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ブライダルハネムーン
ブライダルハネムーン 4―3 ※
しおりを挟む無自覚に私を煽る伊織を、所謂“駅弁”と呼ばれる状態で浴室へ連れて行く。これは、私の欲望のみが理由ではないぞ?伊織の願いでもあるのだ。
“抜かないで・ベッドで抜いちゃだめ、えっちなのが漏れちゃう・お風呂に”
これを叶えるには、抜かずに移動できる駅弁にするより他にないであろう?・・・ああ、これを云った時の伊織は・・・素晴らしく可愛らしかった・・・!!
「・・あぁっ・んっ!!・・やぁ・・いるふぁんっ・・おっきくしちゃ・・だめっ・・」
・・・っと、先程の事を思い返したら己が更に滾ってしまった。すまぬ、伊織。
あのように甘えられて、それもこれほどの色香と愛らしさを見せられて、平静では居られぬだろう?
・・・しかし、伊織のナカも蕾も悦んでる様ではないか。こんなに甘く、抱き付くように絡み付いて、きゅむきゅむと締め付けて。これは・・・もっと、という事か・・?
そのように頭の中を幸せに染めながら、浴室に着きそのまま浴槽の縁に伊織を抱いて腰かける。
揺らさぬ様にと努めたのだが、また伊織を刺激してしまった様だ。
・・・ナカの絡むうねりが堪らぬ程に気持ち善すぎて、腰を突き上げぬように自制するだけで、私は自分を誉めてやりたいくらいだ。
浴室に着く少しの間に、また極めた伊織は、足を私の体幹に絡ませておくのがやっと、という様子で何とか腕で私に抱き付いていると云った状態だ。
もっとこの熱い伊織に、繋がりを別たずに留まりたいという欲望を押さえつけ、私を抜こうと、息も絶え絶えの伊織を少し持ち上げた時だ。
「・・・あっん・・・いるふぁん・・こんなに、おっきい・・・シたらっ・・・俺の、ナカっ・・イルファンの、おちんちんの形に・・なっちゃうっ・・・」
「・・・っぅ!!・・伊織っ・・」
何と云う事だ・・・伊織はどれ程に可愛らしく・・私を煽るのだ!
そうなるならば、もっとナカを愛し尽くし、私の陰茎の形にしてしまいたい。そうなれば、心も躰も完全に一対になれるものを。
それにしても、私だけを覚えた蕾と・・・私の形になった伊織のナカ・・・いかん、これ以上に滾らせては・・・しかし、堪らない。
いや・・・それでも、堪えねばならぬ。伊織は、“もうダメ”と云っているのだ。
“もっとシテ”と云っているのではないっ・・!
私は、血を吐く様な辛さを堪え、今出来る最大の優しい動作で、去りがたい伊織のナカから屹立を引き腰を離した。
・・・あれ程に伊織を愛で、ナカに子種を注いだと云うのに・・・自身のモノの嵩と質量に我ながら呆れる程だ。
これが、彼のあの小さな蕾と狭いナカに挿入するとは。ああ、健気に綻んだ蕾を、今すぐに愛でたい。
「~~~っっ!!・・・あぁっ・・いるふぁんのっ・・もれちゃう・・いっぱい・・おもらししちゃうっ・・みちゃ・・だめっ・・」
私の屹立を抜いた伊織の蕾から、少し離れた私の屹立の先端に、繋がりを解きたくないと云うかの様に、私が注いだ子種がトロリ滴り落ち、白い糸で繋がる。
そのままトロトロと、浴室のタイルに白濁としたモノが滴り落ちるその光景は、伊織のナカから失われる子種が惜しいような・・・また、伊織のナカに注ぐ事が出来ると歓喜する様な・・・そのあまりの淫らな光景に、更に愛欲を煽られる・・・何とも云えぬ、これは絶景と云えるだろうな。
私が、その様子に目を奪われていると、私の腕にしがみつく伊織は、また私を無自覚に可愛らしく煽る。
「・・・やっ・・おれの・・えっちな、おしりっ・・お漏らし・・みちゃ、ダメっ・・・ねっ・・?」
「ぅ・・くっ・・・可愛い・・可愛い可愛らしいっ・・っは、くっ・・抑えきれぬ・・・では、見ない代わりに・・・もっと“えっちなおしり”にしてしまおうか・・・」
・・・すまない、伊織。これ以上、私は堪える事が出来ぬ。溺れる程に、愛するから・・・どうか、赦せ。私の全てを受け入れて欲しい。
「“お漏らし”も止まるぞ・・・?花芯からの蜜は・・・止められぬが、な」
ーーーこの後、浴室で・・・私の想いの丈の全てを受け止めてくれた伊織は、途中で飛んでしまった。
その快楽に乱れ切った伊織は・・・
“いるふぁんの・・おちんちんっ、おっきくて・・かたくて、スゴいのっ”とか。
“えっちなおしりに、おくまで・・・かたくておっきいの、ぐりぐりっ・・て・・ぁんっ・・ぬかないで・・・”とか。
“もっと・・あっつい、あかちゃん、の、たね・・いっぱい”とか・・・
“おれの・・おちんちんと・・おっぱい、もっとかわいがって・・”とかっ・・・
“・・あっ・・・なんか・・でちゃ・・・うっ・・”とか。
“・・・はらませて・・・?”とか・・・!!
私とて、我慢も忍耐も理性であろうが限界があるのだ。
あのように囁かれて、自制出来るか?!
出来るとするならば、聖人か不能かだろう。断言する・・・無理だ。
明日の朝・・・どのような可愛らしい小言も、愛らしく恥ずかしがって拗ねる伊織も、“シすぎっ・・イルファンの、えっちっ!”と言う、可愛らしい文句も甘んじて受けると誓う。
・・・だから、今は伊織に甘え溺れる私を赦せ。
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