9 / 15
R18(後半)
8.お嬢様、心の準備はよろしいですか?
ここからはR18後半、7話完結型です。
アルファポリスで分けてはいけない事を知らず、今回急遽二つを纏めました。
単体でもお読みいただけますが、かなりヤンデレ化しておりますため注意です。
コメディ要素もありますが、ヤンデレ執事とお嬢様のエッチな感じを書きたかったという・・・ただただ、作者の欲望を駄々洩れにした自己満構成でほぼ※R回です。
本小説はムーンライトでも公開しております。作品の評価等はそちらでして頂けますと嬉しく思います。
猫まんじゅう、
********************************
「お嬢様、心の準備はよろしいですか?」
そう微笑んだセバスに抱えられ、杏里は二階にある寝室のキングサイズベットの上に下ろされた。
「わあ······」
星一つみえない黒い空。眼下には都内の眩い光が宝石のように輝いている。
「美しいですね」
「えぇ。この世界に来て、前の世界のような美しい景色を頻繁に見れる事は減ったけれど······。また違った美しさがあるわ?」
超高層マンションの最上階なのだ。
この上には見上げるものがない。だから景色も別格······。
そう思っていた杏里はベッドに膝立ちになったセバスに押し倒される。
「いえ、景色もそうですが······それと比べられない位に美しい。アンリエッタお嬢様、貴女ですよ」
ボスんッと沈む身体、そして見上げれば黒シャツの袖を捲り上げている彼が自分を見下ろしていて、杏里は息をのんだ。
待って、なんか舌なめずりしてるし、この人、調理しようとしてるんじゃ······。
「そ、それもXYZクッキングのスキルなの······?」
「は?いえ、仰っている意味がよく分かりませんが······そうだ、お嬢様」
にっこりと微笑んだセバスチャンはネクタイを緩め、シャツのボタンを開け始めた。
「へ······はい······」
「お嬢様は処女だと聞きましたが?本当ですか?」
「っぶ······ちょ、ちょっと待って、そういう繊細な事を普通に聞く?!!聞きましたって、誰情報なの?······朋美······か、」
あんのエセ親友女ああ!
杏里の脳裏には『え?だってセバス様が教えて欲しいっていうから仕方なくだよお?てへっ』とピースサインまで出している彼女が思い浮かんで、杏里は首をブンブンと横に振った。
「はい。執事喫茶を退職する前、朋美さんが来られまして、アンリエッタ様について少し情報を吐いて頂きました」
本当は個人情報の詮索はいけないのですけどね。と全く悪気もなく笑いながら、セバスはじっと杏里の瞳を覗き込む。
「で?どうなんです?とてもおモテになると聞きました。最近まで彼氏がいたとか?身体目当てだった為に別れたのですよね?バイトは居酒屋で、変な男によく寄ってこられるとか?」
朋美、めっちゃ吐くじゃん。
全部言ってるじゃん?
杏里は遠い目をしながら、倒された身体を起こして、セバスの前に座った。
「彼氏はいた。けど、そういう関係にはなってはいないの。だから、その······まあ、いうならば、処女、という事にはなるのかもしれないわね?······───ッ!?」
その瞬間、両手を掴んでセバスが瞳を輝かせて、杏里は若干のけ反った。
「ああ!アンリエッタ様、良かった。本当に、良かった!アンリエッタお嬢様を追って転生して、タイミングもズレてしまったし、貴女を探すのに時間もかかっていたので、もし処女を誰かに奪われていたらと心配で心配で······!もし処女を奪われていたら、相手を殺めていたかもしれません。そして、その後、あの転生に失敗した魔女狩りでも致しましょうかと······」
セバスが嬉々とした様子で長い台詞を噛みもせずに言い切り。杏里は完全にヤンデレ化したセバスチャンを見た。
「セバス······この世界は貞操概念はないわ?そんなに重要視しなくても······私の······処女なんか······重要では······「いえ、お嬢様!お嬢様の処女は重要ですよ」
「ねえ、この処女ネタやめない?恥ずかしいのよ、意外と。それに、アナタみたいなモテる遊び人とはちがうの」
ふんっと、顔を背ける杏里をセバスはぎゅっと抱きしめた。
「アンリエッタさま、嫉妬、してくださるのですか?」
「へ?いや、別に嫉妬では······」
「大丈夫です、私も今世では誰とも経験はございません」
「······えぇええ?!セバス、童貞なの?!!」
目ん玉飛び出るかと思った!嘘?
でも、そうよね?そういう意味よね?!”誰とも経験はございません”って······。
「童貞、ってことでしょ?」
食い気味にそう聞いてきた杏里にセバスは顔を引き攣らせた。
「ま、まあ······そうですが、なんかイヤですね、そういう言い方をされるのは」
「あら?私には処女、処女、と言っておいて、自分が童貞と言われるのはイヤなの?」
「聞こえの問題です。”処女”と聞けば神聖なイメージがするのに、”童貞”と聞いてあまり神聖なイメージがしないのは本当になんなのでしょうね」
はぁ、と溜め息をついたセバスの肩に杏里は手を乗せた。
「大丈夫よ。セバスの童貞だって尊いわ?あんなにモテるのに······ね?でも、じゃあ私達初めて同士ってこと?なんかドキドキするわ!」
自分が童貞だと分かれば、『じゃあ一緒に頑張りましょう!』みたいなノリになるのはどうなんだ?
セバスは俄然ヤル気になった杏里の肩を抱くとゆっくりと寝台に倒した。
上から彼女の瞳を覗き込み、にっこりと優しく微笑みかける。
「アンリお嬢様、他人の話は聞きましょうね?私が幾度となくお教えした事ではありませんか」
”忘れてしまったのですか?それはいけませんね?”
そう言いながら、セバスの手が杏里のブラウスのボタンを素早い手つきで外していく。
目にも止まらぬ早さで裸に近づいた恰好になった杏里は唖然と彼を見上げた。
「え······?だって童貞って······言ったわよ······ね?」
「今世では······です。前世では勿論色々と学んでおりますので」
「色々と······?」
「ええ、御存じの通り、私の家は代々執事をしておりましたので。姫に仕えていた者は姫様の自慰を手伝わされていたとも······「は?ええ?いや、そんな姫いたの?それただの変態じゃない?!」
セバスは片手を背中に滑り込ませるとブラホックを素早く外す。
するりとそれを引き抜いて、露わになった双丘をじっくりと見た。
「いえ、昔はよくあった事のようです。何人も側室がいると欲求不満にもなりますしね。ですので、女性を満足させる腕は磨いてきたつもりです」
そう言って彼は誰も触れた事がないであろう、その膨らみを手で覆った。そしてマッサージをするようにふにふにと揉み始める。
「っ、セバ······ス、」
セバスにこうやって直接身体に触れられたのは······初めて。なんだか変な気分······杏里が蕩ける瞳でセバスを見上げれば、彼はにっこりとほほ笑んだ。
「大丈夫です。この世界は一夫一妻。お嬢様を欲求不満などにはさせません」
「っ、そういう事じゃないんだけどおおお?!」
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました
由香
恋愛
没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。
ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。
遠い存在になったはずの彼。
けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。
冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった
くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。
血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。
夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。
「……涼介くん」
薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。
逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。
夜、来て。
その一言が——涼介の、全部を壊した。
甘くて、苦しくて、止まれない。
これは、ある夏の、秘密の話。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。