頬杖をつく女 2017.5.23 〜

鏡子 (きょうこ)

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第32章 逆さに積もる雪

もっと知りたい「まんが道」

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当時、私は、観ていませんでした。

ストーリーに心惹かれたので転載させて頂きます。


銀河テレビ小説「まんが道」 | NHK放送史(動画・記事)

https://www2.nhk.or.jp/archives/search/special/detail/?d=drama005

銀河テレビ小説「まんが道」


1969年に連載漫画が始まった国民的アニメ『ドラえもん』。その後、世界各国でも親しまれ、その人気は誕生してから半世紀にわたって継続している。この『ドラえもん』をはじめ、『怪物くん』や『パーマン』を生み出したのが、漫画家・藤子不二雄のふたり、のちの藤子不二雄(A)と藤子・F・不二雄である。そして、彼らの漫画家への道のり、自立していく姿をドラマ化して人気を博したのが、銀河テレビ小説『まんが道』(1986年)と、続編『まんが道(青春編)』(1987年)だった。
手塚治虫にあこがれて漫画家を目指したふたりの物語を振り返ってみよう。


トキワ荘への道

いまや日本の漫画は“Manga”として世界各国に広まり、日本が発信する文化と捉えられるほどメジャーな存在になった。しかし、『まんが道』の主人公が漫画家を志した昭和20年代後半は、まだ現在ほどの市民権を得ていたわけではなかった。そんな時代に、漫画家への夢を抱いて故郷の富山県高岡市をあとに上京したのが、藤子不二雄のペンネームで数々の人気漫画を生み出した漫画家の安孫子素雄(=藤子不二雄(A))と藤本弘(=藤子・F・不二雄)だった。


『まんが道』
物語は、満賀道雄(安孫子素雄がモデル/演:竹本孝之)と才野茂(藤本弘がモデル/演:長江健次)の高校時代からスタート。卒業後、いったんは地元で就職したふたりが、やがてプロの漫画家を目指して上京。手塚治虫が暮らし、のちに漫画家の聖地といわれるようになったトキワ荘に入居するまでが『まんが道』で、さらに仲間たちと漫画家修業にまい進する日々が、続編の『まんが道(青春編)』で描かれた。

実在の漫画家、誰が誰を演じたか

新漫画党の若手漫画家たちがお互いを磨き合っていたトキワ荘。ドラマには、主人公あこがれの手塚治虫をはじめ、実際に住んでいた漫画家や出入りしていた漫画家などが実名で登場した。その興味深い配役は次のとおり。

手塚治虫:江守徹
寺田ヒロオ:渡辺寛二/河島英五(青春編)
石森章太郎(のちの石ノ森章太郎):小野寺丈
赤塚不二夫:松田洋治
森安なおや:森川正太
鈴木伸一:新井つねひろ
永田竹丸:西山浩司
角田次朗(のちのつのだじろう):須間一也
ちなみに、若き日の石森章太郎を演じた小野寺丈は石森の息子である。


原作者が出演

ドラマの原作者でもある安孫子素雄は『まんが道(青春編)』に出演している。
主人公の道雄、茂らが集まったバーの酔客という役どころ。若き漫画家たちに「なろー、なろー、あすなろー。あしたはひのきになろーだ。な、青年諸君、ま、がんばってちょーだい。サヨナラ」と声をかけて出て行くのだが……。
実は安孫子は、収録当日までセリフがあることを知らされていなかった。「まさかセリフと演技まであるなんて」とびっくり。しかし、いざ本番では堂々とした“酔っぱらい”ぶりでスタッフを感心させた。本人いわく「酔っぱらいには慣れてますから」とのこと。
藤子不二雄の半生を描いた『まんが道』のドラマ化に、「あのころの記憶がよみがえってきてとても楽しい」と、語っていた。

※  後文略


凄い!漫画家さんたち

錚々たるメンバーが連なってる。



音楽の世界も、小説の世界も、音楽の世界も、漫画の世界も、
次の世代に繋がっていく、リレーみたいだ。



良い連鎖は、良い連鎖を生み出す。
ハニカム構造のように、その連鎖は連なっていく。
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