【第三章/獣人の国・邪竜と女神編】王太子に離縁されました?上等です。最強の皇帝陛下の【魔眼】と共に、世界攻略を致しますので!【R18・完結】

猫まんじゅう

文字の大きさ
9 / 56

7. リリアーナ、スライムに苦戦する※


皆様、本日はR回でございます。
スライムですが、実は、作者はあまりスライムや触手系は得意ではありませんでした。(克服済←)
そのため、かなりマイルドに書いております。多少苦手でも大丈夫だとは思いますが、無理そうでしたら回避して下さいませ。 

********************************


 ロキは店主が急いで持ってきた張形を受け取ると、部屋に入り、後ろを向きながら彼女に声をかけた。
 

「リリア。いや、リリアーナ様。兄上を呼びましょう、」

「っ······うぅん、良いのっ、だいじょう····ぶっ、じぶんで、っはぁ······」

「いえ、呼びましょう? 今ならば······」

 時間を見て、ロキは首を横に振った。今は、丁度ドラファルトの王侯貴族との食事会に出席している時間だ。

「っくそ······。これ、自分で入れられます?」

 彼女の方は見ずに、張形を近くにそっと置いて、使い方を説明する。熱の籠もった彼女の息遣いが傍で聞こえ、身体が熱くなったロキは拳を握りしめた。

「入ったら、魔力を込めれば、スライムは吸い取れるらしいので」

 説明はし終えた。後は自分でどうにかしてもらおう、とロキは立ち上がる。部屋から出ようと足を踏み出そうとした瞬間に、後ろから服を掴まれて前のめりになった。

「まって、ロキッ。······ない、のっ、」
「······は?」

 ロキは振り返る事はせずに、言葉を返す。 

「まりょく······使えない、っのぉ······ひゃぁんっ!」
「魔力が使えない、······だと?」


 ロキは頭をフル回転させて、解決策を考えた。
 張形が入っても、魔力が使えないのではナカにいるスライムたちを掻き出せない。
 ではどうする?どうしたらいいんだ。


「······っう、あぁあ!ぃやぁ、もう、いやなのぅっ······やめてぇ······ッ!」

「······だ、大丈夫か······?!」


 ちゅぷっと音を立てて、リリアーナはその張形を一気に奥まで挿入した。
 膣内で蠢く、そのスライムの感触があまりにも不快で。今すぐに全てを掻き出したくて、リリアーナはその張形を一心不乱に動かす。

 すぐ隣から聞こえる、じゅぷじゅぷという水音にロキは顔を歪めた。何をやっているのか、なんて聞かずとも、想像に容易い。

「、いやぁっ!もうっ······出てよぉっ······やぁ、やだやだぁぁぁ!」

「······く、そッ!!」


 泣きだしそうなリリアーナの声がして、ロキは意を決して、身体は扉の方に向けたまま、後ろに座っているであろう彼女の前に座り込んだ。そして、念のため目も閉じて、片手だけを差し出す。


「リリアーナ様、オレは何も見えない!オレの手をその張形に触れさせてくれれば。オレの魔力を通してやれるからッ······、」


 これは、流石に兄上に殺されないよな?人助け、それも国母である皇后を助けるために必要な事だ!オレに非はない······だろう。そう自分に言い聞かせるようにしていたロキの手は、微かに震えていた。

 リリアーナは隣で手を出したロキを虚ろの目で見つめた。早く、早く出したい。この変なモノに身体の内側を貪られるような感覚を早く······。

 そして、彼女はロキの手を取ると、張形の持ち手部分に触れさせた。

 ロキはその感触に唾をごくりと飲み込む。
 少しぬるりとした、その無機質なはずの張形は、何故か温かく生きているようで。自分の触れている、この部分から少しでもズレてしまった先に、何があるのだろう。もし、もしも、力を少しでも籠めたら彼女を凌辱した罪に問われるのだろうか。

 そんな、どうしようもない煩悩に塗れた疑問が頭の中を駆け巡り、彼はその邪念をかき消すように頭を振ると魔力を流した。

 ロキの魔力は闇、である。

 力の強さに違いはあるが、血が繋がっているヴィクトールと同じものであることに変わりはない。
 ヴィクトールと同じ波長の魔力を下腹部に直接感じ、リリアーナは思わず声を上げ絶頂を迎えた。


「······ぁあっあッ、イクぅっ!レイさまぁッ!!」


 直後、ぽんっと腟内にいたスライムが吸い取られて張形に回収される。と同時に、部屋の外が急に騒がしくなり、勢いよく扉が開いた。


 ロキはその開いた扉を見て、息を呑み、直ぐに土下座をする。

「陛下の御前、失礼致します。申し訳ございません!」
「······これは?」

 ヴィクトールは椅子の上に凭れ掛かったまま、絶頂を迎えているリリアーナを見た。
 地を這うようなヴィクトールの声に、ロキは震えながら声を振り絞る。

「はっ······これは、リリアーナ様が試着中に瓶を開けられまして······中には凌辱スライムが······」

 懺悔の様なロキの言葉を一通り聞き、ヴィクトールは無言でうなずくと彼女を抱き上げた。


「店主に伝えておけ。個室を借りる」
「はっ、お心のままに」


 ヴィクトールは個室のドアを開けると、リリアーナを連れて部屋へと消えていく。

 その背中を見送って、ロキは一旦胸を撫で下ろし、乱された心を掻きむしるように、ガシガシと頭を擦る。
 この気持ちはなんなのだろうか。以前にも、彼女とは何かがあったような気がするのだが、何も思い出せない。ただ、彼女を見れば凄く胸が締め付けられるのだ。

 ロキはさっきまでリリアーナの座っていた椅子に腰かけると、深く呼吸をしてから自分の男性器を取り出すと強く握りしめる。思い返すのは勿論······。

 ロキは二人の消えていった部屋を見つめながら、自分の手の中で昂ぶりにピクピクと震えるそれを、扱き始めた。

感想 3

あなたにおすすめの小説

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから―― ※ 他サイトでも投稿中

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

少し冷めた村人少年の冒険記 2

mizuno sei
ファンタジー
 地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。  不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。  旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜

芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。 ふとした事でスキルが発動。  使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。 ⭐︎注意⭐︎ 女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。