82 / 211
徒花
第八十二話 オレンジ色の光の中で
しおりを挟む
風に吹かれて戦乙女の銀色の髪が舞う。揺らめく黄緑の木々の葉が囁くように、僕たちの旅路を歓迎していた。葉の間隙からオレンジ色の光が差し込む。柔らかな森のただなか、僕たちは一歩一歩足を進めていく。
「ママ~! わたしたち、どこに行くの?」
ナオコが目を輝かし僕たちの旅路に行方を聞いてきた。
「ミランディアという街だ、ちょうどこの大陸の中心部に当たる。街並みが整っていて、かなりの都会だ」
目を輝かせるナオコにメリッサが諭すように柔らかな声色で目的地の様子を語っていく。すっかり母子の姿に僕は思わず笑みを隠せなかった。
「ととのっているってなに?」
今度は僕に聞いてくる。さてこんな時父親は子どもに何て言えばいいのだろうか。しばしの逡巡の後、良いことを思いついたのでナオコに教えてあげた。
「ママのように綺麗だってことさ」
僕がさらりと述べた瞬間、メリッサは透き通った肌がさっと桃色に染まる。
「わ、私は別にそんなことで動揺する女じゃないぞ。そこら辺の女と一緒にされては困る」
「ママ、顔真っ赤~!」
「うるさい! 子どもが大人をからかうんじゃない。ナオコお前は人に好かれる人間になるんだぞ。パパのようにうじうじしたり、ちょっとのことで泣いたりするんじゃないぞ」
「パパ泣くの?」
「泣きたい時は泣くし、笑いたい時は笑う。僕は弱い人間だけど、それでいいんだ。強さばかりを求めて人を見下し、人の気持ちがわからなくなるくらいなら、弱い人間で良い。僕の持論だけどね」
ナオコに語ったつもりだったけど、メリッサがやけに感心した様子だった。
「ほう、ようやく理解したか。私は、お前はお前のままで良いと思う。だから私は……」
「僕に惚れたの?」
「口に出すより行動」
メリッサはナオコの前でも僕にささっとキスしてくれた。
「わあ~パパとママ、仲良し」
「もちろんナオコにも」
すぐさま、ナオコにもおでこにキスするメリッサ。
「じゃあ僕も」
僕もメリッサのようにナオコの頬にキスをする。
「あったか~い」
「そうだね、僕たち、暖かいんだ」
笑い合いながら、一歩一歩足を進めていく。ずっとこのままだといいのに。僕たちは、豪華な食事も綺麗な衣装もいらない。確かな絆があればそれでいいんだ。
ナオコが来てくれて、それが確かになった。この戦いの最初は、子どもと一緒に旅するなんて、考えることができなかった。
それでいてナオコは素直でいい子だし、メリッサにもすごくなついている。メリッサは最初はナオコにツンツンしていたけれど、徐々に本当の子どものようにいろいろ世話を焼く。
子ども好きのお嫁さんはいいなあ。見ていてホッとする。家族ってこんなにも良いものだったんだ。思い返すと僕は家庭環境に恵まれてなかった、その分ナオコには幸せになってもらいたい、そう願うばかり。
夕食は僕がクロスボウで貫いた鹿のような生き物をメリッサがさばいた。角が四本ついてあり、筋肉がしっかりとしていた。肉が堅そうだが調理は大丈夫だろうか。
流石に五つ星シェフのメリッサも苦労したようだ、長い時間をかけて血を抜いて、肉を叩いて軟らかくして僕たちの口に合うように工夫をする。口調に似合わず丁寧な作業をこなす器用さに、この娘は別にヴァルキュリアでなくてもどこでも通用する人間になるんじゃないかと感心する。
日が沈み、料理ができあがる頃には、辺りはすっかり闇に包まれていた。
「さあ、出来たぞメリッサ特製カカリリの肉鍋だ」
メリッサが鍋の蓋を取り、山菜と、とろとろの肉が入った見るからに旨そうな鍋料理を披露する。肉の甘い香りに食欲がどんどん増していく。どんな味がするのだろう、早く食べたいな。
そう云えばあの鹿、カカリリっていうのか、ロハ民族の言葉は覚えにくいな。まあ、一つずつ勉強だ。
「わ~あ、おいしそう」
「ナオコ、食べてから感想を言うんだぞ。それが料理人への礼儀だ」
「わかった、ママ、いただきま~す」
メリッサはナオコの持つ木の器に煮汁を運ぶ。汁の熱さを冷ますため、ナオコがふうふうと息をかけ、白い湯気が舞い、木のスプーンで肉汁が浮いた汁をすする。
「甘~い」
嬉しそうに言いながら、肉の味が気になって仕方ないのだろう、すぐさまスプーンでカカリリの肉を頬張る。やっぱり背中を丸めてリスのようだ。
「お~いし~い! なんでママはこんなにも料理が美味しいの!」
「長年の研究と研鑽の成果だ、佑月お前も食べろ」
そういうと木のお玉で僕の手にある器に煮汁を運ぶ。僕は迷わず、スプーンで肉を口に運ぶ。そして一言。
「うっま~い!」
僕の大袈裟な反応に皆で笑い合った。
夜が深まり当たりは静かになった。僕たち三人は一つの毛布で体を温め合う。真ん中にナオコがおり、メリッサが左、僕が右に寝っころがっていた。
ナオコはすうすうと寝息を立てており、メリッサがポンポンと手を当てる。和やかな雰囲気に寒いこの世界に日が輝いているように見えた。
僕は小さな声で、「メリッサ起きているかい」と尋ねる。
「ああ、起きているよ。あ、エッチなことしようとしているな。ナオコが寝ているからダメだぞ」
「そんなこと考えてないよ、その……何度も聞くようで申し訳ないけどさ、ナオコのこと本音ではどう思っているか聞きたくてさ」
「どういう意味だ?」
「成り行きで母親役をやっているだろう? 本当はどう思ってるか知りたくて」
「迷惑じゃないかと聞きたいんだな。はっ、まあ、可愛い妹だと思っているよ。本音を言わせてもらえばママと呼ばれるのは違和感がある」
「そうか……、そうだよないきなりだもんな。正直済まないと思っている」
「イヤだったらイヤって言っているぞ、私も子どもができたら、こんな感じなんだろうなって勉強になるよ」
「そうだね、僕も勉強になるよ。子どもができるって大変なことなんだなあって、でもそれで少しずつ僕自身も心が成長している感じがする」
「うん、生きているって勉強ばかりだな、私はこちらの世界に来て楽しいよ。ヴァルハラでくすぶっていた時よりも、充実している」
そして一呼吸置いて、
「……もちろん佑月、お前がいるからだぞ」
と、湿らせたセクシーヴォイスに僕の耳が赤くなってそうだ。静かに、かつ自然にメリッサが僕にキスをする。優しいキス、潤った唇の温かさが僕の心を安らげる。そして──
「おやすみ、メリッサ」
「おやすみ」
そう言って目を閉じる。今は一日が幸せな時。だが、欲張りな僕は明日はどんな楽しいことが待っているだろうかと思い浮かべていた。そのまま、束の間の妄想にひたり僕は眠りに落ちていった。
目を開くと日は昇り、白色の日差しが僕たち三人に降り注ぐ。メリッサが愛らしく、また小さく口を開けあくびをする。
「さあ、ミランディアまでもうすぐだ。今日が始まるぞ!」
……僕たちは歩いていく、一歩ずつ、一歩ずつだ。僕たちの長い長い人生の階段を確かめながら登るように──
「ママ~! わたしたち、どこに行くの?」
ナオコが目を輝かし僕たちの旅路に行方を聞いてきた。
「ミランディアという街だ、ちょうどこの大陸の中心部に当たる。街並みが整っていて、かなりの都会だ」
目を輝かせるナオコにメリッサが諭すように柔らかな声色で目的地の様子を語っていく。すっかり母子の姿に僕は思わず笑みを隠せなかった。
「ととのっているってなに?」
今度は僕に聞いてくる。さてこんな時父親は子どもに何て言えばいいのだろうか。しばしの逡巡の後、良いことを思いついたのでナオコに教えてあげた。
「ママのように綺麗だってことさ」
僕がさらりと述べた瞬間、メリッサは透き通った肌がさっと桃色に染まる。
「わ、私は別にそんなことで動揺する女じゃないぞ。そこら辺の女と一緒にされては困る」
「ママ、顔真っ赤~!」
「うるさい! 子どもが大人をからかうんじゃない。ナオコお前は人に好かれる人間になるんだぞ。パパのようにうじうじしたり、ちょっとのことで泣いたりするんじゃないぞ」
「パパ泣くの?」
「泣きたい時は泣くし、笑いたい時は笑う。僕は弱い人間だけど、それでいいんだ。強さばかりを求めて人を見下し、人の気持ちがわからなくなるくらいなら、弱い人間で良い。僕の持論だけどね」
ナオコに語ったつもりだったけど、メリッサがやけに感心した様子だった。
「ほう、ようやく理解したか。私は、お前はお前のままで良いと思う。だから私は……」
「僕に惚れたの?」
「口に出すより行動」
メリッサはナオコの前でも僕にささっとキスしてくれた。
「わあ~パパとママ、仲良し」
「もちろんナオコにも」
すぐさま、ナオコにもおでこにキスするメリッサ。
「じゃあ僕も」
僕もメリッサのようにナオコの頬にキスをする。
「あったか~い」
「そうだね、僕たち、暖かいんだ」
笑い合いながら、一歩一歩足を進めていく。ずっとこのままだといいのに。僕たちは、豪華な食事も綺麗な衣装もいらない。確かな絆があればそれでいいんだ。
ナオコが来てくれて、それが確かになった。この戦いの最初は、子どもと一緒に旅するなんて、考えることができなかった。
それでいてナオコは素直でいい子だし、メリッサにもすごくなついている。メリッサは最初はナオコにツンツンしていたけれど、徐々に本当の子どものようにいろいろ世話を焼く。
子ども好きのお嫁さんはいいなあ。見ていてホッとする。家族ってこんなにも良いものだったんだ。思い返すと僕は家庭環境に恵まれてなかった、その分ナオコには幸せになってもらいたい、そう願うばかり。
夕食は僕がクロスボウで貫いた鹿のような生き物をメリッサがさばいた。角が四本ついてあり、筋肉がしっかりとしていた。肉が堅そうだが調理は大丈夫だろうか。
流石に五つ星シェフのメリッサも苦労したようだ、長い時間をかけて血を抜いて、肉を叩いて軟らかくして僕たちの口に合うように工夫をする。口調に似合わず丁寧な作業をこなす器用さに、この娘は別にヴァルキュリアでなくてもどこでも通用する人間になるんじゃないかと感心する。
日が沈み、料理ができあがる頃には、辺りはすっかり闇に包まれていた。
「さあ、出来たぞメリッサ特製カカリリの肉鍋だ」
メリッサが鍋の蓋を取り、山菜と、とろとろの肉が入った見るからに旨そうな鍋料理を披露する。肉の甘い香りに食欲がどんどん増していく。どんな味がするのだろう、早く食べたいな。
そう云えばあの鹿、カカリリっていうのか、ロハ民族の言葉は覚えにくいな。まあ、一つずつ勉強だ。
「わ~あ、おいしそう」
「ナオコ、食べてから感想を言うんだぞ。それが料理人への礼儀だ」
「わかった、ママ、いただきま~す」
メリッサはナオコの持つ木の器に煮汁を運ぶ。汁の熱さを冷ますため、ナオコがふうふうと息をかけ、白い湯気が舞い、木のスプーンで肉汁が浮いた汁をすする。
「甘~い」
嬉しそうに言いながら、肉の味が気になって仕方ないのだろう、すぐさまスプーンでカカリリの肉を頬張る。やっぱり背中を丸めてリスのようだ。
「お~いし~い! なんでママはこんなにも料理が美味しいの!」
「長年の研究と研鑽の成果だ、佑月お前も食べろ」
そういうと木のお玉で僕の手にある器に煮汁を運ぶ。僕は迷わず、スプーンで肉を口に運ぶ。そして一言。
「うっま~い!」
僕の大袈裟な反応に皆で笑い合った。
夜が深まり当たりは静かになった。僕たち三人は一つの毛布で体を温め合う。真ん中にナオコがおり、メリッサが左、僕が右に寝っころがっていた。
ナオコはすうすうと寝息を立てており、メリッサがポンポンと手を当てる。和やかな雰囲気に寒いこの世界に日が輝いているように見えた。
僕は小さな声で、「メリッサ起きているかい」と尋ねる。
「ああ、起きているよ。あ、エッチなことしようとしているな。ナオコが寝ているからダメだぞ」
「そんなこと考えてないよ、その……何度も聞くようで申し訳ないけどさ、ナオコのこと本音ではどう思っているか聞きたくてさ」
「どういう意味だ?」
「成り行きで母親役をやっているだろう? 本当はどう思ってるか知りたくて」
「迷惑じゃないかと聞きたいんだな。はっ、まあ、可愛い妹だと思っているよ。本音を言わせてもらえばママと呼ばれるのは違和感がある」
「そうか……、そうだよないきなりだもんな。正直済まないと思っている」
「イヤだったらイヤって言っているぞ、私も子どもができたら、こんな感じなんだろうなって勉強になるよ」
「そうだね、僕も勉強になるよ。子どもができるって大変なことなんだなあって、でもそれで少しずつ僕自身も心が成長している感じがする」
「うん、生きているって勉強ばかりだな、私はこちらの世界に来て楽しいよ。ヴァルハラでくすぶっていた時よりも、充実している」
そして一呼吸置いて、
「……もちろん佑月、お前がいるからだぞ」
と、湿らせたセクシーヴォイスに僕の耳が赤くなってそうだ。静かに、かつ自然にメリッサが僕にキスをする。優しいキス、潤った唇の温かさが僕の心を安らげる。そして──
「おやすみ、メリッサ」
「おやすみ」
そう言って目を閉じる。今は一日が幸せな時。だが、欲張りな僕は明日はどんな楽しいことが待っているだろうかと思い浮かべていた。そのまま、束の間の妄想にひたり僕は眠りに落ちていった。
目を開くと日は昇り、白色の日差しが僕たち三人に降り注ぐ。メリッサが愛らしく、また小さく口を開けあくびをする。
「さあ、ミランディアまでもうすぐだ。今日が始まるぞ!」
……僕たちは歩いていく、一歩ずつ、一歩ずつだ。僕たちの長い長い人生の階段を確かめながら登るように──
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる