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第47話 ようやく婚約?
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アリーローズ王女とテオドール君の婚約にあたり、ジルと私の婚約許可を先にと求めたことで、2組の婚約が無事に整った。
お義母様にはまた義理の娘が増える。
私にテオドール君たちの出逢いを話ながらウキウキしているのが、伝わってきていた。
「まさか王女が嫁いでくるなんてね。辺境伯はジルが継ぐので、テオにも爵位と領地が与えられるそうなのよ。彼らが離れてしまうのは寂しいのだけど…」
話ながら、テオが離れてしまうことを想像したのか、今度は寂しくなってきたようだ。
ダメね、これから忙しくなるのだから、気合いを入れないとね。
何しろ2組もの婚姻が控えているのだもの。
準備で忙しくなるわ~。
お義母様の気持ちも大忙しなようだ。
私は、私たちの婚約が保留になっていたことを知らされていなかったので、ビックリした。
なぜ教えてくれなかったのかと、ジルを問い詰めたところ、私を不安にさせないように、知らされなかったそうだ。
『ラウンド家の魔法』で出逢った私たちが結ばれないわけがないと、お義父様とジルは確信を持っていたんだとか。
ジルとテオドール君は、無事に魔法が発動した。
2年後にはリオネル君、4年後にはレオナール君に魔法が?
少なくとも後2人の女性が困難と立ち向かうわけだ。
怪我を負わない困難であって欲しい。
私はラウンド家で花嫁修業をしながら、日本での生活を思い出し、自分が必要だと思ったことを実現していく。
日本で叔母さんの家で過ごした経験がここで活きてくる。
叔母さんは保育士をしていた。
叔父さんは学校給食の調理師をしていた。
小さな子どもがいた叔母さんの家には、叔母さんが手作りした様々なおもちゃがあったし、栄養バランスが考えられた食事が準備されていた。
ツムギが領内の孤児院を慰問した時には、予算内で変更可能な範囲ではあるが、栄養バランスの取れた食事メニューを提案したり、遊びを通して文字や計算などを覚えられるおもちゃを作り、寄付した。
彼女の提案した栄養バランスのとれたメニューや知育おもちゃは、領内に少しずつ浸透していった。
素晴らしい人材が育つ礎となることだろう。
ツムギは、周りに支えられながら、次期辺境伯夫人としての地位を確かなものにしていく。
賢者と間違われて、大変な思いをした彼女だが、今は領内で賢者様のように尊敬されている。
男爵令嬢であるツムギ。
辺境伯夫人になるには、どうなのだと思っていた多くの人たちも、彼女が辺境伯夫人になることを楽しみにしてくれるようになった。
お義母様にはまた義理の娘が増える。
私にテオドール君たちの出逢いを話ながらウキウキしているのが、伝わってきていた。
「まさか王女が嫁いでくるなんてね。辺境伯はジルが継ぐので、テオにも爵位と領地が与えられるそうなのよ。彼らが離れてしまうのは寂しいのだけど…」
話ながら、テオが離れてしまうことを想像したのか、今度は寂しくなってきたようだ。
ダメね、これから忙しくなるのだから、気合いを入れないとね。
何しろ2組もの婚姻が控えているのだもの。
準備で忙しくなるわ~。
お義母様の気持ちも大忙しなようだ。
私は、私たちの婚約が保留になっていたことを知らされていなかったので、ビックリした。
なぜ教えてくれなかったのかと、ジルを問い詰めたところ、私を不安にさせないように、知らされなかったそうだ。
『ラウンド家の魔法』で出逢った私たちが結ばれないわけがないと、お義父様とジルは確信を持っていたんだとか。
ジルとテオドール君は、無事に魔法が発動した。
2年後にはリオネル君、4年後にはレオナール君に魔法が?
少なくとも後2人の女性が困難と立ち向かうわけだ。
怪我を負わない困難であって欲しい。
私はラウンド家で花嫁修業をしながら、日本での生活を思い出し、自分が必要だと思ったことを実現していく。
日本で叔母さんの家で過ごした経験がここで活きてくる。
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小さな子どもがいた叔母さんの家には、叔母さんが手作りした様々なおもちゃがあったし、栄養バランスが考えられた食事が準備されていた。
ツムギが領内の孤児院を慰問した時には、予算内で変更可能な範囲ではあるが、栄養バランスの取れた食事メニューを提案したり、遊びを通して文字や計算などを覚えられるおもちゃを作り、寄付した。
彼女の提案した栄養バランスのとれたメニューや知育おもちゃは、領内に少しずつ浸透していった。
素晴らしい人材が育つ礎となることだろう。
ツムギは、周りに支えられながら、次期辺境伯夫人としての地位を確かなものにしていく。
賢者と間違われて、大変な思いをした彼女だが、今は領内で賢者様のように尊敬されている。
男爵令嬢であるツムギ。
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