109 / 211
神の名のもとに
第百九話 残酷な信条②
しおりを挟む
時計の針は進んでいく。苦しみの暮らしを変えようと、多くの者が未来へ希望を抱き、それを望む。だが、誰しもそれを望んでいるわけではない。中には力尽くでその針を元に戻そうとする奴は必ずいる。……例え何かを犠牲にしても。
「おやおや、これは銀色の乙女、久しいではないか。ずいぶんとご活躍のようだな」
アウティスは、僕にもわかる言葉でねっとりとした口上を述べる。やはりこいつはエインヘリャルなのだな……!
「ふっ、まさか、教会団の幹部がエインヘリャルとは驚き入った」
メリッサは、アウティスをまっすぐにらむ。僕も奴の動きに気を付けて、凝視した。
「……まあ、仕方ないではないか、別にエインヘリャルが別世界だけから来るわけではない。この世界の人間がエインヘリャルになることだってある、──そういうことだ」
「それでこの世界の言葉とエインヘリャルの言葉を話せたわけか!」
奴の口調に苛立ちながら話に入る僕。だが口元をゆがめたアウティスは、それを余裕気に高いところから見下ろしているようだった。
「そうだ佑月……。最初見た時はぱっとしない顔つきだったが、今ではずいぶん見れる顔になっているではないか」
にやにやと嬉し気に話しているアウティスにメリッサが噛みついていく。
「確かアウティス神父は、別世界から来た者は教会団は把握していない──そう、言ったな。あれは嘘だったんだな……!」
「……嘘ではない、教会団全員が知っているわけではない、一部の人間が知っているだけだ」
「それは、詭弁だ!」
この不毛なやり取り、問いに答える気のない遠回しの嫌味気な言い方に僕もむかむかと腹が立ってきた。……よく考えると、ひとつ疑問がある。アウティスがエインヘリャルならメリッサが感知できたはずだ。だというのに、フリューナグの街では察知できなかったのはおかしい。……コイツ何か秘密がある……!
周りの黒いサーコートを纏った白銀の騎士たちがじわりじわりとこちらを囲んでくる。
「……メリッサ、こいつらの相手は任せられるか?」
「片手で十分だ」
期待通りの言葉だ、頼りにしているさ、相棒。
「──なら任せる」
僕は急いで走って礼拝堂の奥に入っていく。
「自ら死にに来たか! 佑月!」
アウティスの手が僕を襲う! それと交差するように、低い姿勢でそれをかわし、僕は奥にいたオーディウス神父の妻と娘の手を握った。──僕は彼女たちと会話ができない、だがこの緊急事態だ、僕が手を引っ張ると彼女たちはすんなりついてきてくれた、……ありがたい。
僕は二人を引き連れて外への出口を探した、廊下を走り回ると、どうやら中庭の庭園から外に出られそうだ。
そこには黒服の兵士たちが待ち伏せていた。──長い槍が僕たちを襲ってくる!
ガギリと鋼と鋼が互いに鳴り響いた。僕が動く前にメリッサが剣で槍を止めたのだ。彼女はすでに武装している、やはり頼りになる。
「おい、出口はどこだ!」
オーディウス神父の妻にメリッサは尋ねた。
「どうぞ、こちらへ!」
森を抜けると街路地へと戻った。ここからなら安全だろう、僕が戦い方の指針を伝え、メリッサが彼女に指示をした。
「ミランディア市民の皆に、教会団が襲ってきたと伝えろ。兵を集めてミランディア教会を囲めとな。だが手は出すなと伝えろ、いいな!」
オーディウス神父の妻はだまってうなずくと娘の手を握って走り去った。よし、これで戦いに集中できる。
「――メリッサ・ヴァルキュリア、僕に力を貸せ」
「――イメージしろ、お前は何を思い描く――」
MP7A1を手にし再び教会に攻め込んだ。騎士たちをものともせず、辺りには何も障害がないかのように鮮やかに切り倒していくメリッサ。彼女の支援を受けて僕はアウティスの元へ急いだ。
辺りは静まり返っていた。……なんだどういうことだ? 沈黙の教会の中、アウティスは礼拝堂で祈っていた。しんと静まる礼拝堂、音は何も聞こえない。見渡すと、他は誰もいない。……罠か?
「……日向直子を倒したそうだな」
静かに語り始めるアウティス。
「……彼女とは三度対戦し、いずれも決着はつかなかった。彼女の思想は結局わからずじまいだ。だが、実力は本物だった。いずれ私自身の手で、仕留めたかったがもはやそれも叶うまい……!」
奴は立ち上がりこちらを向く。
「……佑月、お前の力が本物かどうか試させてもらう……!」
僕は銃を構えセミオートで制圧射撃を行う。バースト射撃で行ったためリズミカルに弾が音を立てて勢いよく出ていく。だがアウティスはよけようとする素振りすら見せない、そしてそっと手をかざす。
──瞬間、何か僕には風圧のようなものを感じ、アウティスのもとに飛び去った弾が消滅していった。──なっ⁉
……何だと!? 奴の能力は一体……?
静かにこちらへと近寄ってくるアウティス。僕は礼拝堂を円で描いて奴との距離を保ったまま、中庭の庭園へと誘い込む。
静かに歩み続けるアウティス。まるで何事もなかったかのようにゆったりと歩いて行く。……ずいぶんと余裕そうじゃないか……!
彼が中庭についたその時を見失ったのだろう。目を細めつつゆったりと周りを見渡した。僕は茂みに身を隠しており、そこから心臓部を狙った。
鳴り響く轟音、飛び散る血しぶき……! よし! やった、アウティスを仕留めた――かのように見えた。が……
「消えた……?」
逆に周りを見渡す僕、奴の姿が消えた。どういうことだ、まさかこの感じ……!
「こっちだ――」
アウティスは僕の後ろに立ち僕の肩を手で突き刺した!
「グッ……!」
僕はすぐさま距離をとり、奴の間合いに入らないようにする。くそ、やられた……!
……そうだ、時間変革能力だ、これは──!
にやりと笑うアウティス。こちらへとゆっくり近づいてくる、僕は制圧射撃を試みるが、またもや、手をかざしアウティスを狙った弾が消えていく。
余りにもアンフェアな戦いに僕は少し笑った。
「まさか……ヴィオネスと同じ鏡の能力で多数の技を使い分ける奴が現れるとはな……!」
「合格だ、だがまだ足りない。私の能力は武器をそのままそっくりに作る鏡の能力ではない。これは能力そのものを複製する能力だ、私は高らかに複製と呼んでいる。その能力の違いはお前が身をもって知るだろう……!」
「何だと!」
アウティスが胸に手を当てる、そして地から金色のつぶたちが舞い上がり、上空へ集まっていく。空に浮かび上がるのは黄金色の巨大な球体。あまりにもの重圧感で押しつぶされそうだ。
「……見よ、これぞ神の怒りだ!」
うなる轟音、襲いかかってくる雷! これが力というものだと言わんばかりに音を立てて稲妻が走ってくる! ヴィオネスのときは相手が頭の部分が残念だったがコイツは一味も二味も違う。僕は余りにもの興奮で武者震いがした。
「おやおや、これは銀色の乙女、久しいではないか。ずいぶんとご活躍のようだな」
アウティスは、僕にもわかる言葉でねっとりとした口上を述べる。やはりこいつはエインヘリャルなのだな……!
「ふっ、まさか、教会団の幹部がエインヘリャルとは驚き入った」
メリッサは、アウティスをまっすぐにらむ。僕も奴の動きに気を付けて、凝視した。
「……まあ、仕方ないではないか、別にエインヘリャルが別世界だけから来るわけではない。この世界の人間がエインヘリャルになることだってある、──そういうことだ」
「それでこの世界の言葉とエインヘリャルの言葉を話せたわけか!」
奴の口調に苛立ちながら話に入る僕。だが口元をゆがめたアウティスは、それを余裕気に高いところから見下ろしているようだった。
「そうだ佑月……。最初見た時はぱっとしない顔つきだったが、今ではずいぶん見れる顔になっているではないか」
にやにやと嬉し気に話しているアウティスにメリッサが噛みついていく。
「確かアウティス神父は、別世界から来た者は教会団は把握していない──そう、言ったな。あれは嘘だったんだな……!」
「……嘘ではない、教会団全員が知っているわけではない、一部の人間が知っているだけだ」
「それは、詭弁だ!」
この不毛なやり取り、問いに答える気のない遠回しの嫌味気な言い方に僕もむかむかと腹が立ってきた。……よく考えると、ひとつ疑問がある。アウティスがエインヘリャルならメリッサが感知できたはずだ。だというのに、フリューナグの街では察知できなかったのはおかしい。……コイツ何か秘密がある……!
周りの黒いサーコートを纏った白銀の騎士たちがじわりじわりとこちらを囲んでくる。
「……メリッサ、こいつらの相手は任せられるか?」
「片手で十分だ」
期待通りの言葉だ、頼りにしているさ、相棒。
「──なら任せる」
僕は急いで走って礼拝堂の奥に入っていく。
「自ら死にに来たか! 佑月!」
アウティスの手が僕を襲う! それと交差するように、低い姿勢でそれをかわし、僕は奥にいたオーディウス神父の妻と娘の手を握った。──僕は彼女たちと会話ができない、だがこの緊急事態だ、僕が手を引っ張ると彼女たちはすんなりついてきてくれた、……ありがたい。
僕は二人を引き連れて外への出口を探した、廊下を走り回ると、どうやら中庭の庭園から外に出られそうだ。
そこには黒服の兵士たちが待ち伏せていた。──長い槍が僕たちを襲ってくる!
ガギリと鋼と鋼が互いに鳴り響いた。僕が動く前にメリッサが剣で槍を止めたのだ。彼女はすでに武装している、やはり頼りになる。
「おい、出口はどこだ!」
オーディウス神父の妻にメリッサは尋ねた。
「どうぞ、こちらへ!」
森を抜けると街路地へと戻った。ここからなら安全だろう、僕が戦い方の指針を伝え、メリッサが彼女に指示をした。
「ミランディア市民の皆に、教会団が襲ってきたと伝えろ。兵を集めてミランディア教会を囲めとな。だが手は出すなと伝えろ、いいな!」
オーディウス神父の妻はだまってうなずくと娘の手を握って走り去った。よし、これで戦いに集中できる。
「――メリッサ・ヴァルキュリア、僕に力を貸せ」
「――イメージしろ、お前は何を思い描く――」
MP7A1を手にし再び教会に攻め込んだ。騎士たちをものともせず、辺りには何も障害がないかのように鮮やかに切り倒していくメリッサ。彼女の支援を受けて僕はアウティスの元へ急いだ。
辺りは静まり返っていた。……なんだどういうことだ? 沈黙の教会の中、アウティスは礼拝堂で祈っていた。しんと静まる礼拝堂、音は何も聞こえない。見渡すと、他は誰もいない。……罠か?
「……日向直子を倒したそうだな」
静かに語り始めるアウティス。
「……彼女とは三度対戦し、いずれも決着はつかなかった。彼女の思想は結局わからずじまいだ。だが、実力は本物だった。いずれ私自身の手で、仕留めたかったがもはやそれも叶うまい……!」
奴は立ち上がりこちらを向く。
「……佑月、お前の力が本物かどうか試させてもらう……!」
僕は銃を構えセミオートで制圧射撃を行う。バースト射撃で行ったためリズミカルに弾が音を立てて勢いよく出ていく。だがアウティスはよけようとする素振りすら見せない、そしてそっと手をかざす。
──瞬間、何か僕には風圧のようなものを感じ、アウティスのもとに飛び去った弾が消滅していった。──なっ⁉
……何だと!? 奴の能力は一体……?
静かにこちらへと近寄ってくるアウティス。僕は礼拝堂を円で描いて奴との距離を保ったまま、中庭の庭園へと誘い込む。
静かに歩み続けるアウティス。まるで何事もなかったかのようにゆったりと歩いて行く。……ずいぶんと余裕そうじゃないか……!
彼が中庭についたその時を見失ったのだろう。目を細めつつゆったりと周りを見渡した。僕は茂みに身を隠しており、そこから心臓部を狙った。
鳴り響く轟音、飛び散る血しぶき……! よし! やった、アウティスを仕留めた――かのように見えた。が……
「消えた……?」
逆に周りを見渡す僕、奴の姿が消えた。どういうことだ、まさかこの感じ……!
「こっちだ――」
アウティスは僕の後ろに立ち僕の肩を手で突き刺した!
「グッ……!」
僕はすぐさま距離をとり、奴の間合いに入らないようにする。くそ、やられた……!
……そうだ、時間変革能力だ、これは──!
にやりと笑うアウティス。こちらへとゆっくり近づいてくる、僕は制圧射撃を試みるが、またもや、手をかざしアウティスを狙った弾が消えていく。
余りにもアンフェアな戦いに僕は少し笑った。
「まさか……ヴィオネスと同じ鏡の能力で多数の技を使い分ける奴が現れるとはな……!」
「合格だ、だがまだ足りない。私の能力は武器をそのままそっくりに作る鏡の能力ではない。これは能力そのものを複製する能力だ、私は高らかに複製と呼んでいる。その能力の違いはお前が身をもって知るだろう……!」
「何だと!」
アウティスが胸に手を当てる、そして地から金色のつぶたちが舞い上がり、上空へ集まっていく。空に浮かび上がるのは黄金色の巨大な球体。あまりにもの重圧感で押しつぶされそうだ。
「……見よ、これぞ神の怒りだ!」
うなる轟音、襲いかかってくる雷! これが力というものだと言わんばかりに音を立てて稲妻が走ってくる! ヴィオネスのときは相手が頭の部分が残念だったがコイツは一味も二味も違う。僕は余りにもの興奮で武者震いがした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる