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第五章 ルキソミュフィア救援
第82話 選抜メンバー
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「とりあえず、『天空図書館クエル・ストラスファ』や『赤の孤島』にいつでも行ける様にしておきたいから、ソフィアは行かなきゃ駄目だよな?」
情報過多頭痛から復活した直後のセレスが仕切り始める。
大体こんな風に何かを決める時には、リーダー的存在と言うかリーダーシップの高いセレスに任せておけば話がサクサク進む事を、この場に居る面々は理解していた。
「ソフィアが行く~と。」
セレスの横ではミカゲがメモを取っている。
「仕方が無いな~。確かに、この私が行かねばな。『天空図書館クエル・ストラスファ』と『赤の孤島』が行き先リストに入ると、久しぶりに新規の行き先が追加されて『慟哭の門』も少しは活性化出来るやも知れない。」
ソフィアステイルは、嫌そうにしながらも新しい行き先を追加出来る喜びの方が大きい様で、ニヤニヤしながら『天空図書館クエル・ストラスファ』への思いを馳せている。
「次に絶対行った方が良いのはコレット。」
「コレットが行かないと、小屋を使えない可能性があるち。」
そもそも、この書架の主が『赤の孤島』に行った時に、島にある小屋に入れないと言う事案が発生しているので、元々小屋で生活していたコレットが行かないと言う選択肢は無かった。
コレットが行かなければ、小屋は永遠に使えない可能性もあるので、コレットは主要同行メンバーとしてミカゲはメモに印をつけている。
「うんうん。」
レオルステイルも行った方が良さそうメンバーの一人だが、魔道の心得の強いメンバーが同行者に加わり過ぎると、書架にまたソルフゲイルの怪しい使者がやって来た時に誠意を持って対応出来ない可能性もあることから、レオルステイルは残念ながら書架待機組になる事が明白だった。
「母さんは残念だけど、書架の方に残っていてくれないか?また奴らが来ないとも言い切れないし。」
セレスは、レオルステイルに申し訳なさそうに選抜から外れる事を伝えると、
「良い良い。多分そうなるだろう予想はついておったのでな。それよりも儂はライカンスロープの謎を抱えているグレアラシル殿を連れていく事を推奨するぞ。」
と、予想外の返答が帰って来た。
「グレを連れて行くのは予定していなかったけど・・・母さんに考えがあるのなら、連れて行くメンバーに加えて行こう。」
セレスはグレアラシルを見ながら、ミカゲにメモを取る様に伝える。
そして、
「と言う訳でグレ!お前も『赤の孤島』探索メンバーに選ばれたぞ!w」
予想外の展開に面白味を見出したセレスは、若干不安そうなグレアラシルを指差しながらメンバー選出の事実を伝えた。
「ま、マジすか・・・イイんですかね?俺が行っても。」
不安が既ににじみ出ているグレアラシルだったが、
「儂がセレスに頼んだのじゃ。多分『天空図書館』に行った時点で、お主の疑問が晴れそうな気がしたのでな。」
と言うレオルステイルの言葉に納得したようで、
「分かりました。レオルさんがそう言うのなら、行ってみます!」
少しヤル気が湧いてきた様だった。
「あとは~、案内役として絶対行くオヤジと、アタシとミカゲも行った方が良いよな?・・・となると、書架に残るのはベルと母さんだけか?」
書架に集まる面々を見渡してみると、実際問題『天空図書館クエル・ストラスファ』に出かけていくメンバーの方が圧倒的に多いと言う現状になっていた。
「僕は、どっちかって言うと行くメンバーに入りたかったけど、皆の事情が色々重なっているし、書架で待機して居るよ。」
予想外に聞き分けの良いベルフォリスだったので、セレスは、
「意外!アンタがそんなにすんなり納得するなんて!」
と、子供の様にからかった。
すると、
「と言うかセレス、君は『天空図書館クエル・ストラスファ』に行く用事あるの?と言うか、セレスは行かなくても大丈夫な気もするんだけど?」
と今度は逆にベルフォリスが疑問をぶつけてきたのでセレスは、
「ああ~、アタシも行かなくて良さそうな気がしてたんだけど!このオヤジが!!アタシも来いって耳打ちするんだよな~。それと、アタシの予知で図書館に行った方が良い?っぽい風が吹いてくるんだよ・・・・」
セレスは、久しぶりに会った父の我儘を聞くためである事と、自身の能力から来る予知がどんな事なのかを確認するために出かける事をベルフォリスに説明した。
「それなら仕方が無いな。セレスの予知に従わないと、悪い事しか起きないもんな~。」
ベルフォリスは、過去の自分の記憶から、かつてやってしまった嫌な記憶を思い出していた。
予知通りに行動しなかった時は大体悪い事が起きていたり、遭遇したくない敵に正面から当たる様な事になっていた経験があったので、セレスの予知の話にはかなり敏感に対応しているのだった。
セレスはベルフォリスの言葉に、
「助かるよ。」
と答えて苦笑いした。
付き合いの長い物分かりの良い友人を持っている事を再認識した気がした。
選抜メンバーをメモしていたミカゲの役割はと言うと、『赤の孤島』からこの書架に帰宅する際に、メンバーを乗せて飛行すると言う帰りの足の役割を担っているので、それで同行する事になっている様なのだが、
「はい!それについて疑問が!」
手を挙げて質問するのはグレアラシル。
「ミカゲさんに乗って帰宅は良いですが、ソルフゲイルにどこからの帰還なのかを追尾されたりしませんかね?」
皆が心の奥で、ちょこ~っと疑問に思っていた事を質問してくれているグレアラシルに、心の中で感嘆している者は多かった。
グレアラシルの質問に答えたのはミカゲ本人で、
「それなんだちだけど、多分大丈夫なんだち。あちしは結構高い所を飛んで帰ってくる予定なのと、いつもより大きめに変幻して飛ぶから、ソルフゲイルの黒竜は恐れ慄いて近づいて来ない可能性の方が高いんだち!」
と、かなり自信満々で回答した。
それなら安心!と、グレアラシル以外の動向選抜メンバーも頷いていた。
「そんな感じで!オヤジと一緒に『天空図書館クエル・ストラスファ』行くメンバーが決まりました!」
セレスは、他に質問が無い事を確認してから高らかに宣言した。
書架の面々からは、温かい拍手が湧き上がった。
「で、それはそうと、一体いつから出かけるのだ?」
ソフィアステイルが、この書架の主であるソラ・ルデ・ビアスに尋ねる。
書架の主は、
「ふふふふ、今からだ!!」
そう言って、拳を高く天井に届きそうに突き上げた。
情報過多頭痛から復活した直後のセレスが仕切り始める。
大体こんな風に何かを決める時には、リーダー的存在と言うかリーダーシップの高いセレスに任せておけば話がサクサク進む事を、この場に居る面々は理解していた。
「ソフィアが行く~と。」
セレスの横ではミカゲがメモを取っている。
「仕方が無いな~。確かに、この私が行かねばな。『天空図書館クエル・ストラスファ』と『赤の孤島』が行き先リストに入ると、久しぶりに新規の行き先が追加されて『慟哭の門』も少しは活性化出来るやも知れない。」
ソフィアステイルは、嫌そうにしながらも新しい行き先を追加出来る喜びの方が大きい様で、ニヤニヤしながら『天空図書館クエル・ストラスファ』への思いを馳せている。
「次に絶対行った方が良いのはコレット。」
「コレットが行かないと、小屋を使えない可能性があるち。」
そもそも、この書架の主が『赤の孤島』に行った時に、島にある小屋に入れないと言う事案が発生しているので、元々小屋で生活していたコレットが行かないと言う選択肢は無かった。
コレットが行かなければ、小屋は永遠に使えない可能性もあるので、コレットは主要同行メンバーとしてミカゲはメモに印をつけている。
「うんうん。」
レオルステイルも行った方が良さそうメンバーの一人だが、魔道の心得の強いメンバーが同行者に加わり過ぎると、書架にまたソルフゲイルの怪しい使者がやって来た時に誠意を持って対応出来ない可能性もあることから、レオルステイルは残念ながら書架待機組になる事が明白だった。
「母さんは残念だけど、書架の方に残っていてくれないか?また奴らが来ないとも言い切れないし。」
セレスは、レオルステイルに申し訳なさそうに選抜から外れる事を伝えると、
「良い良い。多分そうなるだろう予想はついておったのでな。それよりも儂はライカンスロープの謎を抱えているグレアラシル殿を連れていく事を推奨するぞ。」
と、予想外の返答が帰って来た。
「グレを連れて行くのは予定していなかったけど・・・母さんに考えがあるのなら、連れて行くメンバーに加えて行こう。」
セレスはグレアラシルを見ながら、ミカゲにメモを取る様に伝える。
そして、
「と言う訳でグレ!お前も『赤の孤島』探索メンバーに選ばれたぞ!w」
予想外の展開に面白味を見出したセレスは、若干不安そうなグレアラシルを指差しながらメンバー選出の事実を伝えた。
「ま、マジすか・・・イイんですかね?俺が行っても。」
不安が既ににじみ出ているグレアラシルだったが、
「儂がセレスに頼んだのじゃ。多分『天空図書館』に行った時点で、お主の疑問が晴れそうな気がしたのでな。」
と言うレオルステイルの言葉に納得したようで、
「分かりました。レオルさんがそう言うのなら、行ってみます!」
少しヤル気が湧いてきた様だった。
「あとは~、案内役として絶対行くオヤジと、アタシとミカゲも行った方が良いよな?・・・となると、書架に残るのはベルと母さんだけか?」
書架に集まる面々を見渡してみると、実際問題『天空図書館クエル・ストラスファ』に出かけていくメンバーの方が圧倒的に多いと言う現状になっていた。
「僕は、どっちかって言うと行くメンバーに入りたかったけど、皆の事情が色々重なっているし、書架で待機して居るよ。」
予想外に聞き分けの良いベルフォリスだったので、セレスは、
「意外!アンタがそんなにすんなり納得するなんて!」
と、子供の様にからかった。
すると、
「と言うかセレス、君は『天空図書館クエル・ストラスファ』に行く用事あるの?と言うか、セレスは行かなくても大丈夫な気もするんだけど?」
と今度は逆にベルフォリスが疑問をぶつけてきたのでセレスは、
「ああ~、アタシも行かなくて良さそうな気がしてたんだけど!このオヤジが!!アタシも来いって耳打ちするんだよな~。それと、アタシの予知で図書館に行った方が良い?っぽい風が吹いてくるんだよ・・・・」
セレスは、久しぶりに会った父の我儘を聞くためである事と、自身の能力から来る予知がどんな事なのかを確認するために出かける事をベルフォリスに説明した。
「それなら仕方が無いな。セレスの予知に従わないと、悪い事しか起きないもんな~。」
ベルフォリスは、過去の自分の記憶から、かつてやってしまった嫌な記憶を思い出していた。
予知通りに行動しなかった時は大体悪い事が起きていたり、遭遇したくない敵に正面から当たる様な事になっていた経験があったので、セレスの予知の話にはかなり敏感に対応しているのだった。
セレスはベルフォリスの言葉に、
「助かるよ。」
と答えて苦笑いした。
付き合いの長い物分かりの良い友人を持っている事を再認識した気がした。
選抜メンバーをメモしていたミカゲの役割はと言うと、『赤の孤島』からこの書架に帰宅する際に、メンバーを乗せて飛行すると言う帰りの足の役割を担っているので、それで同行する事になっている様なのだが、
「はい!それについて疑問が!」
手を挙げて質問するのはグレアラシル。
「ミカゲさんに乗って帰宅は良いですが、ソルフゲイルにどこからの帰還なのかを追尾されたりしませんかね?」
皆が心の奥で、ちょこ~っと疑問に思っていた事を質問してくれているグレアラシルに、心の中で感嘆している者は多かった。
グレアラシルの質問に答えたのはミカゲ本人で、
「それなんだちだけど、多分大丈夫なんだち。あちしは結構高い所を飛んで帰ってくる予定なのと、いつもより大きめに変幻して飛ぶから、ソルフゲイルの黒竜は恐れ慄いて近づいて来ない可能性の方が高いんだち!」
と、かなり自信満々で回答した。
それなら安心!と、グレアラシル以外の動向選抜メンバーも頷いていた。
「そんな感じで!オヤジと一緒に『天空図書館クエル・ストラスファ』行くメンバーが決まりました!」
セレスは、他に質問が無い事を確認してから高らかに宣言した。
書架の面々からは、温かい拍手が湧き上がった。
「で、それはそうと、一体いつから出かけるのだ?」
ソフィアステイルが、この書架の主であるソラ・ルデ・ビアスに尋ねる。
書架の主は、
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そう言って、拳を高く天井に届きそうに突き上げた。
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