気楽に生きよう ①

鏡子 (きょうこ)

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ダリの絵

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人は、安定を求めつつ
不安定なものに憧れる、不思議な生きものだ。


私達が日々もちあわせている、固定化された観念、それら全ては、

形の軟らかな、曖昧なものなのかもしれない。


時間においての概念も、そう。


機械的な時計(固い時計)のように、きちっとした時の流れの枠組みに、当てはまらないような、時間が存在するように思えてならない。


人は、夢を見る。


人は、夢の中で

意識する意識せざるに、関わらず

「時間の歪み」を経験するのではないだろうか?


過去も、現在も、未来もない時の流れ
、、、

それは、全てが交錯したような、時間。





ダリの描いた、「記憶の固執」

ぐにゃぐにゃした時計を観ていると、

夢を見なくとも

絵画というなかで、時間の歪みを経験出来そうだ。
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