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朝日と読売

意外と、仲が良かった?

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キャンペーンリポート
朝日と読売がタッグを組んだ子供向け「かんきょう新聞」で、環境への思いを伝える

ネスレ日本
2020年02月12日

 ネスレ日本は、朝日新聞と読売新聞が共同で制作したタブロイド判広告特集「かんきょう新聞」に協賛。昨年の秋、主力製品の「キットカット」の外袋をプラスチックから紙製に変えた同社の環境問題への思いを込めたこの企画は、競合2社がタッグを組んだ史上初の試みということもあり、大きな反響を呼んだ。

きれいな海を守るため「キットカット」のパッケージを紙製に

 朝日新聞と読売新聞2社がタッグを組み、史上初めて両紙の題字が並ぶ広告特集を発行する企画となった「かんきょう新聞」。約1万5000部が印刷され、昨年12月21日に渋谷や有楽町、新宿、二子玉川の駅周辺、ショッピングモールやスーパーなどの店舗で、一般の方に手渡し配布された。朝日新聞と読売新聞の題字が並ぶタブロイド判を、多くの人が興味津々で手に取り、大きな反響を得た。この企画に協賛した背景や狙いを、ネスレ日本コンフェクショナリー事業本部の村田香織さんに聞いた。


※ 画像省略


村田香織氏

 「ネスレでは海洋プラスチック問題解決のために、2025年までに全世界で製品の包装材料を100%リサイクル可能、またはリユース可能なものにすることを社会にお約束しています。そして世界中で販売している『キットカット』という影響力のあるブランドが、まずは率先して行動すべきだと考えました。そこで昨年9月に、『キットカット』の主力商品である大袋タイプ5品の外袋を、プラスチック製から紙製に切り替えたのです」
 それによって年間約380トンのプラスチック削減が見込めるという。とはいえプラスチックから紙のパッケージへの変更は、耐久性や新しいパッケージ素材を製造ラインでどのように対応させるかなど、さまざまな課題があった。それらを乗り越えてのスピーディーな取り組みに、業界からは驚きの声があがった。同時にこの問題に対する、ネスレの強い意思を社会に示すこととなった。
 「ちょうど海洋プラスチック問題がニュースやメディアで取り上げられ、社会全体の関心も高まっていただけに、大きな反響をいただきました。紙への変更にともない、パッケージで折り鶴をつくり、大切な人に思いを伝えるという新しいコミュニケーション活動も始めました」
 これまで受験生への応援や、家族や友人に感謝の思いを伝えるコミュニケーションツールとしても活用されてきた『キットカット』ならではの取り組みだ。SNSでは、親子で実際に「キットカット」のパッケージを使って折り鶴をつくったり、メッセージを書いて楽しんだりしている様子が投稿された。
 「私どもはこのような取り組みを通して、海洋プラスチックの問題や地球環境について、より多くの方に知っていただきたいと考えていました。またこれからの未来を担い、環境問題で一番影響を受ける子供たちと、その親御さんに現状を知っていただき、小さな一歩でも行動していただきたい。そのようなメッセージを伝えるうえで、『かんきょう新聞』はうってつけの企画でした」
親子で環境問題について考えるよいきっかけに…

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