7 / 36
結婚相手の条件
2
しおりを挟む
「経験過多の男ってさ、マウントしてくるからイヤ」
とはね除けていた。
セイが私と結婚するわけもなければ、そんな機会もない、といってくるのが分かったからだ。
「は?経験値の高い男から選ばれる方が、嬉しいもんじゃねぇの?経験した末にたどり着かれた方が、自分の価値が高いって感じるじゃん?」
偏見まじりに言うセイの言葉は、流すしかない。経験した末にたどり着かれる見込みはなかった。
「それに、経験していけば磨かれる部分もあるしさ、気持ちよくさせられるとか。そういうのあるじゃん?」
セイがいう「経験していけば」の内容がすべからく恋愛要素、性的要素なので、げんなりしてくる。
「セイって私の結婚相手の条件とは、真逆だね」
「え?」
いつもはバカにしてくるセイが珍しい反応をしていた。
「今の何、どういう意味か説明しろよ」
真剣に訪ねてくるから、こっちが驚く。結婚相手の条件なんて、そんな興味も関係もなさそうな話題に何で食いつくんだろう?
「セイみたいなチャラ男、モテ男、経験値マウント男は、私の条件には当てはまらないってこと。縁がないから、放っといて?」
「なんでオレは、リセの条件と違うってわかんの?」
「私はセイの初体験知ってるし、元カノも知ってる。色々知ってる」
「ああ、だって、報告してるし」
「セイ、童貞じゃないでしょ」
と言ったら、何当たり前のこと言ってんだよ、と想像通りの返しが来た。
「私の条件は、初体験してない、童貞」
「はぇ?」
奇妙な声を出すセイ。
「セイは経験豊富だから、条件外だよ」
セイの動きが完全停止した。
「セイは条件外で、無関係。口出ししないで」
ともう一度言う。これは、自分を戒めるためだ。
そう言って家から押し出した。
セイと私は同じ会社に就職し、今に至る。
とはね除けていた。
セイが私と結婚するわけもなければ、そんな機会もない、といってくるのが分かったからだ。
「は?経験値の高い男から選ばれる方が、嬉しいもんじゃねぇの?経験した末にたどり着かれた方が、自分の価値が高いって感じるじゃん?」
偏見まじりに言うセイの言葉は、流すしかない。経験した末にたどり着かれる見込みはなかった。
「それに、経験していけば磨かれる部分もあるしさ、気持ちよくさせられるとか。そういうのあるじゃん?」
セイがいう「経験していけば」の内容がすべからく恋愛要素、性的要素なので、げんなりしてくる。
「セイって私の結婚相手の条件とは、真逆だね」
「え?」
いつもはバカにしてくるセイが珍しい反応をしていた。
「今の何、どういう意味か説明しろよ」
真剣に訪ねてくるから、こっちが驚く。結婚相手の条件なんて、そんな興味も関係もなさそうな話題に何で食いつくんだろう?
「セイみたいなチャラ男、モテ男、経験値マウント男は、私の条件には当てはまらないってこと。縁がないから、放っといて?」
「なんでオレは、リセの条件と違うってわかんの?」
「私はセイの初体験知ってるし、元カノも知ってる。色々知ってる」
「ああ、だって、報告してるし」
「セイ、童貞じゃないでしょ」
と言ったら、何当たり前のこと言ってんだよ、と想像通りの返しが来た。
「私の条件は、初体験してない、童貞」
「はぇ?」
奇妙な声を出すセイ。
「セイは経験豊富だから、条件外だよ」
セイの動きが完全停止した。
「セイは条件外で、無関係。口出ししないで」
ともう一度言う。これは、自分を戒めるためだ。
そう言って家から押し出した。
セイと私は同じ会社に就職し、今に至る。
0
あなたにおすすめの小説
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる