配信日 2020年6月1日

鏡子 (きょうこ)

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自分の言葉じゃないから、転載します。やっぱり違和感、感じて良いですよね?

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やっぱり違和感


感じて良いですよね?



志村さんと奥村がもし本当に愛し合っていたのだとしたら。こういった2人だけの言葉というのは、世間に公表することなく静かに自分の胸にしまっておきたいものではないだろうか。少なくとも筆者はそう考える。生前に「俺の子どもを産んでくれ」とまで言われたほどの仲なら、なおさらだ。大切な人の大切な言葉は、世間にひけらかすものではない。
奥村のインスタグラムをチェックしてみると、そのコメント欄は案の定荒れていた。奥村は志村さんの訃報が世に知らされた3月30日に志村さんとのツーショット写真をインスタに2枚アップ。1枚はおそらく志村さん出演舞台の楽屋に訪れたときのものであろう写真。そしてもう1枚はどこか飲食店で並んで座る笑顔の2人の写真だ。奥村はワイングラスを持ち、志村さんは手をまわして奥村と肩を組んでいるように見える。



「けんさん亡くなりました。お世話になっていたので本当に残念すぎます。楽しかったです」「突然すぎてショックすぎて本当悔しいです。なんでけんさんなんだろう…」等と綴られた文言に違和感はないのだが、気になってしまうのは文章が終わったあとに、彼女がハッシュタグをいくつもつけていることだ。#志村けんはまぁまだわかる(いらないとは思うけど)。だがそれだけではない。
#水着#オーディション#タレント#マシェバラ#猫#大好き#芸能人#スタイル#寿司屋#撮影会#東京#ファッションショー#携帯#モデル#筋トレ#女優#なんだろう

最愛の人の死を知らせる投稿に、このハッシュタグ……要るだろうか。涙を流しながら「#スタイル」「#オーディション」?そこに違和感を覚えたのは筆者だけはないようで、週刊誌発売後の4月7日現在この投稿には80件のコメントがついており、そのほとんどが彼女を「売名行為」と非難する声だ。「女性自身」が記事の一部を掲載したネットニュースについたコメント数はもっと多い。現在2000件を超えるコメントがついており、ここでも「志村さんとの思い出」を公開したことへの非難が多数だ。
彼女にしてみれば、週刊誌の取材を受け、素直に心情を吐露しただけにすぎないのかもしれないが、いまはまだ志村けんという喜劇王の突然の不在を受け止めきれず悲しむ声も大きい。志村さんは優しい人柄だったという。彼ならば「仕方ないなぁ」と笑って許すのかもしれない。だが、その言葉を直接聞くことがもうできない我々の胸には「いまこんな話をしなくても、LINEの内容をさらさなくても……」というなんとも言えないモヤモヤが残るのみである。




志村けんとのLINEを公開した「最後の女性」のインスタにある違和感 (2020年4月8日) - エキサイトニュース
https://www.excite.co.jp/news/article/Wezzy_75754/?p=3

より転載
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