【第二章/皇国・慣らし五夜編】王太子に離縁されました?上等です。最強の皇帝陛下の【魔眼】と共に、世界攻略を致しますので!【R18・完結】

猫まんじゅう

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33. やり直し、伝える気持ち②※



 リリアーナが蕩けるような眼差しでヴィクトールを捉えた。
 そしてその美しい唇が開き、言葉を紡ぐ。


「······トール、さま······もっと。欲しいの······。
 もっと、、、奥に······」

「────ッ!すまない、もう無理そうだ、」


 腰を落とし、奥まで挿入したヴィクトールはあまりの快感に歯を食いしばる。


「ああ、っ、くるしい。でも、うれしいっ、ヴィクトールさまが・・・ここに、」


 リリアーナが下腹部を愛おしそうに撫でた事でヴィクトールの理性は完全にはち切れた。
 彼女の腰を持ち上げるように固定すると、抽挿を開始する。
 ばちゅんとお互いの肌のぶつかり合う音がしてリリアーナは夢中で喘いだ。
 

 あまりの快感が脳天を突き抜けて、もう自分の身体が自分のものでないような気すらしてくる。




 ふと目を開ければ、いつもと違い余裕のなさそうな表情をしたヴィクトールが汗を垂らしながら腰を打ち付けていて、そんな彼に ─────────




 ────────── また、恋をした。


「っ、リリィ、あまり締めてくれるな。っくそッ」


 なんて気持ちいいのだろう。彼が腰を打ち付ける度に、自分の奥底に何かがあたって弾けるような。
 そのまま掴まれて引きずられ、そしてまた打ち付けられて快感の彼方へ放り投げられるのだ。


「ああ、あああッ。こわい、なんか、大きいの。こわいいぃっ!」

「ああ。本当にイクんだろう。大丈夫だ。俺も共にいこう、」


 そしてヴィクトールは最奥まで挿入すると、その胎内に精を放った。
 同時に、『ああああッ、!!』と発狂しながらあまりに深い絶頂を味わったリリアーナはその大きな快感が分からずに泣き出す。


「リリィ、大丈夫だ。深く、達しただけだから。なにも怖くはない、」

 身体は繋がったまま、泣きじゃくる彼女を抱きしめてヴィクトールはその額に何度も口づけを落とす。

「あ、あれが、絶頂······? とても大きくて、わたしっ、······」

「ああ、だが気持ちが良かっただろう?」


 リリアーナは頷いた。痛いとか、苦しいとかそういう嫌な気分はしなかった。
 ただ、真っ暗な闇に放りなげられて先の見えないその闇の中をどんどん落下しているようなそんな気分だったから怖かっただけ。

 ああ、ヴィクトールに強く抱きしめられて、口づけをされて、こんなにも心が満たされて。
 

 なんだか疲れて、眠くなって············───
 
 ───······ でも、これだけは······伝えなければ、


 重い瞼を必死で擦りながら、リリアーナはヴィクトールに顔を寄せる。そして彼の耳元で囁いた。



「······ずっと、お慕い、して······おりました。······ゔぃくとーる、さま、、」



 すうすうと寝息を立てて眠りについた彼女を見てヴィクトールは蜜口から男根を引き抜いた。
 まだ芯をもったままのそれを見て彼は冷笑する。

 寝台をおりると、メイドを呼び、寝台と彼女を清めるよう指示を出して自分は浴室に向かった。
 浴室につき口元を抑えて壁に寄りかかる。頬が緩み、ヴィクトールは歯を食いしばった。

 
 あれは駄目だろう。あんな形で好意を伝えるなど、、反則だ。


「とりあえず、もう一度抜いておくか」


 あの、彼女の一言だけで何度でも自分を慰められるな。と、ヴィクトールは自分の男根を握りしめ、手を上下に扱き始める。


「ああ、クソッ。魔力も、欲も漲って仕方ないッ、」


 今回の彼女との閨で確定した事実がある。
 彼女の治癒能力は、性行為で発動し、魔力制御のできない彼女は大治癒という凄まじい効力を持つそれを全力で行使する。

 それに、自分の強い魔力を含んだ精液もそこまで抵抗なく受け入れられているのだから、相殺するような相当強い魔力と魔法の適正を持っているのだろう。

 誓約紋はあと一度か二度胎内に精を注げば完成するだろう。性交渉で最高位の治癒魔法が得られるのだ。この世界の男なら誰もが欲する能力と美貌を持った愛しの妻。絶対に他の男に奪われないようにしなければ。
 


「 ─────ッ、リリィ、!」


 ヴィクトールが寝室に戻った時にはもう既に外は白み始め、鳥が朝であることを知らせていた。

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