから、源さんに食べさせてやってくれ
良いですよ、場所さえ教えてくれたら、自分で買いますよ
そうか、千本通りの七番町にある五穀屋で売っているよ
見ててほほえましい、やり取りをしていると思った
夜は、当直
山南総長と稽古、稽古場の隅で、井上組長が寂しそうにみている
組長、明日は元気になるかな
監察方が戻り、当直が終わり寝る
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
剣客居酒屋草間 江戸本所料理人始末
松風勇水(松 勇)
歴史・時代
旧題:剣客居酒屋 草間の陰
第9回歴史・時代小説大賞「読めばお腹がすく江戸グルメ賞」受賞作。
本作は『剣客居酒屋 草間の陰』から『剣客居酒屋草間 江戸本所料理人始末』と改題いたしました。
2025年11月28書籍刊行。
なお、レンタル部分は修正した書籍と同様のものとなっておりますが、一部の描写が割愛されたため、後続の話とは繋がりが悪くなっております。ご了承ください。
酒と肴と剣と闇
江戸情緒を添えて
江戸は本所にある居酒屋『草間』。
美味い肴が食えるということで有名なこの店の主人は、絶世の色男にして、無双の剣客でもある。
自分のことをほとんど話さないこの男、冬吉には実は隠された壮絶な過去があった。
多くの江戸の人々と関わり、その舌を満足させながら、剣の腕でも人々を救う。
その慌し日々の中で、己の過去と江戸の闇に巣食う者たちとの浅からぬ因縁に気付いていく。
店の奉公人や常連客と共に江戸を救う、包丁人にして剣客、冬吉の物語。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
日露戦争の真実
蔵屋
歴史・時代
私の先祖は日露戦争の奉天の戦いで若くして戦死しました。
日本政府の定めた徴兵制で戦地に行ったのでした。
日露戦争が始まったのは明治37年(1904)2月6日でした。
帝政ロシアは清国の領土だった中国東北部を事実上占領下に置き、さらに朝鮮半島、日本海に勢力を伸ばそうとしていました。
日本はこれに対抗し開戦に至ったのです。
ほぼ同時に、日本連合艦隊はロシア軍の拠点港である旅順に向かい、ロシア軍の旅順艦隊の殲滅を目指すことになりました。
ロシア軍はヨーロッパに配備していたバルチック艦隊を日本に派遣するべく準備を開始したのです。
深い入り江に守られた旅順沿岸に設置された強力な砲台のため日本の連合艦隊は、陸軍に陸上からの旅順艦隊攻撃を要請したのでした。
この物語の始まりです。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
この短歌は私が今年元旦に詠んだ歌である。
作家 蔵屋日唱
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる