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―第1章:リベルタス騒乱―
第一章:登場キャラまとめ
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◇ラルゴ・アシュクラフト
・王都で活動していたパーティ、「ラスター」のリーダー。
幼い頃に母親を殺され路頭に迷っていたところを、現王都ギルドサブマスターのグラントに拾われ育てられる。
その為生粋の冒険者ではあるのだが、何故か白金級への昇格依頼を何度も失敗しており金級止まり。
ラスターのメンバーには慕われている裏で、ラルゴのせいで白金級になれないと何度も苦言を呈されている。
性格はやや不器用だが、思いやりが強く行動力もある。
しかし、皮肉屋で計算高い一面もあり、時には冷酷な判断を下す事も。
魔力の性質は火。
身体を共有する魔王の魂の片鱗、ドミナの特性で、魔力が自身から離れない。
そのため投射系の技は一切使えず、自己強化・内部干渉系の技を用いる。
黒鉄の秘術というオリジナルの魔法を持っており、自身の魔力を黒鉄に変異させることができる。
これがラルゴの代名詞となっており、王都では「黒鉄」の異名で呼ばれていた。
必殺技は相手の体内に自身の魔力を叩き込み、爆発させる――爆炎拳。
現在の肩書は……元金級冒険者、神聖冒涜者、ゴミ拾い(ゴミ)、叡智の同盟No3。
※余談。
魔法は教本や教育体系が出来上がっているものを指し、魔術や秘術などはそれに該当しないものを指す。
◆ドミナ
・ラルゴの魂に混ざりこんだ、とある魔王の魂片。
ドミナ自体の魂は女性であり、黒炎が少女の姿を象っている
記憶や経験をラルゴと共有しながらも独自の価値観を持っており、身体の主導権を奪う機会を窺っている。
ラルゴに比べかなり好戦的且つ独善的、さらには執着心が非常に強い。
圧倒的な魔力容量に加え、他者の魂を食らい糧とする魔族特有の性質、さらには能力を抽出し我が物とすることができる。
特にレンマートの能力とは親和性が高く、黒炎以外にもスライムのような魔力を纏えるようになった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
◆叡智の同盟(キュリオシティ)
・魔界からの来訪者、グレアが立ち上げた組織。
魔導技術の研究と発展を生業にしている。
◆グレアノワール・アンルシア
・叡智の同盟のNo1兼所長。
並外れた美貌と、規格外の魔力を持つ高位魔族。
卓越した魔導技術や世界の真理に通じる知識を持っており、それを探求することを何よりの指針としている。
魂の研究の一環で、感情と効率という二つの人格に自身を切り分けている。
ルシアという名に極度のコンプレックスを抱いており、一たび彼女をその名で呼べば命の保証はない。
◆モルニア・オブリカ
・過去に現界から魔界に通じるゲートに偶然飲み込まれ、命の危機に陥ったところをグレアに救われた。
それ以来グレアの助手として付き従い、日々苦楽を共にしている。
明朗快活な性格だが、時に熱くなりすぎてしまうきらいがある。
英雄に憧れており、特に戦闘中は大袈裟で芝居がかった言動をする。
珍しい雷魔法の使い手で、グレアの発明品によってその性質を大きく引き出すことに成功している。
戦闘センスは非常に高く、並の魔族では歯が立たない程。
唯一エネルギー管理が杜撰な節があり、グレアから常々ガス欠にならないよう釘を刺されている。
◆グリント
・グレアが魔界から連れ込んだ、グリフォンの中でもより上質な個体。
叡智の同盟の研究所であるネクサス・ラボラトリーを運搬する役割を担っている。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
◇コルノ勢
・リベルタス中央、エルトルス家の本拠地出身の者たち。
◇フレッチャー・エルトルス
・リベルタス中央、エルトルス領の領主。
リベルタス筆頭のトラゴス・マルレーンとは従兄弟にあたる。
優れた政治手腕と人望を持ち、領民からは慕われている。
やや頑固で思い込みが強いきらいがあり、熱くなるあまり周りが見えなくなることも少なくない。
ただ過ちを素直に認める器量もあり、ほかの貴族とは一線を画す。
◇ロイエンタール
・コルノ騎士団の団長。
常にアーメットを被っており、その素顔を知る者は非常に少ない。
実力的には金級冒険者相当で、優れた指揮能力と戦闘力を併せ持つ。
トライスタの面々に戦闘の基礎を教えたのも彼である。
余談だが、コルノ騎士は銀級冒険者以上の実力を持つもので構成されている。
◇シャーヴィス・エルトルス
・フレッチャーの一人息子で、パーティ「トライスタ」の実質リーダーを務める。
まだ若いながら、優れた槍術の素質を垣間見せている。
しかし、女性でありながら自身を遥かに凌駕するリリー・マルレーンにコンプレックスを抱いている。
実直な青年だが、親であるフレッチャーには頭が上がらない。
そのせいで仲間たちから、貴族の坊ちゃんと揶揄されることも。
◇アニー・パチェリア
・コルノの商家の一人娘で、勝気なおてんば娘。
並外れた炎魔法の素質を持つが、師に恵まれなかった為か魔力のコントロールが非常におざなりである。
しかしそのポテンシャルは非常に高く、並の冒険者とは比較にならない魔力を誇っている。
◇ウィル・グランツ
・コルノの農家の息子だが、ラルゴが王都を追放される3か月前に起きた赤い月の際、押し寄せてきた魔物達に両親を殺されている。
自我が弱く、パーティ内では参謀兼、衝突の絶えないシャーヴィスとアニーの緩衝材としての役割。
魔力が一切ないというこの世界では非常に稀有な存在で、ラルゴやグレアに一目置かれている。
主に気配を悟らせないことを活かした斥候要員として、影からのアシストを得意としている。
弓の腕は一流で、これは魔力に頼らず生き抜いてきた努力の賜物。
カリオンの仇を討ちにレンマートと相対した際にグレアと遭遇し、ある取引を行った。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
◇ノトス勢。
・リベルタス最南端の港町、ノトスを活動拠点とする人物たち。
◇ドルフ・ゴップ
・ノトスギルドのマスターであり、リベルタス全ギルドの実質統括役、白金級冒険者。
年齢は50前後で、白髪交じりの厳つい顔つき。
190越えの巨躯に鋼のような筋肉、そして全身に刻まれた傷痕から歴戦の風格を滲ませている。
特に戦斧を用いた戦闘術に秀で、その実力ではリベルタスでも屈指。
性格は厳格で妥協を許さないが、実力と人格の両面から 部下・同業者の信頼は非常に厚い。
ラルゴにトライスタを任せた後にゴートヘイムに出向し、魔族達と交戦、捕らえられる。
しかし、凄まじい魔力耐性により器化できない為、分析の為に城の地下牢に監禁されている。
◇リリー・マルレーン
・ノトスギルド所属の金級冒険者の一人で、リベルタスのギルド内で最も功績を集めている女傑。
リベルタス筆頭貴族の生まれだが、権力に胡坐をかく姿勢を良しとせず、ひたすら己の研鑽と南部の平和の為に身を粉にしながら働く誇り高い人物。
頑固で融通が利かないきらいがあり、それによるトラブルも少なからず起こしているが、持前のフィジカルで大体解決してきた。
槍術、馬術、風魔法と戦闘における幅も広く、特に槍の扱いにかけてはリベルタスで彼女の右に出る者はいないと謳われている。
常に黄金の山羊を模した重鎧に全身を包んでいることからつけられた二つ名は「金百合」、そしてその素顔を知る者は殆どいない。
その為、本人の知らないところで槍ゴリラと言われている。
◇回収屋カリオン
・ノトスギルド所属の金級冒険者の一人で、主に依頼の後処理を担当していたことからつけられた二つ名は「回収屋」。
非常に実直な人物で、それを気に入ったドルフに重宝されていた。
戦闘スタイルは毒や罠を用いた搦め手が主流で、槍や探剣を用いた近接、申し訳程度の風魔法。
だが彼の本質は卓越した斥候、追跡者としての技術にあり、それにより数多の依頼を解決している。
ウィルと共にゴートヘイムに潜入した折、地下牢にてレンマートに捕縛され、その身体は高位魔族「マニタリ」の器にされてしまった。
◇双月のスライ
・ノトスギルド所属の金級冒険者の一人で、二振りの圏を用いて戦う様子からついた異名が「双月」。
圏は大きなチャクラムのようなもので投擲武器としても扱え、更にスライは打撃・斬撃どちらにも対応できるようこれらを改造しており、近~中距離での戦いに卓越している。
特定のパーティで活動はしていないが、その面倒見のいい姉御肌な性格からどの依頼の応援に出しても成果を発揮することに定評があった。
現在はレイジーの動きに疑問を抱き、なるべく関わらないようノトスを離れている。
◇モルト
・ノトスの酒場、「浅瀬の海坊主亭」の店主で元金級冒険者。
冒険者時代は大剣を片手で振り回す様子から、「剛腕」の二つ名で呼ばれていた。
大柄で禿げ頭の見た目どおり、豪快で陽気な性格で、人を見る目があるとは本人談。
店で出される料理はどれもバリューが高く、日々常連の客で賑わっている。
◇ホリー
・「浅瀬の海坊主亭」の看板娘。
陽気で裏表のない性格で、神聖冒涜者の烙印を押されていたラルゴにも分け隔てなく接していた。
その容姿と性格から、彼女目当てに店に通う者も少なくない。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
◆敵勢力
・現時点で判明している敵達。
◇トラゴス・マルレーン
・リベルタスの筆頭貴族で、マルレーン領の領主。
以前は白金級冒険者としても名を馳せており、文武両道で隙のない人物として知られている。
マルレーン家の本拠地であるゴートヘイムの地下には古の遺跡が眠っており、そこには魔界へ通じる門が存在する。
何者かにより手引きされた魔族達による奇襲を受け、ゴートヘイムは陥落、自身もある高位魔族の器とされてしまった。
◆スカラー
・凄まじい知識量を有する高位魔族で、髑髏の仮面をつけた老躯。
ゴートヘイムをはじめリベルタスの各地に研究所を建造しており、日夜非道な人体実験を行っている。
また、魔王の魂片を持つザイールに大きく肩入れしている。
◇ザイール
・金色の髪に浅黒い肌をした人間。
ラルゴと同じく魔王の魂片を宿しており、左腕を通じてその力を行使する。
人の身でありながら、力の吸収の為には容赦なく人を糧にする残忍さを持っている。
しかしレイジーに対しては特別な執着を見せており、彼女の為ならば自身の命をも顧みない漢気もある。
魔王の力の他にも、刀を用いた特殊な剣術や風の魔法を得意としている。
◇レイジー・ムルシェ
・ノトスギルドの受付嬢で元金級冒険者。
投げナイフの達人で、魔法で生成した霧に乗じて敵を倒す姿から「霧刃」の異名を持つ。
過去に冒険者仲間に裏切られ、瀕死の重傷を負ったところをザイールに救われる。
その後スカラーにより疑似魔族として作り変えられ、冒険者達に復讐する為にノトスギルドに潜伏する。
しかし受付嬢の業務を通じて、ドルフやラルゴらの、ひた向きに取り組む姿勢を間近で見て、揺さぶられていく。
だが自身のこれまでの所業から後戻りできないことを痛感しており、スカラーらに協力する一方で、ラルゴらに打ち取られる事を望んでいる。
しかしザイールの献身的な行動によりそれも果たせないでいる。
疑似魔族化することにより、蝙蝠のような飛行する刃の使い魔を大量に使役することができ、相手を死角から切り刻む戦い方を得意としている。
◇断空のマンドラン
・ノトスギルドの金級冒険者で、振るった刀から放つ風の刃で敵を切り裂く様子から「断空」の異名を持っている。
自身の成長に限界を感じ思い悩んでいたところを、レイジーの提案でスカラーの元につき、疑似魔族化の手術を受ける。
しかしレイジーに比べるとその完成度は低く、ドミナやザイールをもってして「紛い物」と揶揄されていた。
黒哭の森で、レイジーの出した依頼に誘導されて現れた冒険者達を次々と生け捕りにし、魔族達に横流ししていた。
しかし、ラルゴに敗れた為に用済みとみなされ、ザイールにより吸収された。
◆合わせ鏡のレンマート
・スライムの高位魔族で、一度見た者になら何にでも擬態できる事からつけられた異名は「合わせ鏡」。
取り付いた相手を直接溶かす事でノクスマナへと変換し、連続した活動が可能。
更には分裂、合体、擬態、高度な水魔法と多才で、非常に厄介な存在。
自身の力を実感する事に大きな快楽を見出すが、取り巻く環境的に格上が多い為、大きなフラストレーションを抱えている。
また魔族達の中では比較的臆病な性格で、初めてドミナの魂に遭遇した時にはたじろいでいた。
ゴートヘイムの地下でドルフを救出しようとしたカリオンを襲撃し、捕縛する。
その後ドルフの姿に擬態して、レイジーと共にコルノ騎士団をゴートヘイムに引き連れるも、奇襲を仕掛けてきたラルゴとモルニアにより失敗。
ドミナに敗れ、死に体で逃走していたところをカリオンの仇を討ちに来たウィルに追撃される。
しかし意地でも死ぬまいとウィルに食らいつくが、居合わせたグレアにより魂を回収されてしまった。
◆ラクシャーサ
・有翼人の女高位魔族で、非常に好戦的かつ残忍な性格。
唯一飛行能力を持ち、その行動範囲の広さから、王都に送られる伝令達の処理を任されている。
◆マニタリ
・菌糸の高位魔族で、独特な口調で話すのが特徴的。
不完全だが、カリオンという仮初の器を用いることによって補給無しでの長期活動が可能になった。
魂を侵食して同族に変異させる、植物の魔族特有の性質を持っている。
◆ヴォルガン
・岩竜の高位魔族で、スカラーの伝手で派兵されてきた。
屈指の戦闘狂で、強者と戦う為だけにスカラー達に手を貸している。
また、王都でも高名な白金冒険者を器にしており、実力は魔族達の中でも1~2を争う。
堅牢な岩の鱗は爆弾としても機能し、凄まじい破壊力と防御力を両立している。
・王都で活動していたパーティ、「ラスター」のリーダー。
幼い頃に母親を殺され路頭に迷っていたところを、現王都ギルドサブマスターのグラントに拾われ育てられる。
その為生粋の冒険者ではあるのだが、何故か白金級への昇格依頼を何度も失敗しており金級止まり。
ラスターのメンバーには慕われている裏で、ラルゴのせいで白金級になれないと何度も苦言を呈されている。
性格はやや不器用だが、思いやりが強く行動力もある。
しかし、皮肉屋で計算高い一面もあり、時には冷酷な判断を下す事も。
魔力の性質は火。
身体を共有する魔王の魂の片鱗、ドミナの特性で、魔力が自身から離れない。
そのため投射系の技は一切使えず、自己強化・内部干渉系の技を用いる。
黒鉄の秘術というオリジナルの魔法を持っており、自身の魔力を黒鉄に変異させることができる。
これがラルゴの代名詞となっており、王都では「黒鉄」の異名で呼ばれていた。
必殺技は相手の体内に自身の魔力を叩き込み、爆発させる――爆炎拳。
現在の肩書は……元金級冒険者、神聖冒涜者、ゴミ拾い(ゴミ)、叡智の同盟No3。
※余談。
魔法は教本や教育体系が出来上がっているものを指し、魔術や秘術などはそれに該当しないものを指す。
◆ドミナ
・ラルゴの魂に混ざりこんだ、とある魔王の魂片。
ドミナ自体の魂は女性であり、黒炎が少女の姿を象っている
記憶や経験をラルゴと共有しながらも独自の価値観を持っており、身体の主導権を奪う機会を窺っている。
ラルゴに比べかなり好戦的且つ独善的、さらには執着心が非常に強い。
圧倒的な魔力容量に加え、他者の魂を食らい糧とする魔族特有の性質、さらには能力を抽出し我が物とすることができる。
特にレンマートの能力とは親和性が高く、黒炎以外にもスライムのような魔力を纏えるようになった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
◆叡智の同盟(キュリオシティ)
・魔界からの来訪者、グレアが立ち上げた組織。
魔導技術の研究と発展を生業にしている。
◆グレアノワール・アンルシア
・叡智の同盟のNo1兼所長。
並外れた美貌と、規格外の魔力を持つ高位魔族。
卓越した魔導技術や世界の真理に通じる知識を持っており、それを探求することを何よりの指針としている。
魂の研究の一環で、感情と効率という二つの人格に自身を切り分けている。
ルシアという名に極度のコンプレックスを抱いており、一たび彼女をその名で呼べば命の保証はない。
◆モルニア・オブリカ
・過去に現界から魔界に通じるゲートに偶然飲み込まれ、命の危機に陥ったところをグレアに救われた。
それ以来グレアの助手として付き従い、日々苦楽を共にしている。
明朗快活な性格だが、時に熱くなりすぎてしまうきらいがある。
英雄に憧れており、特に戦闘中は大袈裟で芝居がかった言動をする。
珍しい雷魔法の使い手で、グレアの発明品によってその性質を大きく引き出すことに成功している。
戦闘センスは非常に高く、並の魔族では歯が立たない程。
唯一エネルギー管理が杜撰な節があり、グレアから常々ガス欠にならないよう釘を刺されている。
◆グリント
・グレアが魔界から連れ込んだ、グリフォンの中でもより上質な個体。
叡智の同盟の研究所であるネクサス・ラボラトリーを運搬する役割を担っている。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
◇コルノ勢
・リベルタス中央、エルトルス家の本拠地出身の者たち。
◇フレッチャー・エルトルス
・リベルタス中央、エルトルス領の領主。
リベルタス筆頭のトラゴス・マルレーンとは従兄弟にあたる。
優れた政治手腕と人望を持ち、領民からは慕われている。
やや頑固で思い込みが強いきらいがあり、熱くなるあまり周りが見えなくなることも少なくない。
ただ過ちを素直に認める器量もあり、ほかの貴族とは一線を画す。
◇ロイエンタール
・コルノ騎士団の団長。
常にアーメットを被っており、その素顔を知る者は非常に少ない。
実力的には金級冒険者相当で、優れた指揮能力と戦闘力を併せ持つ。
トライスタの面々に戦闘の基礎を教えたのも彼である。
余談だが、コルノ騎士は銀級冒険者以上の実力を持つもので構成されている。
◇シャーヴィス・エルトルス
・フレッチャーの一人息子で、パーティ「トライスタ」の実質リーダーを務める。
まだ若いながら、優れた槍術の素質を垣間見せている。
しかし、女性でありながら自身を遥かに凌駕するリリー・マルレーンにコンプレックスを抱いている。
実直な青年だが、親であるフレッチャーには頭が上がらない。
そのせいで仲間たちから、貴族の坊ちゃんと揶揄されることも。
◇アニー・パチェリア
・コルノの商家の一人娘で、勝気なおてんば娘。
並外れた炎魔法の素質を持つが、師に恵まれなかった為か魔力のコントロールが非常におざなりである。
しかしそのポテンシャルは非常に高く、並の冒険者とは比較にならない魔力を誇っている。
◇ウィル・グランツ
・コルノの農家の息子だが、ラルゴが王都を追放される3か月前に起きた赤い月の際、押し寄せてきた魔物達に両親を殺されている。
自我が弱く、パーティ内では参謀兼、衝突の絶えないシャーヴィスとアニーの緩衝材としての役割。
魔力が一切ないというこの世界では非常に稀有な存在で、ラルゴやグレアに一目置かれている。
主に気配を悟らせないことを活かした斥候要員として、影からのアシストを得意としている。
弓の腕は一流で、これは魔力に頼らず生き抜いてきた努力の賜物。
カリオンの仇を討ちにレンマートと相対した際にグレアと遭遇し、ある取引を行った。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
◇ノトス勢。
・リベルタス最南端の港町、ノトスを活動拠点とする人物たち。
◇ドルフ・ゴップ
・ノトスギルドのマスターであり、リベルタス全ギルドの実質統括役、白金級冒険者。
年齢は50前後で、白髪交じりの厳つい顔つき。
190越えの巨躯に鋼のような筋肉、そして全身に刻まれた傷痕から歴戦の風格を滲ませている。
特に戦斧を用いた戦闘術に秀で、その実力ではリベルタスでも屈指。
性格は厳格で妥協を許さないが、実力と人格の両面から 部下・同業者の信頼は非常に厚い。
ラルゴにトライスタを任せた後にゴートヘイムに出向し、魔族達と交戦、捕らえられる。
しかし、凄まじい魔力耐性により器化できない為、分析の為に城の地下牢に監禁されている。
◇リリー・マルレーン
・ノトスギルド所属の金級冒険者の一人で、リベルタスのギルド内で最も功績を集めている女傑。
リベルタス筆頭貴族の生まれだが、権力に胡坐をかく姿勢を良しとせず、ひたすら己の研鑽と南部の平和の為に身を粉にしながら働く誇り高い人物。
頑固で融通が利かないきらいがあり、それによるトラブルも少なからず起こしているが、持前のフィジカルで大体解決してきた。
槍術、馬術、風魔法と戦闘における幅も広く、特に槍の扱いにかけてはリベルタスで彼女の右に出る者はいないと謳われている。
常に黄金の山羊を模した重鎧に全身を包んでいることからつけられた二つ名は「金百合」、そしてその素顔を知る者は殆どいない。
その為、本人の知らないところで槍ゴリラと言われている。
◇回収屋カリオン
・ノトスギルド所属の金級冒険者の一人で、主に依頼の後処理を担当していたことからつけられた二つ名は「回収屋」。
非常に実直な人物で、それを気に入ったドルフに重宝されていた。
戦闘スタイルは毒や罠を用いた搦め手が主流で、槍や探剣を用いた近接、申し訳程度の風魔法。
だが彼の本質は卓越した斥候、追跡者としての技術にあり、それにより数多の依頼を解決している。
ウィルと共にゴートヘイムに潜入した折、地下牢にてレンマートに捕縛され、その身体は高位魔族「マニタリ」の器にされてしまった。
◇双月のスライ
・ノトスギルド所属の金級冒険者の一人で、二振りの圏を用いて戦う様子からついた異名が「双月」。
圏は大きなチャクラムのようなもので投擲武器としても扱え、更にスライは打撃・斬撃どちらにも対応できるようこれらを改造しており、近~中距離での戦いに卓越している。
特定のパーティで活動はしていないが、その面倒見のいい姉御肌な性格からどの依頼の応援に出しても成果を発揮することに定評があった。
現在はレイジーの動きに疑問を抱き、なるべく関わらないようノトスを離れている。
◇モルト
・ノトスの酒場、「浅瀬の海坊主亭」の店主で元金級冒険者。
冒険者時代は大剣を片手で振り回す様子から、「剛腕」の二つ名で呼ばれていた。
大柄で禿げ頭の見た目どおり、豪快で陽気な性格で、人を見る目があるとは本人談。
店で出される料理はどれもバリューが高く、日々常連の客で賑わっている。
◇ホリー
・「浅瀬の海坊主亭」の看板娘。
陽気で裏表のない性格で、神聖冒涜者の烙印を押されていたラルゴにも分け隔てなく接していた。
その容姿と性格から、彼女目当てに店に通う者も少なくない。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
◆敵勢力
・現時点で判明している敵達。
◇トラゴス・マルレーン
・リベルタスの筆頭貴族で、マルレーン領の領主。
以前は白金級冒険者としても名を馳せており、文武両道で隙のない人物として知られている。
マルレーン家の本拠地であるゴートヘイムの地下には古の遺跡が眠っており、そこには魔界へ通じる門が存在する。
何者かにより手引きされた魔族達による奇襲を受け、ゴートヘイムは陥落、自身もある高位魔族の器とされてしまった。
◆スカラー
・凄まじい知識量を有する高位魔族で、髑髏の仮面をつけた老躯。
ゴートヘイムをはじめリベルタスの各地に研究所を建造しており、日夜非道な人体実験を行っている。
また、魔王の魂片を持つザイールに大きく肩入れしている。
◇ザイール
・金色の髪に浅黒い肌をした人間。
ラルゴと同じく魔王の魂片を宿しており、左腕を通じてその力を行使する。
人の身でありながら、力の吸収の為には容赦なく人を糧にする残忍さを持っている。
しかしレイジーに対しては特別な執着を見せており、彼女の為ならば自身の命をも顧みない漢気もある。
魔王の力の他にも、刀を用いた特殊な剣術や風の魔法を得意としている。
◇レイジー・ムルシェ
・ノトスギルドの受付嬢で元金級冒険者。
投げナイフの達人で、魔法で生成した霧に乗じて敵を倒す姿から「霧刃」の異名を持つ。
過去に冒険者仲間に裏切られ、瀕死の重傷を負ったところをザイールに救われる。
その後スカラーにより疑似魔族として作り変えられ、冒険者達に復讐する為にノトスギルドに潜伏する。
しかし受付嬢の業務を通じて、ドルフやラルゴらの、ひた向きに取り組む姿勢を間近で見て、揺さぶられていく。
だが自身のこれまでの所業から後戻りできないことを痛感しており、スカラーらに協力する一方で、ラルゴらに打ち取られる事を望んでいる。
しかしザイールの献身的な行動によりそれも果たせないでいる。
疑似魔族化することにより、蝙蝠のような飛行する刃の使い魔を大量に使役することができ、相手を死角から切り刻む戦い方を得意としている。
◇断空のマンドラン
・ノトスギルドの金級冒険者で、振るった刀から放つ風の刃で敵を切り裂く様子から「断空」の異名を持っている。
自身の成長に限界を感じ思い悩んでいたところを、レイジーの提案でスカラーの元につき、疑似魔族化の手術を受ける。
しかしレイジーに比べるとその完成度は低く、ドミナやザイールをもってして「紛い物」と揶揄されていた。
黒哭の森で、レイジーの出した依頼に誘導されて現れた冒険者達を次々と生け捕りにし、魔族達に横流ししていた。
しかし、ラルゴに敗れた為に用済みとみなされ、ザイールにより吸収された。
◆合わせ鏡のレンマート
・スライムの高位魔族で、一度見た者になら何にでも擬態できる事からつけられた異名は「合わせ鏡」。
取り付いた相手を直接溶かす事でノクスマナへと変換し、連続した活動が可能。
更には分裂、合体、擬態、高度な水魔法と多才で、非常に厄介な存在。
自身の力を実感する事に大きな快楽を見出すが、取り巻く環境的に格上が多い為、大きなフラストレーションを抱えている。
また魔族達の中では比較的臆病な性格で、初めてドミナの魂に遭遇した時にはたじろいでいた。
ゴートヘイムの地下でドルフを救出しようとしたカリオンを襲撃し、捕縛する。
その後ドルフの姿に擬態して、レイジーと共にコルノ騎士団をゴートヘイムに引き連れるも、奇襲を仕掛けてきたラルゴとモルニアにより失敗。
ドミナに敗れ、死に体で逃走していたところをカリオンの仇を討ちに来たウィルに追撃される。
しかし意地でも死ぬまいとウィルに食らいつくが、居合わせたグレアにより魂を回収されてしまった。
◆ラクシャーサ
・有翼人の女高位魔族で、非常に好戦的かつ残忍な性格。
唯一飛行能力を持ち、その行動範囲の広さから、王都に送られる伝令達の処理を任されている。
◆マニタリ
・菌糸の高位魔族で、独特な口調で話すのが特徴的。
不完全だが、カリオンという仮初の器を用いることによって補給無しでの長期活動が可能になった。
魂を侵食して同族に変異させる、植物の魔族特有の性質を持っている。
◆ヴォルガン
・岩竜の高位魔族で、スカラーの伝手で派兵されてきた。
屈指の戦闘狂で、強者と戦う為だけにスカラー達に手を貸している。
また、王都でも高名な白金冒険者を器にしており、実力は魔族達の中でも1~2を争う。
堅牢な岩の鱗は爆弾としても機能し、凄まじい破壊力と防御力を両立している。
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また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
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そんな感じで、進みます。
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