満月に導かれて…

鏡子 (きょうこ)

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香港、台湾、タイ

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くまモンは、こんなにも人気者になっているなんて…。






ーくまモンという強いキャラクターのおかげで、チャリティーの架け橋的なアイコンにもなっているんですね。海外で高い人気を得ているのはなぜなんでしょうか?

2010年に誕生したくまモンが日本を飛び出し、海外でも知られるようになったのは2013年のこと。熊本県の上海事務所がオープンしたことをきっかけに、はじめてアジアへ渡りました。

さらにブランド価値を高めるために、まずはヨーロッパやアメリカで認知度を上げる必要があると考えて、『Japn Expo』などのイベントにも参加するようになりました。

アジアではほとんどプロモーションを行っていないにも関わらず、勝手に人気が出ていたのが面白い点です。どうやらアジア各国では、日本で流行っているものがクールであるという文化があるようなんですね。

香港や台湾にくわえ、タイでもかなり認知度が上がってきています。アジアは距離的にも近いということもありますが、インバウンドの観光客の方もかなり増えましたし、熊本までくまモンに会いに来てくださる方もとても多いです。

 

ー世界のくまモンであると同時に、日本といえばくまモンになってきてるんですね

台湾では歴史的にキティちゃんが確固たる地位を確立していますが、近年ではそれに並ぶくらいくまモンの認知度も高くなってきています。

先ほど楽市楽座方式により、許可さえ得ればライセンスはフリーだと説明しましたが、その分グッズ制作のレギュレーションは厳しくしています。ブランド価値を守ることはもちろん、くまモンの「やんちゃな男の子」というキャラクターを崩さないためにも基準を設けていかないといけません。

それは我々だけでなく、ファンの方々からも「こんな偽物のグッズがあるよ!」といったご連絡をいただくことがあります。みんなでくまモンを守ろうという意識があるのかもしれません。




※ 情報入手先

世界で愛されるキャラクター「くまモン」の知られざる真実 - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/hasegawa01





●注目したい文章

…海外でも知られるようになったのは2013年のこと。熊本県の上海事務所がオープンしたことをきっかけに、はじめてアジアへ渡りました。
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