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第3章 時代背景(毒薬、宗教改革etc)

18.チェーザレ・ボルジアとレオナルド・ダ・ヴィンチ

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死の連鎖を、チェーザレ・ボルジアを軸にして考えて見たら解明の糸口が見えるかもしれません。


そして、何故、ボルジア家の人々が、歴史的に悪役とされたのか?判明するかもしれませんね。


    チェーザレ・ボルジアとレオナルド・ダ・ヴィンチの交友関係について…

チェーザレは、レオナルドを「最も親しい友人」として、ロマーニャ公国内の通行許可証を与えています。

一方のレオナルドは、新兵器のデッサンやイーモラでの研究結果のスケッチ画、チェーザレの肖像らしきデッサン等を残しています。




(チェーザレと、レオナルド・ダ・ヴィンチの親交の深さを物語るエピソードですね。)





    チェーザレと言いますと、その肖像画は、後世になって描かれたものばかりだそうです。

  これはチェーザレの死後、ユリウス2世によってボルジア家関連の肖像画は全て焼却されてしまったためと見られています。

  ですから、生前に描かれたチェーザレの肖像画としては、レオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた26歳頃のスケッチがある程度なんだそうです。

 どのような目論見があったのかは分かりませんが、肖像画が焼却されたのは残念ですね。



ボルジア家関連の肖像画は、全て焼却…


ユリウス2世は、ボルジア家に対する、よほど深い反感があったのでしょうね。
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