ヤンキーくんは怖い?

みーみ

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山口side

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俺は顔は可愛い。自分で言うなって思われるかもだけど、小さい時から可愛がられてきたらさすがに自覚するでしょ。

そんな俺はほしいものは何でも手に入れてきた。新しいゲームも、服とか靴も。
もちろん彼女だっていない時期はなかった。

けど、ある時から自分は恋愛対象が男なんだって自覚した。
男相手でも、断られることはなかった。
ちょっと甘えれば相手はすぐ落ちる。だから、相手に不自由することは1回もなかった。

務める会社も決まって、俺はここにはどんな男がいるんだって考えで頭がいっぱいだった。
部署が決まった時、俺は1人の男に心を奪われた。
それが、赤城先輩だ。周りからも好かれる先輩は、まさに俺のタイプだった。
だから、手に入れるためにいろいろした。可愛い後輩を演じて、甘えまくった。

なのに先輩は落ちなかった。可愛がってはくれるけど、それは後輩として。
俺が仕掛けて落ちない男なんて…先輩が初めてだった。
そんな先輩を俺は好きになっていった。

いつか俺のものにする。そう決めて、俺は毎日先輩に構ってもらえるように頑張った。

けど、ある時から先輩は別の事に心を奪われたみたいだった。
それがあのバイトの神谷桃。
見た目はいかにも不良って感じでいかつい。俺とは正反対って感じの奴だ。
そんな奴がなんで先輩に構って貰えるんだよ…。

バーで先輩とあった時、本当に嬉しかった。先輩も恋愛対象が男ってわかったから。
けど、先輩はバイトの事で頭がいっぱいだった。


なんでだよっ…。あんな不良で誰からも好かれないような奴が、なんで先輩に好かれるんだよっ………。

絶対許せない……なんとかして先輩から引き離さないと……

あ、そうか…バイトが先輩に近づけないようにすればいいのか……

いいこと考えた~…

多分その時の俺は、悪い顔をしてたと自分でも思う。

そこからの行動は早かった。とにかく、二人を引き離したかった。

俺は夜の繁華街に行って、道端でたむろっている不良軍団に声をかけた。

「ねぇねぇ。ちょっと話あるんだけど。」

声をかけると、不良達のリーダーらしき人物が反応した。
けっこう顔は整っていた。
リ「あ?なんだよ。」

「あのさ、神谷桃って知ってる?」

リ「あぁ、知ってるぜ。ってかあいつの事知らねぇ不良なんていねぇだろ。俺達もこの前ボコボコにされたんだからよ」

それはちょうどいいや……。
「その神谷にさやり返したくない?」

リ「そんなの出来んならやりてぇに決まってんだろ。けど、あいつに敵うはずねぇし」

「…大丈夫さ。俺が仕組んでやるよ。だからさ、その仕返し頼まれてくれない?」

リ「……いいぜ。何すればいいんだ?」

「今度の金曜日、この住所にきて。」
そういって俺は住所が書かれた紙を渡した。

「内容はそんときに教えるよ。」

リ「わかった。じゃあ…金曜日だな…。」

そして不良達とはわかれた。


これで準備万端だ。あ~…楽しみだな~。

先輩の事は誰にも渡さない。
先輩に近づくなら…






「俺が排除しなきゃだよね」






そういって山口は夜の深い闇の中に消えていった。
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