平隊士の日々

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元治元年水無月七 新選組平隊士の日記

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元治元年水無月七

寝ている皆を起こさないように、竹内伍長を起こして、昨日の話の続きを聞く。
竹内伍長
「俺は井上組長と、一緒だったから、近藤局長の組の話は、谷修平に聞いた方が分かるぞ」
そうかと、納得し、朝食の時に話を聞こう。
竹内伍長と朝食の手伝いに行く。
朝食、ご飯、味噌汁、漬物、梅干し
朝食の時に谷を探すが、見つからない。
朝食後、中庭に集まると、
土方副長が
「今日は巡察には出なくてよいが、屯所から遠くへは行かないこと。
また、浪士たちから狙われる可能性があるので、出かける場合は四人以上で出ること、以上。」
屯所の周りに、人がいっぱい集まって、こちらを覗き込んでいる。
昼四つ頃に、前川邸の人から、坊さんが来たとのことで、山南総長に伝えると、
近藤局長は松平さまのところに行って不在なので、昼八つ過ぎに来てほしいと伝えた
隊士の大部屋に、三品が居たので、三品に話を聞く
三品仲治が言うには、
「土方副長の隊で、西巡察に出かけ、
旅籠や、大店の問屋などを、一軒一軒しらみつぶしに探索していたら、
番方から、河原町通りにある旅籠で、新選組が斬り合いをしているという連絡があり
詳細な場所が分からないが、とりあえず、二条方面へ走る。」
「ふんふん」
「丸太町通りの番所で、場所を聞くと、
河原町三条通りにある旅籠で、斬り合いをしているとのこと、
もっと、南だと、また、走る。」
「それで」
「河原町通りを南下していると、人混みが出来ているのかき分け、突き進む、
井上組長が裏通りに居て、中だ中に浪士が大勢いると叫んだので、
土方副長と、旅籠の裏口より、内部に入る。
内部は、明かりも消され、暗く、どこに浪士が潜んでいるかわからない。」
「そいつは怖いな。」
「土方副長が、斎藤組長に手勢を連れて二階へ行け、と言われ、
斎藤組長と二階へ行くと、近藤局長の、声が聞こえる。
近藤局長が、そこの部屋に浪士が潜んでいる、俺はこちから行くから、一は右手の廊下から、行け。
斎藤組長が廊下側から、部屋に飛び込んだ、自分も続いて飛び込む。
箪笥から屋根裏に逃げようとする浪士に斎藤組長が斬りつける。
組長が、捕縛しろと叫んだので、足を掴み、捕縛する。」
「怪我はなかったのか」
「あぁ、運よくけがはしなかったが、
一部屋、一部屋、近藤局長が声をかけ、進むので、
周りを、永倉組長、斎藤組長、沖田組長が障子を蹴破りながら進む、後ろをついて行った。
どん詰まりの部屋に、浪士が数人、窓からの明かりで、見えるが
腹を切ったのだろう、倒れているものもいる。
倒れている浪士を捕縛していると、藤堂組長がやられたと、沖田組長の声がした。
一刻程、斬り合いが続いたような気がしたが、半刻程度だったようで、
捕縛した浪士は、表にいる隊士に任して、
また、旅籠の中に入ると、土方副長が、
天井裏に潜んでいる浪士がいるかも知れないので、
天井を突けと言うので、二階の天井を突いて回った。」
「さすが、土方副長は抜かりが無いな」
「その後、旅籠の探索が、終了し、けが人を南部先生のところに大八車で運び、
残った隊士は、浪士を連れて、近所の寺の境内に集合し、浪士の襲撃に備えた。」
「何処の寺だい」
「よくわからない、すぐ近所だ。その時はまだ、沖田組長たちは、近所を探索していた。
土方副長だろう、祇園会所から、握り飯を運ばせたので、握り飯を食っていたら、
かがり火をたけと言われ、火を焚いて、一晩中、寺の境内で浪士を見張っていた。
六日に、浪士の遺体と、浪士を屯所に運んだんだ。
まぁ、二三日前のことなのにずいぶん長い時間、経ったような気がするわ。」
などと話を聞いていると、
井上組長が、呼びに来たので、昼食の準備の手伝いに行く。
昼食、ご飯、味噌汁、漬物、梅干し
昼食後、土方副長が、近藤局長が戻ってきたので、
前川邸に坊さんを呼びに行けと言われ、呼びに行く。
坊さんは壬生寺で待っていると伝える。
壬生寺に、奥沢榮介伍長を運び、
局長から、元気な隊士全部が集まり、伍長の葬儀が始まる。
読経の中、居眠りしそうになり、申し訳ない気持ちになった。
読経が終わり、埋葬の準備を手伝う。
埋葬し、礼をして、屯所に戻り、怪我人の手当の手伝いをし、
夕食の準備の手伝いをする。
夕食、ご飯、味噌汁、漬物、梅干し
皆疲れているので、多くの隊士が横になったので、自分も寝る。
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