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政治や経済が美術界に絡んでくるから、こんなことになるんだ。

贋作であっても、億単位の値がつく理由は何?

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疑問…

贋作であっても、億単位で値段がつくのは何故だろう?
 
28年前、
日本テレビが取材した、
【アイルワースのモナ・リザの内容】をまとめた本に、

「アイルワースのモナ・リザは、贋作であっても15億円の価値がある」

との情報があった。



《参考》

《ラロックの聖母は、真作であれば、600億と言われた。》











復習を兼ねて、この情報を提示



※  自身のブログを転載


「25年前、日本テレビ、アイルワースのモナリザは贋作であっても15億円の価値あり」

2015/08/13 06:24



※  この記事を書いたのが、約3年前なので、
「28年前、日本テレビ、アイルワースのモナリザは贋作であっても15億円の価値あり」と、
受け止めて下さい。



一般的に知られている情報だが、アイルワースのモナリザの来歴は、下記の通り


1913年にアートコレクターのヒュー・ブレーカーがサマセットの貴族の家からこの絵を発見し、ロンドンのアイルワースにあるアトリエに運び込んだ。



この絵はは第一次世界大戦中に安全な保管場所を求めてアメリカへ渡り、戦後になってからイタリアで調査が行われた。



長らく1960年代に購入した米国人個人コレクターのヘンリー・ピュリツァー (Henry Pulitzer)氏が所有していたが、同氏の死後40年以上、スイスの銀行の金庫に 保管されていた。後の2008年に匿名の国際財団が、ピュリツァー氏の伴侶だった女性の遺産から購入し、モナリザ財団に鑑定を依頼していた。モナ・リザ財団の調査では顔料が16世紀のイタリア・フィレンツェで使われていたもので、2つの構図を比べるとダ・ヴィンチが同じ構図で描いたものと判明したという。



2012年9月27日、財団が40年の調査の結果、モナ・リザより先にダヴィンチが描いたもう1枚のモナ・リザである事がわかったと発表した。 



※ネットで直ぐに出てくる来歴、
ここまで


これから後に書く文章が、重要なので、
よく読んで下さい。



2012年に、「アイルワースのモナリザは、ダ・ヴィンチの真筆であると、モナリザ財団が鑑定」と大々的にニュースになる7年前


2005年、日本テレビにて
ビートたけしの歴史的大発見 名画モナ・リザはもう一枚あった!
というTV番組鑑定あった。

遡って、その15年前に
またまた、日本テレビの

「謎学の旅」にて

アイルワースのモナリザの研究の発表がされていたらしい。



1990年発行、二見書房刊
テレビ番組の本を入手されていて、

日本テレビの内容を詳しく書いている方のブログ見つけました。


※   ある方のブログ転写


注意  (2005年のブログ記事なので、今から10年前に書かれた内容です)

15年前にすでに自分で見つけたものを大発見とか言う日本テレビは自社の過去の記録さえかえりみないようだ。
視聴率操作する人がいたぐらいだからたいしたことではない。

「謎学の旅」は今回の番組と同じ日本テレビの番組。

TVでは防犯上所有者の名前などを伏せていたようだがこの本には書いてある。

書くよ。
上記の本から抜粋。

『このローザンヌの「モナリザ」は一九六二年、ロンドンのヘンリー・F・ピュリッツァーという人物が、鑑識家故ヒュー・ブレーカー氏秘蔵の作品を絵画シンジケートと共同で手にいれたものであり、ピュリッツァー氏の死後は同シンジケートが管理に・・・』


この本によると贋作であったとしても15億の価値があるとか書いてある。

いけない暴露だったか。

名を伏せるなど気を配る気持ちがあるなら「大発見」はやめた方がよかったんじゃないかな。 
本には、X線写真によれば絵のキャンバスが当時ダビンチが使っていたもので、絵の具の成分も肌を描いた部分の成分がルーブルのものと一致と判明していると力説していた、とも書いてある。
ということは、今回の番組でも鑑定中で今月中にも真贋が判明とか言っていた調査はなんの調査だ。
発見されてから40年以上も真贋調査。気の長い話だ。


今回抗議文を送った東北大学大学院の田中英道教授(西洋美術史)はこのローザンヌのモナリザはすでにコピー(複製ってこと?)と学会で結論付けられていると伝えているのだが、その結論というのは僕は聞いたことがない。ネット上でもなかなか見つからない。


今回の番組に東京芸術大学の絹谷幸二教授という方が出ていた。この方は番組中ローザンヌのモナリザの存在をはじめて知ったようで驚いていた。学会とか出ないのかな。



※転写終わります。



ネットで、出てくる情報、

アイルワースのモナリザについて、
40年もの調査をし、
ダ・ヴィンチの真筆であると鑑定
とは、よく聞く話だが


アイルワースのモナリザについての真実の来歴


40年のうちの25年は、日本テレビの息のかかっている研究になっていたことになる。


復習 

1990年、日本テレビの
「謎学の旅」に、
アイルワースのモナリザについて、取り上げ

ダ・ヴィンチの描いたモナ・リザは、もう一枚あったという内容の放送番組があったらしい。


今から25年前

「アイルワースのモナリザは、贋作であっても15億円の価値はある」と書かれた出版物があったことに、注目して欲しい。



上記内容の、ブログ記事を投稿された方が、ブログ投稿された年は2005年

ビートたけしさんのテレビ番組を観た直後に、書かれた内容である。


要約すると

「ローザンヌの「モナリザ」(アイルワースにモナリザ)の件は、日本テレビの「謎学の旅」で観たから既に知っているよという内容。

1990年発行、二見書房刊
テレビ番組の本も入手されていたという。

その本には「アイルワースのモナリザは、贋作であっても15億円の価値はある」と書かれていたらしい。



調査情報まとめます。



●  2005年の、ビートたけしさんの番組以前に遡る。

1990年、同じく日本テレビ、

      「謎学の旅」にて、ローザンヌのモナリザ(アイルワースのモナリザ)の件が紹介されていた。


●   1990年  二見書房刊の本を入手されたその方の情報、

その本によると、

【アイルワースのモナリザは、贋作であったとしても15億の価値がある】と書いてあったという。




2012年9月、モナリザ財団は、
「40年の調査、研究のすえに、アイルワースのモナリザは、ダ・ヴィンチの真作であると、若きモナリザの微笑みである」と、
研究内容を発表した。

1990年
「アイルワースのモナリザは、贋作であっても15億円の価値がある」と書かれた本があるという。

モナリザ財団は、40年、調査研究をしたと主張しているが、
そのうちの22年間(2012 - 1990)は、日本テレビが、情報を共有していたという事実は見逃せない。


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