上 下
252 / 354
ウィキペディアの編集者

忘れていた。

しおりを挟む
情報を見てみようと、あるサイトを開いた。


平成7年サハリン北部地震のことは、記憶の彼方だった。(忘れていた)

地理は、不勉強なので、ロシアにネフチェゴルスクなんて都市があることさえ知らない。


そんな私が、情報を開く。



 震源から25~30㌔の地点に位置したその町で2100人が建物の下敷きになって死亡し、350人以上が今も行方不明となっている。
 ネフチェゴルスクは、石油採掘従事者たちの町として1964年に建設が開始された。30年間に、1棟80戸の5階建ての住宅17棟、れんがおよび大型ブロックの2階建ての住宅4棟などのほか2階建ての幼稚園4棟、学校、商店などが建てられたが、地震によりほぼすべての建物が倒壊した。前日に行われた卒業式で学校を巣立った26人の卒業生のうち、助かったのは9人のみであった。
 ネフチェゴルスクでは、ロシア非常事態省の救助隊員らが、救うことのできたすべての人を救い、ロシアの救助隊員の高い水準が世界に認められた。その一方で、ロシアが外国の救助隊支援を断ったために内外から批判を浴びた。
しおりを挟む

処理中です...