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アマゾン、docomo
2019年11月29日投稿
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アマゾンとの連携は5G時代を見据えたもの
NTTドコモ代表取締役社長の吉澤和弘氏は、提携の狙いについて「d払いでアマゾンとは連携を深めている。私どもとしても、新しい料金プラン、d払い、dポイントの魅力を高めるためにいろいろな事ができそうだと検討した。アマゾンにとっては、ドコモの契約者でAmazonプライムを使っていないユーザーもいる。新料金プランの魅力をもっと上げ、d払い、dポイントと絡めながら、Amazonプライムをもっと積極的に使ってもらうことでお互いのメリットが出る」と語る。
同社では、25日にもギガホ、ギガライトと「Disney DELUXE」割引プランを発表しており、プランの“お得感”をより引き上げようとしている。吉澤氏は、「料金が融合した形のプラン、取り組みが来年スタートする5Gにつながっていく」とし、「Amazonプライムで動画を観るときに、容量の大きなプランが親和性がある。これを別々の料金ではなく、融合したものとして考えていくのも一つの方法」と、料金プランと親和性の高いサービスとの組み合わせが、5G時代にマッチするとの考えを述べた。
また、ドコモではdショッピングなど自前でのEコマースも手がけている。アマゾンとの棲み分けについては、「dショッピングは商品などに特徴があり、マガシークなどファッション領域も独自でやっているが、もっと幅広いすべての商品分野になるとアマゾンのサービスは魅力的。ドコモの会員、契約者のメリットとしては大きなものになる」とし、「競合ではなく、(それぞれの)良いところ、メリットを享受してもらう風に理解してもらえれば」とメリットを強調した。
巨大サービス事業者と手を組む例としては、KDDIとネットフリックス、グループ内ではあるがソフトバンクとヤフーなど、各キャリアが取り組んでいる。吉澤氏は、アマゾンとの提携はd払いなどを含めた連携強化からの自然な流れであり、それ以外の事業者とは組まないという意味ではないとしている。端末価格の割引に制限がある現状、ユーザーに“お得感”を打ち出していく必要があるほか、自社で幅広いサービスを展開する楽天のMNO参入もあり、今後もさまざまなサービス事業者との連携が考えられるだろう。
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