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神格化され過ぎたダ・ヴィンチ
話がだんだん大袈裟になっていくパターン
しおりを挟むレオナルドの手記で、洞穴に関する内容を見つけた。
「うす暗い崖の周りをしばらくさまよっていると、大きな洞穴の入り口に出くわした。しばらく、呆然としてその前で立ち尽くしていた。こんなものが存在するとは知らなかった。背を丸め、かがみ込んで左手を右ひざに充てると、まぶたが下がり、閉じる。その中に、何かを見つけることができるかどうか見極めようと、何度もそんなふうにかがみ込んだ。そうして、しばらくそこにいると、私の中に恐怖と願いのふたつが浮かび上がってきた。恐ろしげな暗い洞穴の恐怖と、その中に不思議なものがあるかどうか見たいという願いだ。」
レオナルドは、洞穴を見た。
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レオナルドは、洞窟を見た。
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レオナルドは、洞窟に入った。
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レオナルドは、洞窟に入って数年間行方不明になった。
話が、どんどん大袈裟になっていくパターン
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