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マネーロンダリングを調査

2011年、英国のＦＳＡ、マネーロンダリングで銀行の責任を追及

英国のＦＳＡ、マネーロンダリングで銀行の責任を追及

2011年 6月 23日  7:38 JST
記事
　【ロンドン】英国の金融サービス機構（ＦＳＡ）は22日、マネーロンダリング（資金洗浄）への対策を怠っているとして大手銀行を非難した。腐敗した政治家や犯罪者が不正資金を英国の銀行口座に隠し持つケースが発覚しており、こうしたマネーロンダリングへの世界的な取り締まり強化の一環である。

　ＦＳＡは英国の銀行の4分の3程度は、政治指導者やその関係者などが違法に得た資金の受け取りを禁じた規則に従っていない模様だと発表した。そのうち少なくとも2行については、告訴も視野に入れているという。ただ、銀行名は公表しなかった。同機構の高官は、その他の処分も検討される可能性が高いと語った。

　ＦＳＡは銀行業界のマネーロンダリング防止への施策を1年間にわたり調べてきた。27行を検査した結果、英国外の不審な送金元への監視を怠るなど、マネーロンダリング対策が多くの銀行で実施されていないことが判明した。実利の大きい取引を獲得するために、マネーロンダリングの疑いに目をつぶる行員もいるようだ。

　ＦＳＡのトレーシー・マクダーモット氏はインタビューで、このようにマネーロンダリング対策を怠った結果、「不正資金が英国の銀行を通じて流れた可能性が高い」と指摘した上で、「これは英国に限られたことではないだろう」と、他国も同様な問題を抱えている可能性を示唆した。

　一方、英国銀行協会（ＢＢＡ）の広報担当者は、同業界は「金融を通じた犯罪防止に取り組んでいる。業界は規制当局と協働し、金融犯罪対策の強化に努めていく」と述べた。

　今春に中東と北アフリカで連鎖的に起こった政権倒壊を受け、マネーロンダリング防止法の運用を強化する国が増えており、世界最大級の国際銀行数行が本拠地とする英国もその一つである。

記者: David Enrich and Deborah Ball  





※  2011年、英国のＦＳＡ、マネーロンダリングで銀行に対し、責任を追及するという事実が発覚している。

2011年と言えば、100万ほどの価値だった、サルバトール・ムンディが、いきなり96億の評価額になった年でもある。

FASが追及したという、この事実を、注意深く吟味することにする。



2018.8.6  記載