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惨劇に挑め
09 ピンクスライムボール
しおりを挟むファイアは、あれだな。こういうのをなんて言ったかな……? 独占欲、んー、なんだろう。違うな。んがぁーーー、言葉が出てこない。
「ほうほう。それだとアクアは手足も動かせないぞ? ご飯食べさせたり身体を拭いたり、下の世話もファイアがしないといけなくなるんだぞ?」
もちろん俺もやるが。
そう言うとファイアの表情は恍惚なものとなる。
「それ……しゅてき、ですね」
ものすごく拍手したい。
落ちそうなもちぃもちぃほっぺを両手で押さえ、幸せな想像をしているように頬を染める。スマホオオオォ! 今すぐスマホを召喚したい! 他にももし異世界に転生した人がいて、その人がスマホを持っていたとしたらそれは。異世界にスマホ持って行った人は、写真撮るためだよな⁉ それしかない!
高性能カメラでも可アアァァと、床で悶えていた主人は何もなかった顔でベッドに戻る。
「さーて。ファイアくん。俺の言うこと聞くんだったよね?」
「……はい。なんでも、言ってください」
ファイアが逞しく見える。人ってこうやって成長するんだな……。ふっ。仕込みの親として鼻が高いぜ。
「はいこれ」
エイオットのものとはまた違う玩具を渡す。
「なんです? 飴ちゃん?」
「ピンクスライムの核だよ」
通称スライムボール。この世界ではありきたりなエッチなおもちゃだ。大人の店で、安いものだと千五百ギルで買える。動く媚薬粘液(ピンクスライム)の心臓のことであり、心臓だけになっても動くのが特徴だ。流石モンスター。なんだその生命力。
紐をつけてお尻や膣に入れて遊ぶのが一般的な使い方だ。動くだけなので害はない。スライムボールも人間の体液を吸収して復活しようとするので、積極的に敏感なところを刺激してくる。
復活されたら困るので、ピンクから赤色に変わるあたりで潰すことをお勧めする。モンスターなので、微量ながら経験値も入るしな。
うっすらとだが、媚薬効果も残っているのでひたすら気持ち良くなれるぞ。
「おいしそう」
「ストップ、ストップ!」
飴と思い舐めようとするファイアを止める。人の話を聞きなさい。お腹空いてる? 舐めると苦いんよ。その苦さが良い、とコーヒーみたいな感想を言う人もいるが、大人になってからにしようね?
ファイアはこくんと頷く。
「わかり、まちた」
「いい子だね~。それを今ここで、お尻に入れてみて?」
「ゆ?」
ぽかんとしている。お尻に『入れる』を理解できていない顔だ。出すところだしな。その気持ちは、もうとっくに分からん。
「ローションをこうやって、スライムボールに塗るだろ?」
「あい」
「お尻の穴にも塗り込むのだ。アクアで、実演してみせようか?」
悪戯っぽくニヤリと言うと、ファイアはむんっとムキになった。
「アクアにやっちゃ、めっです」
「ほほーん? ではファイアに塗るしかないなぁ? スカートまくってケツを出せ」
嫌がったり戸惑ったりすると思っていた。『俺の言葉に一度で行動しなかった罰ダァ!』とまた拘束して目の前でアクアを悪戯する気満々だったのに。
「あい」
ぺろっとスカートをめくり、目の前に鼻血もののプリケツが現れる。……か、輝いている。ツヤツヤしている。シミも、キズも、ニキビも何一つない。プリチーなケツ。触ると、どこまでも指が沈んでいきそうだ。くっ! 落ち着け俺の心臓! 動きが速い。
邪魔にならないようにとの配慮なのか、感情をあらわしているのか。ぶっとい尾がピンと立っている。芸術だ……。目の前に、芸術がある……。
「ハッ」
危なかった。地獄に召されるところだった。
ローションを指につけ、傷つけないよう慎重に塗りつける。
「ぴゅう!」
びくっとファイアが顔を上げる。冷たかったかな? すぐ、ぬるくなるさ。きみの体温でな。
小さいお尻の穴にぬりぬり。
「んっ……なんか、きもちわゆい」
「すぐ慣れる。自分でどんなものか確かめておけば、アクアに遠慮なく使えるんじゃない?」
「……ほわ」
土下座に近い体勢でケツを差し出しているファイアが、アクアを見て幸せそうな吐息をもらす。そういえば、アクアが静かだな。
「……ぴすー……ぴすー」
な、なんと言うことだ。寝とる‼
そりゃ小便してすっきりして横になってたら眠たくなるだろうけど。今⁉ この状況で? 肝が据わりすぎていないか? 縛られているし何より急所丸出しなんだぞ、アクア……。
寝顔が可愛いので、文句はないがな。
「おやおや。ファイアが頑張っているのに、のんきに寝ているぞ? 怒らないのかい?」
「どうちて?」
「……いや、いいんだ」
なんという澄んだ黒瞳。
お尻の穴の周囲に塗り込むと、指の先端だけ、軽く押し込んでみる。
ちゅるっ。
「ぴいん!」
振り下ろされた尾にぼこっと腕を叩かれる。
「あ、ごめん、なしゃい……」
「許そう。可愛いから」
手首を回しながら指を少しず~つ、穴にねじ込んでいく。そーっと、そーっと。焦ってはいけない。傷をつけるなど万死に値する愚行ぞ!
「んあ、んああ……。なんか、ひっ、ひもち、わるいよ……」
スカートを掴んでいることも忘れ、もがもがとシーツの上を泳ぐ。全然進んでなくて可愛い。
「力を抜きたまえ。力んでいては痛い思いをするぞ」
「ん、ふうー。ふうー」
必死に息を吐いて、力を抜こうと……うっ、駄目だ。あまりの愛らしさに涙が。
人差し指が半ばまで埋まっている。くいっと曲げてみると、ファイアは面白いように跳ねる。
「んひゃん!」
「痛いかな?」
「……んーん……。びっくち、した……」
「はっはっはっ。そうかそうか」
くちゅくちゅと時間をかけてほぐし、ずるっと指を引き抜く。
「はうううぅぅ……」
「んー? ちと、大きいか?」
一番小さなスライムボールを選んだのだが、大人の玩具なだけあり、六歳児には少々キツイか?
(まあ、歴代のハーレムっ子たちは呑み込んでたんだし(ケツで)。イケるイケる)
ぬりゅっと、ぷにぷにした透明なピンク玉をお尻の穴に指で押し込む。
「んっ! ……~~~っ、ン、ンンンッ」
「力むな。息を吐け。ゆっくりと」
「んひゅー。んひゅーーー」
真っ赤にした頬を膨らまし、息を吐いている。それだけなのに可愛い。いま、貴金属をせびられたら脳死で貢ぎそう。
「あっ! いちゃい」
「おっと」
痛みを訴えてきたので即、ボールを抜き出す。
「んひゅ……」
「怪我は……ないか。良かった」
何分もかけてじっくり観察する。穴が裂けてなくてよかった。国宝に匹敵する穴だ。大事にせねば。
「あれ?」
「んひゅ……。んゆ……」
観察している間にファイアまで寝てしまった。指をしゃぶり、ふさふさまつ毛に縁どられた瞳を閉じている。可愛い以外の言葉がない。
俺は寝た子は無理に起こさない主義だ。鎖を外し、二人をそっと、スケボーと一体化させたバスケットに寝かせる。それをそのままベビーカーのように押し、部屋まで運んでいった。
二人のエキス(おしっこ)は俺がかき集めてワイングラスでいただいておいたぞ。エイオットのは熟成されており、味わい深かく、双子のはフレッシュな感じがしたな。色も薄かった。やはり……濃さを狙うのなら朝一番しかない。
おしっこソムリエの俺にかかれば、味やにおいからその子の健康状態を把握できる。野菜を多めにした方がいい、水分が、など。ンフフ。俺のハーレムっ子たちの健康度合いの高さを舐めるなよ? 本人も知らぬまに健康にしてくれるわ。
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