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歴史は変わった
丁寧に吟味された解釈は、画集や専門書の類にしか載っていない。 まともな説は、ネットには、載っていない。
しおりを挟む久しぶりに、はやし浩司さんの動画を見ていたら、
「そう言えば、はやし浩司さんも、糸車の聖母について、色んなこと言ってたよなぁ」と思い出した。
はやしさんの動画を観た方は、下記のような感想を持つ。
糸車の聖母を、気持ち悪いと観る。
レオナルド作品の最高権威者のアレッサンドロ・ヴェッツォージ氏(レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館館長)の解説は、強引で都合が良すぎる解釈。
アレッサンドロ・ヴェッツォージ氏の影響を受けて、美術展の解説は変わる。ネットの解説も変わる。
どんどん、解説は変化し、糸車の聖母は、レオナルドの弟子が着色担当だったはずなのに、
「レオナルドの真作である」とどんどん持ち上げられる。
一方で、とんちんかんな説にも、共感者が現れる。
丁寧に吟味された、真っ当な解説は、きちんと研究された画集や専門書の類にしか載ってはいない。
人々の目(視覚)は色んなパターンでまやかしに合う。
「まともな解釈は、ネットに載ってないのか!」
と、憤る。
『ある方のブログ、
糸車の聖母? - 畑・生き物・美術
より転載』
http://curlchigasaki.hatenablog.com/entry/2018/01/26/211618
※ これより下、転載文
糸車の聖母
糸車の聖母 posted by (C)カール茅ヶ崎
レオナルドダヴィンチと他の画家の合作と言われるアメリカの個人蔵「ランズダウンの聖母」と言う絵、詳細をよく観ると実に気持ち悪い。
《何で、この絵を気持ち悪いと観るのか、良い絵ではないかと憤る》
※ 転載を続ける。
はやし浩さんのYou Tube 動画でダヴィンチの絵画が分析されていて非常に面白く、刺激を受けている。(http://hiroshihayashi3.ninja-web.net/page011.htmにはやし浩さんの興味深い動画がたくさん見られる目次がある。)はやし浩さんは著名な美術作品を図像学的に分析しておられて、絵の中に隠された本当の意味を次々に証明してくれるので気持ちが良い。その中で「岩窟の聖母」のマリアはヘビであり、描かれた子供は爬虫類だから脱皮していると言う説に驚いた。また「聖アンナと聖母子」ではマリアが子供を食べており、口から血を滴らせていると言うのにも納得出来てしまう。
ダヴィンチの他の作品にもヘビマリアや脱皮イエスがあるかと思ってネット上で探してみた。(今はネット上で美術品の画像が見れるので非常に便利だ。図書館で重い図録を持って来なくても、例えばWikipediaで詳細画像が観れる。)「糸車の聖母」と言うのがあり、それは同名でたくさんの作品があるのだが、「ランズダウン侯爵家の聖母」と言うのがどうも怪しい。見様によってはいろんな風に見える。
はやし浩さんはこの「糸車の聖母」のマリアが子供を食べている図だと言っている。子供はイエスではなく、単なる食糧。腰の辺りが血だらけになっているし、マリアの向かって右の胸に上から垂れる血が描かれているとしている。また子供の下にある岩は、人間の子供を食糧として保管しておく為の「ドルメン」という物だとも言っている。
そう言われれば観れば観るほどその通りにしか観えないし、さらに「岩窟の聖母」のマリアの様に下半身がヘビの魔女がこの絵にも見える。背景の川の蛇行も、峠の山道も、大蛇が這ってきた跡に見える。
また子供の足元の布に見える物は、それが脱皮した皮ではないのか。(だとすると子供は人間ではなく爬虫類であり、それを食べるマリアは共食い?)足の輪郭が二重になって皮が半剥けに見えたりする。
「糸車の聖母」は、イエスが糸巻の十字を見つめ自身の悲しい未来を予感している・・・・とか解説されるが、この絵の拡大画像を見るととてもそんな絵には見えない。我が子を慈愛に満ちた顔で見ているはずの聖母の目は遠目には悲しそうに見えるが、よーく拡大してみると実に冷たい目をしている。「このコロコロと良く太った子はおいしい。」とでも思っていてもおかしくない目だ。
子供の口の向かって左側がどう見ても汚れている様にしか見えない。既にマリアに身体を圧迫され裂かれて口から血を吹き出したのではないか。
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