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R18(後半)
13. もう逃がさないから※
セバスの家につくまで、セバスは終始無言だった。
ちらりとセバスの顔色を窺っても、彼は自分の事すら見てくれなくて、杏里は心臓が締め付けられる。
その沈黙がとても苦しくて、セバスが自分の事を嫌いになってしまったのではないかと思って、エレベーターの中で彼の背中を見ながら杏里はゆっくりと口を開いた。
「セバ······ス······」
「······」
エレベーターのドアが最上階で開き、家に足を踏み入れる前に杏里は覚悟を決めて口を開く。
「セバス······私の事······嫌いになっ「嫌いになるわけがないでしょう!!」
「ッ、ひゃ······ちょ、痛いっ······」
グイっと腕を掴まれて、そのままソファまで引きずられ、乱雑に押し倒されて、杏里は驚きにセバスを見上げた。
「セバ······「私がどれだけ心配したか分かりますか?!あんなアダルトショップに若い女性二人で入るなど良いカモです!何人の男が後をついて入店したと?」
「ご······ごめんなさい······」
「今、謝罪など聞きたくはない!”遠くに逃げる”などと言っておりましたが、私は貴女を絶対に逃がしませんよ。追えない場所などありません、現にこうして貴女を追って世界を渡ってきましたので」
セバスは傍においてあったネクタイに手をかけると、杏里の両手を縛り始めた。
「っちょっと、待って!お願いよ、セバス!違うの!」
「何がです?勉学をサボり抜け出すなんて伯爵家の御令嬢であったアンリエッタお嬢様にはあるまじき事!加えて、私から逃げようと画策するなど······お仕置きが必要な様です。
それに、居なくなるのであれば、早く孕ませてここから出れないようにしてしまえばいいの······か、」
”勉学に精を出されているから、妊娠しては大変だと避妊をしておりましたが、必要なさそうですね”と黒い笑顔で笑ったセバスを見て、杏里は慌てて声を出す。
「っちょっと!待って、セバス、違うのよ!違う!いや、サボったのはそうなんだけど、まず、今の私は杏里だし、伯爵家のアンリエッタではないわ!それに私はセバスから逃げようなんて思ってもないから!」
その言葉にセバスは杏里の服にかけていた手の力をほんの少し緩めた。
「朋美の元彼がアブナイ感じになったら逃げようって······そう話をしていたの!だから、違うの······。お仕置きが必要なら、それは受け入れるから······だから、お願い、この状況は······やめない?」
セバスが一瞬考え込んだ後、両手の拘束を解いて、杏里はホッと胸を撫でおろす。
サボってイカガワシイ店に入ったのは事実だし、今日は私が夕飯でも作ってあげよう。
そう思って、杏里はセバスを見上げ、口を開く。
だが、その言葉はセバスによって遮られた。
「ありがとう······じゃあ、「では、その誕生日祝いの品を着てきてください」
「へ······?」
杏里はその言葉に硬直する。だって······そんな購入品までバレているなんて思わなかったから。
「お仕置き、ですよ。早く着てきて下さい?私の言う事が聞けないので?メイド見習いの杏里?」
「······は、い······」
杏里はアダルトショップで朋美が選んだ超絶卑猥なメイド服に身を包んだ。
最悪だ······。どこから見てたんだろう?セバスはきっとこれを知っていたから······だから”メイド見習い”なんて!
「杏里、準備はできましたか?」
「はい······あの······セバス?」
「セバス様、ですね?私は貴女よりずっと先輩ですので?」
杏里は意を決して扉を開けた。
「セバス様······準備が整いました······っく······」
恥ずかしい!なんて恥ずかしいの!
この履いていないに等しい紐と極小の三角生地のみで出来たパンツにブラは無し!ふんわりしたメイドのスカートは可愛いけれど心許なさはマックスだ。それに何故かハート型に開いた胸元!
「ああ、よく着こなせていますね。ではソファに」
「あ······あの······何を?」
何を······?なんて別に聞きたいわけではなかった······。
だってこんな超絶卑猥なコスプレを着て何をするかなんて一つしかないから。
「子作り······ですね」
「は······い?」
にっこりとほほ笑んだセバスに杏里は硬直する。
えぇと······その答えはちょっと予想外です、セバス執事長······。
まあ、確かに合ってはいるのかもしれないけど、言い方がよろしくありませんんん!
「では、まずは、杏里が誕生日祝いに頂いた”ソレ”をその身体で試してみましょうか」
ソファの目の前のローテーブルに置かれた真っ黒の袋を指してから、”座って下さい”と言い放ったセバスに促されるままに、杏里は腰掛けた。
「脚を上げて、両手でそれぞれの両足首を内側から掴んで」
「はい······」
杏里は体育座りをして言われたように足首を掴んだ。
「一旦縛りますよ」
「え?ちょ······」
シュルシュルと音を立てながら、セバスはネクタイで両手両足を固定する。
縛られた其々を手で持つと、セバスは扉を開ける様に閉じられた両脚をゆっくりと開いた。
「っ、待って······下さいっ······見えちゃう······」
ふんわりとしたスカートが開き、殆どない下着の三角生地が醸されて杏里は赤面する。
直ぐに股を閉じようとして全く閉じない事に息を呑んだ。
「え······」
「閉じないですよ?縛られた際の人体の可動域を考えれば分かる事です。まあしかし、こういう遊び方ですので······さて」
「っえ······待って······んあっ!!」
下着の上からそっと秘芽を触られ、杏里の身体がびくりと跳ねる。
同時にじわりと下着が濡れたのが分かって顔を俯けた。
「なるほど?もう涎を垂らすなんて、せっかくの可愛らしいメイド服が台無しですね?」
”昨日まで処女だったとは思えない”
そう付け足したセバスの言葉に杏里は赤面する。
「そんな······っ、お願い······そんな見ないで」
「ああ、本当に可愛いメイドだ······虐めたくなってしまいますね······」
セバスがいない······スカートでセバスの顔が見えない。
でも、吐息が敏感な部分にかかる······。
「っはぁ······いやぁ······」
「ふふっ、見ているだけで蜜が溢れるなんて······本当に、貴女は私を狂わせる」
「な······にをっ······」
セバスの指がその心許ない下着をずらし、杏里は更に心もとなくなって必死で下を覗き込んだ。
「なんですか?私が貴女の蜜を味わう所を、見たいので?」
「ッ、え······?っふ、ぁああん!ああっ!いやあああ」
わざとらしくペロリと滴る雫を舐め取ったセバスは、卑猥な水音を響かせながら、舌鼓を打った。
「んん······美味しい······本当にお嬢様の蜜は、どの甘味よりも勝りますね」
同時に秘芽を直接弾かれ、杏里の身体が弓なりに撓る。
「ッ、あ”ぁ······っ」
「あれ?もう果ててしまわれたので?まだこれから解すところですよ?」
”ほら、こんなにもう私の指に吸い付いている······”
そう言って、セバスは嬉しそうに笑った。
「ッ、ま······待って······そんな······んあぁっ!」
「ほら、もう二本も咥えています。そんなにお辛そうな顔をしないで下さい······私の指を離さないのはお嬢様なのですよ?」
「ひぃ、いやぁああ、ダメ······だめ······え、お願いセバス······お願い······欲しいの」
その杏里の懇願に、セバスはくちゅくちゅと内側を掻き混ぜていた指を止めた。
「なるほど、お仕置き中にオネダリ······ですか?分かりました。もっとメイドらしくオネダリして頂けたら、これを差し上げましょう」
ぶるんと立ち上がったセバスの雄雄しい肉棒を目の前に、杏里は力なくセバスを見上げた。
「セバス様······お仕置きである事は承知しておりますが······私を······貫いて······満たして······ください······ませ」
セバスは杏里を見下ろした。乱れたメイド服に、開かれた脚の間から滴る蜜······自分の口で······指で、何度も達し、上気した顔に視点の定まらない瞳。
ああ、欲情している······お嬢様が······私に。
セバスはふふっと妖艶な笑みを零した。
「はい、お嬢様。仰せのままに、私のモノでお嬢様を貫き、満たして差し上げましょう······いつでも、何度でも······」
ズクンッと沈められ、押し込まれた肉棒は、潤いに満ちた道を力強くこじ開けながら突き進む。
「ッ、はぁああ、こんなに······き······もちいいのっ······」
昨日と違う、もっとセバスを直接感じているような、そんな感覚に杏里は身体を震わせた。
「私ならいつでも気持ち良くさせて差し上げられます。貴女が勉学に”精”を出せなくても、私が貴女に”精”を注ぎ込んで差し上げられる」
こんなときもくだらない冗談······。本当にセバスはいつも、厭味ったらしくて、でも彼の全てが私に心から彼を渇望させて狂わせる······の。
肌と肌がぶつかり合う音が響き、杏里は額に汗を滲ませたセバスを見上げた。
「あぁ、セバス様······っ······こんなにお仕置きされても······好きなの······私おかしくなっちゃった······のかな······。気持ち良いの······もう、おかしくなりそうでっ······こわい······」
「いえ、杏里······貴女は何も考えず、ただ······私に溺れ、イきなさい」
ああ······もう駄目。
だって、そんなに搔き乱されてトントンって優しくノックするように内側から突かれたら······もう抗う事なんてできないじゃない······。
「んんんあ”ぁっ!」
「······っ、杏里······中に······出しますよ」
「う······ん······あっ、あぁ······っふ······」
膨張した彼の熱塊が破裂するように、ドクドクと脈打ちながら精が注ぎ込まれ。
私の中が温かいナニカで満たされていく······彼が私を抱きしめて······優しい言葉をかけてくれるから······心の中も彼でいっぱい······。
そう思えばボロボロと杏里の瞳から涙が溢れおちる。
「あ、杏里お嬢様っ!も、申し訳ございません!そ、そんな傷つけたかったわけでは······ないのです······!」
「っ、ふ······違うのっ······嬉しいの······っ、ずっと好きだった人と一緒になれるのが······こんなに幸せなんて、知らなかったから······」
セバスが慌てて拘束を解き、止め処なく流れ落ちる涙を手で掬うときつく抱きしめる。
「アンリエッタお嬢様······杏里······愛しています」
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