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風刺画の件
これに発展したのか。
しおりを挟む【パリ=谷悠己】フランスのパリ近郊コンフランサントノリーヌの路上で16日、中学校の男性教師が男に刃物で首を切り落とされ、死亡した。男性は授業でイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を生徒らに見せていたとされ、現地メディアは男が警察官に射殺される前に「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだと報じた。検察当局はテロ事件として捜査を始めた。
◆「表現の自由」の授業に
警察当局は容疑者の詳細を明らかにしていないが、ニュース専門テレビBFMは、モスクワ生まれで18歳のチェチェン系の男と報じた。現場は中学校に近く、AFP通信などによると、歴史が専門の男性教師が風刺画を見せたのは「表現の自由」を伝えるための授業だった。
◆大統領「テロだ」
事件発生を受け現場に急行したマクロン大統領は、「イスラム主義によるテロだ」と述べ、「暴力で共和国を分断することはできない」と糾弾した。
パリでは2015年に襲撃された風刺週刊紙シャルリエブドの旧本社前で、同紙が事件の背景となったムハンマドの風刺画を再掲載した後の先月下旬、イスラム過激派とみられるパキスタン出身の男が男女2人を刃物で襲撃する事件が起きている。
【関連記事】預言者の風刺画再掲に反発か 旧シャルリエブド前テロ事件
「表現の自由」の授業に、風刺画を見せた男性教師は、首を斬られた。
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