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~ 真之介&清隆 ~
恋人同士の時間 ※
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「後で俺が洗っといたるから、今はこっちに集中しろや」
そう言って清隆が唇を離したころには、真之介の身体は完全にスイッチが入れられていて熱く火照っていた。
こうなってしまうと、もう清隆からの愛撫を止めることなんて出来なくなってしまい、真之介は身体の向きを変えて自分から清隆へと抱きつくと、そのままキスを仕掛けていった。
「んうっ……ん……ぁっ……」
「……ん、真ちゃんも、その気になってきたみたいやな」
わざとからかうような清隆の言い方に、真之介はムッとしながら清隆を睨み返した。
だが、キスに夢中になっていた後では対して迫力もなかったようで、清隆は全く気にした様子も見せずに真之介に軽いキスをする。
「目が潤んで、めっちゃ可愛い」
「なっ!」
不本意な褒め言葉に真之介が反論しようとすると、強引に腕を引かれてベッドまで連れて行かれた。
そして、ベッドの上へと押し倒されて、また唇をキスで塞がれる。
「久しぶりの真の唇……気持ちええな」
「アホなこと……んっ、言うな」
キスの合間にそう言い返すと、まるで仕返しかのように清隆の手がシャツの裾から滑り込み、胸元を撫でてきた。
それでも、ちゃんと触れてきたのは最初だけで、後は肝心な場所をわざと外すかのように指を滑らす。
「キヨ……あっ、焦らすな……」
真之介の胸の突起はすでに触って欲しそうに硬く主張しているのに、清隆は優しいタッチで周りを撫でるだけなのがもどかしい。
さらには真之介の耳元へと唇を寄せ、そのまま甘噛みする。
「んあっ、ダメ……んっ」
「相変わらず、耳が弱いんやな……真、どうされたい? このままでええんか?」
言いながら清隆は耳と胸を愛撫し続けるが、やっぱり軽く触れる程度で真之介の望むような刺激は与えられない。
きっと、真之介が素直に言えば清隆は応えてくれるだろうが、このまま清隆の思い通りに流されるのはなんだか悔しい。
そう思った真之介は、清隆の言葉を無視して右手を自分自身へと伸ばそうとした。
すると、あと少しという所で清隆にその腕を掴まれてしまう。
「あっ、いやや……放せよ!」
「こら、何勝手に自分で触ろうとしてんねん?」
無意識で暴れてしまった身体を清隆に強い力で抑え込まれ、このまま清隆の望む言葉を言わない限りいつまでも決定的な刺激が与えられないことに真之介は気づいた。
自分で触ることも許されず、緩い愛撫で煽られるだけの今の状態はまるで拷問のようだ。
唯一の逃げ道さえも清隆に奪われ、真之介の感情の制御も限界だった。
「もう……いやや……」
呟いた自分の声が完全に涙声になっているのがわかった真之介は、泣いている顔を見られたくなくて腕で自分の顔を隠した。
「……真?」
それでも、清隆にも真之介の変化がわかったのか名前を呼ぶ声がさっきより優しくなる。
でも、逆にそれが真之介の感情を塞き止めていた最後の壁を崩壊させた。
「……せっかく、久しぶりに会えたのに……なんで、こんな……」
確かに自分も素直ではなかったかもしれない。
恥ずかしさを誤魔化すために素っ気ない態度ばかりとっていたが、それでも本音を言ってしまえば真之介は清隆が会いに来てくれたことが嬉しかった。
清隆に直に触れ、生の声を聞いて、久しぶりに和やかな恋人の時間が過ごせると心のどこかで期待していたのに……。
「ごめん、真。苛めすぎた」
嗚咽を堪えながら泣いている真之介の頭をギュッと抱き締め清隆が謝った。
「一ヶ月ぶりに会えた恋人を泣かすなんて……俺って、最低やな」
そう言いながら清隆は真之介の頭に乗せた顎で、グリグリと押してくる。
だが、それは決して強いものではなく、どちらかというとじゃれて擦り寄っているといった感じだ。
さっきまでと違う清隆の動きに、だんだんと真之介も落ち着きを取り戻してきた。
完全に真之介の涙が止まったころを見計らって、清隆は優しく真之介の腕を取ると顔の上から退かしてしまう。
今、顔を見られたら泣いていたのがバレてしまうが、真之介は抵抗せずに清隆に身体を預けた。
すると、隠すものがなくなった真之介の顔を覗き込んだ清隆がその目元へと唇を寄せる。
「目、少し赤くなってる」
「ん……」
そっと触れてくる清隆の唇がくすぐったくて真之介が身体を少し捩ると、清隆に両肩を抑えられ真正面から見つめられた。
「どうせ泣くなら、違う涙で……な?」
そんな言葉と同時に真之介は、清隆のキスで唇を塞がれた。
◆ ◆ ◆
「あっ、あ……キヨ、もう……やだって……」
荒い呼吸の合間にそう訴える真之介の瞳からは大粒の涙が零れている。
あの後、清隆はそれまで焦らしていたお詫びのつもりなのか、真之介の服を一気に脱がすとその身体の隅々にまで濃厚な愛撫を繰り返した。
唇は常にどこかしらへとキスをして、手はさっきまで放置され続けていた胸や真之介自身を刺激して、焦らすことなく何度も真之介を追い上げた。
「何で? 気持ちええやろ」
言いながら下から真之介を見上げた清隆は真之介自身から口を離してそう言った。
「でも……んあ、何回目……やと」
真之介の言葉を最後まで聞かずに、また清隆の口腔内へと真之介自身が包み込まれ、真之介は大きく身体を震わせる。
「焦らすな……んぅ、って……何回、言わすねん」
その真之介の言葉に、清隆が少し驚いたように顔をあげた。
確かにさっきと違って真之介の感じるままに欲を解放させてもらえているが、真之介は清隆に触られ一人でイキたいわけではない。
それに、清隆だってただ真之介に触れるだけで満足するわけはないはずだ。
だったら、早く清隆と繋がり、二人で気持ちよくなりたい。
「ええんか?」
「どうせ……あっ、触って終わりな、わけないやろ? はぁ、だったら……早く……んぁ」
「じゃあ、今、ローション……」
そう言ってベッドから離れようとした清隆を真之介は抱き寄せて阻止する。
「そんなん、いいから」
散々、弄られた真之介の身体はすでに余計な力を入れるだけの余裕もない。これ以上、前戯に時間をかけられたら、それこそ体力の限界だ。
「ゴムもないけど……」
「いい!」
恥ずかしいので清隆に抱きついて顔を隠しながら真之介は怒鳴った。
いつもだったら、真之介が拒んでも生で挿入しようとする清隆が、こんな時だけやたらと慎重なのがもどかしい。
すると、しばらく迷っていた清隆がボソッと呟いた。
「まあ、試すのは今度でいいか」
「なに?」
清隆の呟きが聞き取れなかった真之介が聞き返すと、清隆は真之介の頭を撫でながら笑顔で答える。
「何でもない。今日の真は積極的で可愛いから、俺ももう限界や」
「俺は可愛くなんて……んうっ!」
自分では理解できない清隆の好みに真之介が反論しようとしたが、それを聞かずに一気に清隆が奥まで入ってきて、真之介の言葉は途絶えた。
「あっ……あ、んあっ……あっ」
「真……久しぶりやからな。辛くないか?」
以前よりも強い締め付けに、清隆は心配するようにそう聞きながら真之介の頭を静かに撫でた。
それに対して真之介はゆっくりと目を開け、滲む視界で清隆の姿を捉える。
「はっ……あ、平気……うぁ、そこ……」
「ここか?」
「んあっ……ん、すごい……いい」
一番、気持ちのいいところをグッと清隆に突き上げられ、真之介は甘い声と痛みのせいではない涙を零す。
「キヨ……あっ、もう……ああっ」
真之介が縋るように強く清隆の身体へと抱きつくと、清隆もそれに応えるかのように真之介の身体を抱き締め返して、さらに激しく突き上げる。
「んっ……すごい締め付け……真、このまま……ええか?」
荒い呼吸の合間に熱い吐息とともに耳元で囁かれ、真之介は身体を震わせながら何度も頷く。真之介も限界が近い。
「あっ、もう……俺も、イく……んあぁ」
「くっ……真……真!」
「はぁ……あ、ああっ!」
真之介は頭の中が真っ白になった瞬間、自分自身を解放し、清隆もイッたのを感じた。
「はぁ……ぁ……あつ……」
中に注ぎ込まれる熱いものを感じながら真之介が荒く呼吸を繰り返していると、清隆が覆いかぶさるように真之介へとキスをしてくる。
「……んっ、あ……お前、もう……?」
今、イッたばかりだというのに、また自分の中でその存在感を増す清隆自身に真之介は困惑の声を漏らす。
そんな真之介に、清隆は拗ねたように口を尖らすと言った。
「一ヶ月もお預け状態なとこに、真の可愛い姿見せられて我慢出来る方がおかしいやろ」
「お前……その趣味の悪さ、いい加減なんとか……ふあぁ!」
真之介の言葉は、清隆から深く突き上げられ、遮られてしまった。
だいたい、今までの人生の中で自分のことを『可愛い』なんて言う物好きは清隆以外にいない。どこをどう見たら可愛いなんて言えるのだろうか?
だが、そんな真之介の疑問は答えが出ないまま、清隆に激しく求められているうちにどこかへ消え去ってしまっていた。
そう言って清隆が唇を離したころには、真之介の身体は完全にスイッチが入れられていて熱く火照っていた。
こうなってしまうと、もう清隆からの愛撫を止めることなんて出来なくなってしまい、真之介は身体の向きを変えて自分から清隆へと抱きつくと、そのままキスを仕掛けていった。
「んうっ……ん……ぁっ……」
「……ん、真ちゃんも、その気になってきたみたいやな」
わざとからかうような清隆の言い方に、真之介はムッとしながら清隆を睨み返した。
だが、キスに夢中になっていた後では対して迫力もなかったようで、清隆は全く気にした様子も見せずに真之介に軽いキスをする。
「目が潤んで、めっちゃ可愛い」
「なっ!」
不本意な褒め言葉に真之介が反論しようとすると、強引に腕を引かれてベッドまで連れて行かれた。
そして、ベッドの上へと押し倒されて、また唇をキスで塞がれる。
「久しぶりの真の唇……気持ちええな」
「アホなこと……んっ、言うな」
キスの合間にそう言い返すと、まるで仕返しかのように清隆の手がシャツの裾から滑り込み、胸元を撫でてきた。
それでも、ちゃんと触れてきたのは最初だけで、後は肝心な場所をわざと外すかのように指を滑らす。
「キヨ……あっ、焦らすな……」
真之介の胸の突起はすでに触って欲しそうに硬く主張しているのに、清隆は優しいタッチで周りを撫でるだけなのがもどかしい。
さらには真之介の耳元へと唇を寄せ、そのまま甘噛みする。
「んあっ、ダメ……んっ」
「相変わらず、耳が弱いんやな……真、どうされたい? このままでええんか?」
言いながら清隆は耳と胸を愛撫し続けるが、やっぱり軽く触れる程度で真之介の望むような刺激は与えられない。
きっと、真之介が素直に言えば清隆は応えてくれるだろうが、このまま清隆の思い通りに流されるのはなんだか悔しい。
そう思った真之介は、清隆の言葉を無視して右手を自分自身へと伸ばそうとした。
すると、あと少しという所で清隆にその腕を掴まれてしまう。
「あっ、いやや……放せよ!」
「こら、何勝手に自分で触ろうとしてんねん?」
無意識で暴れてしまった身体を清隆に強い力で抑え込まれ、このまま清隆の望む言葉を言わない限りいつまでも決定的な刺激が与えられないことに真之介は気づいた。
自分で触ることも許されず、緩い愛撫で煽られるだけの今の状態はまるで拷問のようだ。
唯一の逃げ道さえも清隆に奪われ、真之介の感情の制御も限界だった。
「もう……いやや……」
呟いた自分の声が完全に涙声になっているのがわかった真之介は、泣いている顔を見られたくなくて腕で自分の顔を隠した。
「……真?」
それでも、清隆にも真之介の変化がわかったのか名前を呼ぶ声がさっきより優しくなる。
でも、逆にそれが真之介の感情を塞き止めていた最後の壁を崩壊させた。
「……せっかく、久しぶりに会えたのに……なんで、こんな……」
確かに自分も素直ではなかったかもしれない。
恥ずかしさを誤魔化すために素っ気ない態度ばかりとっていたが、それでも本音を言ってしまえば真之介は清隆が会いに来てくれたことが嬉しかった。
清隆に直に触れ、生の声を聞いて、久しぶりに和やかな恋人の時間が過ごせると心のどこかで期待していたのに……。
「ごめん、真。苛めすぎた」
嗚咽を堪えながら泣いている真之介の頭をギュッと抱き締め清隆が謝った。
「一ヶ月ぶりに会えた恋人を泣かすなんて……俺って、最低やな」
そう言いながら清隆は真之介の頭に乗せた顎で、グリグリと押してくる。
だが、それは決して強いものではなく、どちらかというとじゃれて擦り寄っているといった感じだ。
さっきまでと違う清隆の動きに、だんだんと真之介も落ち着きを取り戻してきた。
完全に真之介の涙が止まったころを見計らって、清隆は優しく真之介の腕を取ると顔の上から退かしてしまう。
今、顔を見られたら泣いていたのがバレてしまうが、真之介は抵抗せずに清隆に身体を預けた。
すると、隠すものがなくなった真之介の顔を覗き込んだ清隆がその目元へと唇を寄せる。
「目、少し赤くなってる」
「ん……」
そっと触れてくる清隆の唇がくすぐったくて真之介が身体を少し捩ると、清隆に両肩を抑えられ真正面から見つめられた。
「どうせ泣くなら、違う涙で……な?」
そんな言葉と同時に真之介は、清隆のキスで唇を塞がれた。
◆ ◆ ◆
「あっ、あ……キヨ、もう……やだって……」
荒い呼吸の合間にそう訴える真之介の瞳からは大粒の涙が零れている。
あの後、清隆はそれまで焦らしていたお詫びのつもりなのか、真之介の服を一気に脱がすとその身体の隅々にまで濃厚な愛撫を繰り返した。
唇は常にどこかしらへとキスをして、手はさっきまで放置され続けていた胸や真之介自身を刺激して、焦らすことなく何度も真之介を追い上げた。
「何で? 気持ちええやろ」
言いながら下から真之介を見上げた清隆は真之介自身から口を離してそう言った。
「でも……んあ、何回目……やと」
真之介の言葉を最後まで聞かずに、また清隆の口腔内へと真之介自身が包み込まれ、真之介は大きく身体を震わせる。
「焦らすな……んぅ、って……何回、言わすねん」
その真之介の言葉に、清隆が少し驚いたように顔をあげた。
確かにさっきと違って真之介の感じるままに欲を解放させてもらえているが、真之介は清隆に触られ一人でイキたいわけではない。
それに、清隆だってただ真之介に触れるだけで満足するわけはないはずだ。
だったら、早く清隆と繋がり、二人で気持ちよくなりたい。
「ええんか?」
「どうせ……あっ、触って終わりな、わけないやろ? はぁ、だったら……早く……んぁ」
「じゃあ、今、ローション……」
そう言ってベッドから離れようとした清隆を真之介は抱き寄せて阻止する。
「そんなん、いいから」
散々、弄られた真之介の身体はすでに余計な力を入れるだけの余裕もない。これ以上、前戯に時間をかけられたら、それこそ体力の限界だ。
「ゴムもないけど……」
「いい!」
恥ずかしいので清隆に抱きついて顔を隠しながら真之介は怒鳴った。
いつもだったら、真之介が拒んでも生で挿入しようとする清隆が、こんな時だけやたらと慎重なのがもどかしい。
すると、しばらく迷っていた清隆がボソッと呟いた。
「まあ、試すのは今度でいいか」
「なに?」
清隆の呟きが聞き取れなかった真之介が聞き返すと、清隆は真之介の頭を撫でながら笑顔で答える。
「何でもない。今日の真は積極的で可愛いから、俺ももう限界や」
「俺は可愛くなんて……んうっ!」
自分では理解できない清隆の好みに真之介が反論しようとしたが、それを聞かずに一気に清隆が奥まで入ってきて、真之介の言葉は途絶えた。
「あっ……あ、んあっ……あっ」
「真……久しぶりやからな。辛くないか?」
以前よりも強い締め付けに、清隆は心配するようにそう聞きながら真之介の頭を静かに撫でた。
それに対して真之介はゆっくりと目を開け、滲む視界で清隆の姿を捉える。
「はっ……あ、平気……うぁ、そこ……」
「ここか?」
「んあっ……ん、すごい……いい」
一番、気持ちのいいところをグッと清隆に突き上げられ、真之介は甘い声と痛みのせいではない涙を零す。
「キヨ……あっ、もう……ああっ」
真之介が縋るように強く清隆の身体へと抱きつくと、清隆もそれに応えるかのように真之介の身体を抱き締め返して、さらに激しく突き上げる。
「んっ……すごい締め付け……真、このまま……ええか?」
荒い呼吸の合間に熱い吐息とともに耳元で囁かれ、真之介は身体を震わせながら何度も頷く。真之介も限界が近い。
「あっ、もう……俺も、イく……んあぁ」
「くっ……真……真!」
「はぁ……あ、ああっ!」
真之介は頭の中が真っ白になった瞬間、自分自身を解放し、清隆もイッたのを感じた。
「はぁ……ぁ……あつ……」
中に注ぎ込まれる熱いものを感じながら真之介が荒く呼吸を繰り返していると、清隆が覆いかぶさるように真之介へとキスをしてくる。
「……んっ、あ……お前、もう……?」
今、イッたばかりだというのに、また自分の中でその存在感を増す清隆自身に真之介は困惑の声を漏らす。
そんな真之介に、清隆は拗ねたように口を尖らすと言った。
「一ヶ月もお預け状態なとこに、真の可愛い姿見せられて我慢出来る方がおかしいやろ」
「お前……その趣味の悪さ、いい加減なんとか……ふあぁ!」
真之介の言葉は、清隆から深く突き上げられ、遮られてしまった。
だいたい、今までの人生の中で自分のことを『可愛い』なんて言う物好きは清隆以外にいない。どこをどう見たら可愛いなんて言えるのだろうか?
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