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無礙
17 働きに来たんだ
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🌙
水が豊富な農村。一面艶めいた緑で、山の一角が土砂崩れでも起きたように削れている。
ウォルス村。
「お待ちしておりましたぞ!」
到着早々、ごっちんたちを出迎えてくれたのは学校の屋上から告白するときの声量男だった。
謁見時用のしゃんとした衣服で、髪も整えられている。そのせいか以前より男前度が増して見えて、キャットは腹立たしそうな空気を隠しもしない。
「久しいな。シャドーリス」
ごっちんが片手を上げると、シャドーリスはその場で片膝をついた。
「遠いところを――」
「よい。シャドーリス。いや、シャドー。見ての通り私はもう魔王ではない。堅苦しい挨拶は止せ。それと出来れば、私とは友人のように接してもらいたい」
美しい水色の瞳がごっちんに向けられる。
短い黒髪に、良家の子息を思わせる茶色のベストに黒い短パン。ガーターで固定された白ソックスが眩しい。瞳は生前のままだが別人として生まれ変わっており、生来持っていた枠外の力も失っている。
今の自分に、強さ至上主義のシャドーリスに膝を折らせるのは可哀想だ。それどころか今のごっちんを見て「貴様などにもう用はない」と他人を見る目を向けてきても、生前あれだけ尽くしてくれたのだから、文句などない。
少し、寂しいとは思うだろうが。
「……お言葉とあらば」
シャドーリスは向くりと立ち、パァンと手を叩く。
「遠いところをよくいらした! 狭い家ではありますが、このシャドーリス! 最上のもてなしをしましょう。なんかジュリスが料理を始めたとか言う幻聴を以前耳にしたので、俺いや私もやってみたのです!」
ハキハキと喋り、キャットの腕を掴むと上機嫌に引きずって行く。
「ちょおお!」
「ま、待て。シャドー」
ごっちんが慌てて追いかけると、声のデカい男は足を止めて振り返る。
「いかがされた」
「話を聞いていたのか? 私はもう魔王ではないと――」
「それがどうかしましたか?」
淀みのない銀にも見える水色の瞳。
身なりの良い少年とゴージャスな執事に、村人が遠目でちらちらと見てくる。
「……」
こいつもか。キャットもカリスも忠誠心が一ミリも変わらないのでもしや、とは思っていたが。強さを絶対とする四天王筆頭までこの調子とは。
黒い髪を左右に振る。
「いや、よい。それより声量を落とせ。うるさい」
「ははっ! 申し訳ない! これでも小さくしているのですよ」
「うっさい!」
べしっと、キャットが背中をぶっ叩いている。
前を歩く銀髪の後ろで、キャットはごっちんに耳打ちする。
「ね? 杞憂でしたね」
「……お前たちの気遣いは嬉しいが。何故だ?」
自分はもうその辺の十歳児と変わらないというのに。
「俺たちの忠誠心は変わりませんよ」
キャットの目は「何故そんなことを気になさるのです?」と言わんばかりだ。
「……そう、か」
ではもう、気にするのは止そうか。
「キャット」
「はい」
「疲れた。おんぶしてくれ」
無尽蔵の体力も無いのだ。乗せてほしい。
キャットは額を打ち付ける勢いで土下座した。
「さあどうぞ! 俺の背中にお乗りください。さあっ‼」
「――」
「……」
あの豪快なシャドーリスが「え? なに……」みたいな表情をしているのが最高だった。今のキャットを見せてやりたかったので満足だ。
背負ってもらい村を歩くと、小ぢんまりした民家に着く。
「お入りくだされ」
「はーい」
「邪魔するぞ」
キャットが幸せそうな顔で気の抜けた返事をし、ごっちんは室内を見回す。温かみのある木の家だ。
「良いな。私もこういった家に住みたいと思っているのだ」
「洋館をぶっ壊してきますね」
「ナナゴーの水槽まで壊れるから止せ」
留守番組がムギ、ナナゴー、主人が連れてきた謎の人物とか不安しかない。子どもたちを連れてきたかったが「お留守番の間、掃除してます」と鼻息荒く言われたので「そうか。無理するな」としか返せなかった。役目ができるとイキイキするムギの瞳の勢いに負けてしまった。
ひとつだけクッションの置かれた椅子の上にごっちんを座らせ、臣下二名は立ったまま話し出す。
「で。俺の目の錯覚でなければ、働きに来た……ということで、間違いないのだな?」
テーブルに置かれたシャドーリス宛の手紙を手に取る。
文字ではなく絵が描かれた絵手紙が二枚。
「ええ、まあ」
キャットも顔色が良くないし声に覇気がない。そんなに私が働くのが受け付けないのだろうか。
「キャットは言っても聞かんからもういいが、お前は座らないのか?」
「何があるか分かりませんので」
このメンツが揃っていて何を警戒しているのか。
シャドーの表情は大真面目なので、あきらめて椅子でゆったりとくつろぐ。
「では、どうすれば給金とやらをもらえるのだ? シャドーの畑で、何を? 雑草でも抜けば良いのか?」
ぴくっと、青年二名が反応する。
「金庫にある金をすべて持って行ってくだされ!」
「働きに来たんだ」
無心しにきたわけではない。
「だいたい城に私財が残っておられるでしょう?」
「そうだが。私も働いてみたくてな。働いた経験がゼロというのも、ほら。もしお前たちが働けずに困っていたら、助けられるだろう?」
「もう十分助けてもらいました」
「散財しまくって二周目をぱーっと楽しまれてはいかがです?」
二周目と言うな。
ごっちんは拗ねたようにぷいっとそっぽを向く。
「働かせてくれるまで、私は帰らんぞ」
「お気の済むまま居てください!」
「では、俺が働いてきますね」
ひゃっほうと嬉しそうな青年共にムッとし、机に突っ伏す。
「もう二度と口きいてやらん」
「さあ! 働きましょうごっちん様! 仕事は山ほどありますよ。あ、俺もごっちんと呼ばせてもらいますね」
「農具の使い方を教えますよ」
なんだこいつら。
ポーチ(収納鞄)からキャットは子ども服を取り出した。
「泥や汗で汚れるので、動きやすそうな服を選んできました」
机に並べられる服を眺める。
「長ズボンなのだな」
「日焼け対策です。農作業はとにかく焼けます。……これは例外です」
これ呼ばわりされたシャドーは顎を撫でる。
「また上等な物を。汚れる前提なのだぞ? もんぺで良いではないか」
やれやれを手のひらを上に向ける兄貴分をぎっと睨む。
「ごっちん様がもんぺを履いていたら具合悪くなるだろう‼ 俺が」
「なるほど。お前の趣味か」
ごっちんは適当な服とズボンを手に取る。
「これでいい。早く着替えさせてくれ」
「……? はっ」
燕尾服が倒れたので、シャドーがごっちんの服のボタンに手をかける。
「ジュリスはどうしたんです?」
「温泉に行った際にからかってしまってな。それ以来、着替えさせろというたびに真っ赤になって倒れるのだ。それよりボタンを外すのだぞ? 引き千切るなよ?」
「流石に理解しております」
大剣を振り回す手で、器用に小さなボタンを外してくれる。
両膝をついているので、シャドーの顔がすぐ近くにある。ごっちんは銀の髪を撫でた。
「いかがなされた」
「ん。いや。お前もいい子だな、と思ってな」
「歓喜の極みです」
フッと目を閉じて笑う男前。頑張って難しい言葉を使っているところが可愛くて、むいむいと伸びない頬を引っ張る。
「むう。子どもたちのようには伸びないな」
「俺もいい歳ですからな!」
「うるさい」
麻のごわごわした生地服に、膝のところに綿が入っているクッション性のあるズボン。芋っぽさが出るが、着ている人が可愛いので可愛い。
着替えさせてもらい、準備万端だ。
「起きろ。キャット」
十歳男子のやわらかな手がぺしぺしと背中を叩く。
「ご、ごっちん様。お似合いです」
「お前も着替えるといい」
「……あ!」
声を上げる執事に、紫と水色の瞳が向けられる。
「お、俺の服を忘れた」
「「……」」
――ごっちん様のことしか頭になかった……っ!
また倒れたキャットに兄貴分が豪快に笑い飛ばす。
「お前にしてはつまら、珍しいミスだな。ジュリス! ま。ゴルド、ごっちん様が働くなど言い出せば頭真っ白になるな! 仕方なし!」
がっはっはっと窓を震わせるシャドーに、ごっちんはぷうっとむくれた。
「なんだ私のせいか?」
「ごっちん様が可愛い……」
復活した弟に、シャドーは自分の作業着を投げてやった。
水が豊富な農村。一面艶めいた緑で、山の一角が土砂崩れでも起きたように削れている。
ウォルス村。
「お待ちしておりましたぞ!」
到着早々、ごっちんたちを出迎えてくれたのは学校の屋上から告白するときの声量男だった。
謁見時用のしゃんとした衣服で、髪も整えられている。そのせいか以前より男前度が増して見えて、キャットは腹立たしそうな空気を隠しもしない。
「久しいな。シャドーリス」
ごっちんが片手を上げると、シャドーリスはその場で片膝をついた。
「遠いところを――」
「よい。シャドーリス。いや、シャドー。見ての通り私はもう魔王ではない。堅苦しい挨拶は止せ。それと出来れば、私とは友人のように接してもらいたい」
美しい水色の瞳がごっちんに向けられる。
短い黒髪に、良家の子息を思わせる茶色のベストに黒い短パン。ガーターで固定された白ソックスが眩しい。瞳は生前のままだが別人として生まれ変わっており、生来持っていた枠外の力も失っている。
今の自分に、強さ至上主義のシャドーリスに膝を折らせるのは可哀想だ。それどころか今のごっちんを見て「貴様などにもう用はない」と他人を見る目を向けてきても、生前あれだけ尽くしてくれたのだから、文句などない。
少し、寂しいとは思うだろうが。
「……お言葉とあらば」
シャドーリスは向くりと立ち、パァンと手を叩く。
「遠いところをよくいらした! 狭い家ではありますが、このシャドーリス! 最上のもてなしをしましょう。なんかジュリスが料理を始めたとか言う幻聴を以前耳にしたので、俺いや私もやってみたのです!」
ハキハキと喋り、キャットの腕を掴むと上機嫌に引きずって行く。
「ちょおお!」
「ま、待て。シャドー」
ごっちんが慌てて追いかけると、声のデカい男は足を止めて振り返る。
「いかがされた」
「話を聞いていたのか? 私はもう魔王ではないと――」
「それがどうかしましたか?」
淀みのない銀にも見える水色の瞳。
身なりの良い少年とゴージャスな執事に、村人が遠目でちらちらと見てくる。
「……」
こいつもか。キャットもカリスも忠誠心が一ミリも変わらないのでもしや、とは思っていたが。強さを絶対とする四天王筆頭までこの調子とは。
黒い髪を左右に振る。
「いや、よい。それより声量を落とせ。うるさい」
「ははっ! 申し訳ない! これでも小さくしているのですよ」
「うっさい!」
べしっと、キャットが背中をぶっ叩いている。
前を歩く銀髪の後ろで、キャットはごっちんに耳打ちする。
「ね? 杞憂でしたね」
「……お前たちの気遣いは嬉しいが。何故だ?」
自分はもうその辺の十歳児と変わらないというのに。
「俺たちの忠誠心は変わりませんよ」
キャットの目は「何故そんなことを気になさるのです?」と言わんばかりだ。
「……そう、か」
ではもう、気にするのは止そうか。
「キャット」
「はい」
「疲れた。おんぶしてくれ」
無尽蔵の体力も無いのだ。乗せてほしい。
キャットは額を打ち付ける勢いで土下座した。
「さあどうぞ! 俺の背中にお乗りください。さあっ‼」
「――」
「……」
あの豪快なシャドーリスが「え? なに……」みたいな表情をしているのが最高だった。今のキャットを見せてやりたかったので満足だ。
背負ってもらい村を歩くと、小ぢんまりした民家に着く。
「お入りくだされ」
「はーい」
「邪魔するぞ」
キャットが幸せそうな顔で気の抜けた返事をし、ごっちんは室内を見回す。温かみのある木の家だ。
「良いな。私もこういった家に住みたいと思っているのだ」
「洋館をぶっ壊してきますね」
「ナナゴーの水槽まで壊れるから止せ」
留守番組がムギ、ナナゴー、主人が連れてきた謎の人物とか不安しかない。子どもたちを連れてきたかったが「お留守番の間、掃除してます」と鼻息荒く言われたので「そうか。無理するな」としか返せなかった。役目ができるとイキイキするムギの瞳の勢いに負けてしまった。
ひとつだけクッションの置かれた椅子の上にごっちんを座らせ、臣下二名は立ったまま話し出す。
「で。俺の目の錯覚でなければ、働きに来た……ということで、間違いないのだな?」
テーブルに置かれたシャドーリス宛の手紙を手に取る。
文字ではなく絵が描かれた絵手紙が二枚。
「ええ、まあ」
キャットも顔色が良くないし声に覇気がない。そんなに私が働くのが受け付けないのだろうか。
「キャットは言っても聞かんからもういいが、お前は座らないのか?」
「何があるか分かりませんので」
このメンツが揃っていて何を警戒しているのか。
シャドーの表情は大真面目なので、あきらめて椅子でゆったりとくつろぐ。
「では、どうすれば給金とやらをもらえるのだ? シャドーの畑で、何を? 雑草でも抜けば良いのか?」
ぴくっと、青年二名が反応する。
「金庫にある金をすべて持って行ってくだされ!」
「働きに来たんだ」
無心しにきたわけではない。
「だいたい城に私財が残っておられるでしょう?」
「そうだが。私も働いてみたくてな。働いた経験がゼロというのも、ほら。もしお前たちが働けずに困っていたら、助けられるだろう?」
「もう十分助けてもらいました」
「散財しまくって二周目をぱーっと楽しまれてはいかがです?」
二周目と言うな。
ごっちんは拗ねたようにぷいっとそっぽを向く。
「働かせてくれるまで、私は帰らんぞ」
「お気の済むまま居てください!」
「では、俺が働いてきますね」
ひゃっほうと嬉しそうな青年共にムッとし、机に突っ伏す。
「もう二度と口きいてやらん」
「さあ! 働きましょうごっちん様! 仕事は山ほどありますよ。あ、俺もごっちんと呼ばせてもらいますね」
「農具の使い方を教えますよ」
なんだこいつら。
ポーチ(収納鞄)からキャットは子ども服を取り出した。
「泥や汗で汚れるので、動きやすそうな服を選んできました」
机に並べられる服を眺める。
「長ズボンなのだな」
「日焼け対策です。農作業はとにかく焼けます。……これは例外です」
これ呼ばわりされたシャドーは顎を撫でる。
「また上等な物を。汚れる前提なのだぞ? もんぺで良いではないか」
やれやれを手のひらを上に向ける兄貴分をぎっと睨む。
「ごっちん様がもんぺを履いていたら具合悪くなるだろう‼ 俺が」
「なるほど。お前の趣味か」
ごっちんは適当な服とズボンを手に取る。
「これでいい。早く着替えさせてくれ」
「……? はっ」
燕尾服が倒れたので、シャドーがごっちんの服のボタンに手をかける。
「ジュリスはどうしたんです?」
「温泉に行った際にからかってしまってな。それ以来、着替えさせろというたびに真っ赤になって倒れるのだ。それよりボタンを外すのだぞ? 引き千切るなよ?」
「流石に理解しております」
大剣を振り回す手で、器用に小さなボタンを外してくれる。
両膝をついているので、シャドーの顔がすぐ近くにある。ごっちんは銀の髪を撫でた。
「いかがなされた」
「ん。いや。お前もいい子だな、と思ってな」
「歓喜の極みです」
フッと目を閉じて笑う男前。頑張って難しい言葉を使っているところが可愛くて、むいむいと伸びない頬を引っ張る。
「むう。子どもたちのようには伸びないな」
「俺もいい歳ですからな!」
「うるさい」
麻のごわごわした生地服に、膝のところに綿が入っているクッション性のあるズボン。芋っぽさが出るが、着ている人が可愛いので可愛い。
着替えさせてもらい、準備万端だ。
「起きろ。キャット」
十歳男子のやわらかな手がぺしぺしと背中を叩く。
「ご、ごっちん様。お似合いです」
「お前も着替えるといい」
「……あ!」
声を上げる執事に、紫と水色の瞳が向けられる。
「お、俺の服を忘れた」
「「……」」
――ごっちん様のことしか頭になかった……っ!
また倒れたキャットに兄貴分が豪快に笑い飛ばす。
「お前にしてはつまら、珍しいミスだな。ジュリス! ま。ゴルド、ごっちん様が働くなど言い出せば頭真っ白になるな! 仕方なし!」
がっはっはっと窓を震わせるシャドーに、ごっちんはぷうっとむくれた。
「なんだ私のせいか?」
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