【第二章/皇国・慣らし五夜編】王太子に離縁されました?上等です。最強の皇帝陛下の【魔眼】と共に、世界攻略を致しますので!【R18・完結】

猫まんじゅう

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46. リリアーナの、仕置き(前半※


 紐で両手を縛られているため自分では何も出来ずにいるリリアーナの肌をヴィクトールはゆっくりとなぞっていく。
 そして、床に座り込んだまま茫然とそれを見つめるマリアに冷ややかな目を向けた。


「おい、早く椅子に座ったらどうだ? ん?
 ああ、腰を抜かしているのか、まあ、そこでも良いが動いてくれるなよ?間違って殺してしまうかもしれない。」


 マリアは恐怖にびくりと身体を震わせる。
 その冷酷な眼差しに、温かみは一切ない。今まで公務中に会ってきた時の対応が外面的なものであり、一切の私情を介入させてはいなかった事が分かり絶望感が彼女を襲った。

 そしてヴィクトールはリリアーナの背中の紋章を愛おしそうに触り、そこに口付ける。
 その瞬間リリアーナの身体が大きく跳ねて痙攣した。


「──────っはぁ、ぁん!」


「ふっ、口づけられただけで達したのか?それはまた······この香はやはり凄いな。それにこの耳と尻尾。いつになったら戻るのかは気になるが······」


 ふさふさの尻尾を掴んで揺すれば彼女は苦痛の表情を浮かべた。
 だがそれが、痛みによるものではなく十分な快感が得られないための表情だという事をヴィクトールは知っている。

 そして、満悦げに頬を緩ませた。
 彼女を前抱きにかかえると自分と向い合せになるように座らせる。
 自分のローブを緩め、彼女の腰を持ち上げて、その昂る男根の先端を下着越しに宛がえば彼女から堪らず声が漏れた。


「っ、、っあぁ、、もぅ、だめぇ」


 香に充てられてから、かなりの時間が経っている。リリアーナの肌は外部の刺激を過敏に感じ取っていた。
 冷たい外気が肌を撫でていく、それだけで全神経がぞくぞくと湧き立ち、全身が粟立つのだ。


 ヴィクトールの熱塊が、もうそこに触れているのに。下着を少しずれせば、それが自分の体内に侵入してくるのに。

 早く挿れて欲しい。早くその熱い楔を打ち込んで激しく揺さぶって欲しい。


 リリアーナが腰を落とそうとしても、ヴィクトールはそれを許さない。
 腰をしっかりと固定したまま、彼女が自ら快感を得ることを阻んでいる。


「ぅ、ヴィクトールさまぁっ、、っ、おねがいっ、わたひ、おかしくなってッ······!」


 その時、不意にヴィクトールが口を開いた。



「ああ、遅いぞ、マルクス「────ッ!陛下!どういうおつもりですか!皇后との閨に私を呼ぶなどとっ!!」」




 扉が開かれ、ヴィクトールの寝室に連れてこられたベントナー公爵の嫡男マルクスは部屋に足を踏み入れ、その光景に目を見張る。そして、直ぐに踵を返した。


 それを見て、ヴィクトールは静かに、だが威圧的な声をだす。


「それは私の台詞だ。そいつはお前の従姉妹だろう?私はお前の推薦で彼女を皇城に呼ぶのを許可した。なのに何故、彼女は無許可で此処にいるのだろうな?」


 その言葉にマルクスは”そいつ”とヴィクトールが顎で指した場所に目を向けた。
 そこには座り込んで茫然と寝台を見つめるマリアがいたのだ。



「、マリア?!何を······、」

「ドラファルトの者と裏で結託し、皇后の拉致、監禁を後助した挙句、皇后を脅迫し部屋に侵入して私に夜這いを仕掛けてきたのだぞ?
 ただでは済まさん、」



 その言葉にマルクスは目を見開き、直ぐに崩れるように床に伏せて土下座をした。



「っ、大変申し訳ございません!!!「ああ、言葉などどうでもいい。これらには仕置きが必要だろう?しっかり教育しなくてはいけない。お前は暫し待ってあれを連れていけ」」



 マルクスは正座をしたままじっと床を見つめた。寝台を見てしまったら『慣らし五夜』の際に抑え込んだその情念がまた沸々と沸きあがってきそうだったからだ。

 そんな二人を無視し、ヴィクトールはリリアーナに目を向ける。


「で?リリアーナ、なんだったか。何か言いかけていたな?」

「──っあ、なんでも······ないでふぅッ、ぅぁああんッ!!」


 “なんでもない” と言いかけたところで、ヴィクトールの男根で敏感な部分を押し潰され、彼女は身体を弓のようにしならせた。



「リリアーナ、素直になった方がいいぞ? 楽に、なりたいのだろ?」



 ヴィクトールは下着の紐を解いていく。それにより秘部が露わになりつぷりと彼の先端が秘裂に当たった。その隔たりのない直接的な感覚に、全身に鳥肌が駆け抜けて身体が震える。
 腰を掴んでその侵入を阻んでいた彼の手はもう既にそこにはなく、彼は両手をうしろについて自分を見つめていた。


 その黄金の瞳の中に情欲を孕んだ自分の姿を捉え、リリアーナはゆっくりと腰を落とした。
 その滴り落ちる程にあふれ出た愛液は、彼自身を包み込みながら、ごぷっと音を立てて中に沈んでいく。


「んんんあっ、、ひぃもちぃぃっ、はぁっ、もっとほし······」


 彼の固く芯をもった肉棒が自身を貫くその快感に身体が震え、彼女の脳は快楽の沼に沈んでいく。
 そして、次の瞬間、ヴィクトールが腰を掴み乱暴に奥まで楔を一気に打ち付けた。



「・・・い──────ぁあああッ!!!」



 その急に与えられたあまりに強い快感に、ばちばちと視界の端に星々が瞬き、リリアーナの身体は内部からその楔を締め付けて絶頂を迎えた。

 リリアーナは、その部屋にマリアとマルクスが目の前にいるという事も忘れて、意識を手放したのだ。
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