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第2話
しおりを挟む今日も店は開店する。
ドアを開けば純粋な笑顔を浮かべる少女が出迎えてくれる。
さぁ。
今日も悩みを抱えた客がやって来るだろう。
おや?
悩める客がやって来た。
「いらっしゃいませ!」
サーシャは元気よく迎える。
この国ではもう見られないであろう笑顔を惜しげもなく向けて。
「ご要件は何でしょう?」
「死体処理を・・・お願いしたくて・・・」
客はぼそりぼそりと言う。
大体この店に来る客はこんな感じだ。
「分かりました。では店長を呼びますので少々お待ちを。あ、そこに座っていて結構ですよ。と言うか座って待っててください。」
サーシャはニコニコと笑っていう。
客が座ってくれたことを確認すると、奥に引っ込んで淡々と事務作業をこなしているであろう店長を呼びに行く。
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